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  昨日の「オタク展示会 」は、なかなかよかった。場所は、あのアルファロメオの自動車会社や博物館で有名な町、アレーゼ。展示場になった場所の周りには民家もなく、近くに建物があると言っても距離があり、そこにイタリア人の「マンガオタク」が集まり、まるでユートピア、理想郷を想像したように、ホッとさせるところでもあった。  日伊協会としてTOZAIを出展させたグイド以外は、マンガや、そのグッズのコレクターあるいは、それ関係のショップを持つ人の販売が大部分だが、TOZAIがらみの漫画家で、日本人名TOSHIO KANJOを名乗るルカ・カンジャーノの作品TRAX-ONEと、その他の漫画家の卵もそれぞれの作品を、これらは野外テントで出展させ、メインホールでは、アニメの主題歌のカラオケが続き、バールが飲み物、ランチとフルに機能していた。 スタートと同時に、いきなりのコスプレ軍団が現れ、やがてその集団はさらに増え続けた。 翌日の今日、別のサイトにアップさせるので、アクセスすれば見られるようだが、日本で行なわれたコスプレコンクール世界チャンピオンレベルの人たちもいた。 イタリア人漫画家人口は少なく、だからこそ日本のマンガ熱は世界的でもあるのだが、もともとマンガのキャラクターとは、西洋人系の顔やスタイルだから、イタリア人なら、実際にアニメから飛び出したようにスゴイコスプレをやってくれる。 イタリア人オタクがコスプレ文化をつくり、ここで日本を吸収し、ミラノの土壌で、新しい文化を生むのだ。 東京なら「渋谷系」や「アキバ系」がいるが、ミラノのコスプレ集団は、なんと呼ばれているのかしらないが、ぜひ独自の文化を生んで日本にも紹介してほしい。その逆輸入される文化を、また日本が新しいものに作り変えるなら、こんな楽しい世界はない。

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