確かにイタリアのセリエAが日本で人気があるのは嬉しいことだ。 日本では、ワールドカップで日本以外の応援はイタリアと言うのも、イタリア在住者のグイドにとって楽しい話だ。 日本でも多分、ドイツのワールドカップの話題や、テレビのCMでも扱っているだろう。 サッカーと言うスポーツ(を観ること)が生活の一部になっているイタリアでは、男性でサッカーに興味がない、というと「変わった人」と言うくらいの国だからこそ、ネコも杓子も「イタリアチームを応援しよう」と言う触書があるだけで売れるようだ。 お気に入りのディスカウントショップに行くと、イタリア応援グッズが山積みされていた。 グイドは天邪鬼なのか、あまりにもみんなが囃し立てるのを見るとかえって冷めてしまう。 それによって各社のビジネスに利用されているかと思うと、たとえイタリアでノリノリなことでも、そんな時本でも読んで、知的に過ごしたくなる。 あるいは、太陽と海をもとめて「dolce far niente」( 何もしない喜び)を味わって見る。 それからクールにワールドカップを楽しむ。