ビル・ゲイツ似のマルコが、日本関係の話題を扱った雑誌をくれた。 KOENZOやVALENTINOは、着物の生地を使ったコスチュームを日本的アイテムを使っての作品を発表してるし、フードとしては、やはり寿司や、寿司的なヒュージョン料理が話題だ。 画家であり、ミラノ滞在の達人Kさんは、イタリアのファッションを日本に紹介しているだけではなく、その逆とも言える、畳やフトンと言った「和」をイタリアに紹介することにも積極的で、ヨーガや東洋療法にも関わっている多才な日本人男性。 こういう人が増えれば日本男性のへのイメージも変わるのだが・・・。 グイドは彼を事務所に呼び、3月3日に行なったKIMONOSHOWでプレゼンした着物をセレクトしてくれた。 セレクトなどまったくされていないところを、ハギレとして作り変えるもの。インテリア用などにわけてくれ、それが終わればすぐに次のアポのために去ってしまった。 カッコいい。彼は共存共栄をモットーとし、いいエネルギーで充満している。 こういう人とビジネスがしたいと思うわけだ。 冒頭で書いた雑誌でわかるとおり「和」が高く評価されているが、一般の日本人は、「洋=カッコいい」と言う先入観があり、複雑な気持ちのようだ。 とは言っても、すべてを「和」で包むのではなく、考えられる限りの存在する素材をすべて知ってから「和」を再発見するかのように使いこなすのだ。 空が晴れ渡り、自宅から近い待ちのプールに通い始める。 車でサッと行けば乗馬クラブを明日見学できる。 プールや海に行くために、筋肉をつけておきたい。 乗馬により馬と言う動物の貴族的スピリッツを自分の血と肉に取り入れたい。 シャンティの店には、装飾用日本刀があり、それを一振りした瞬間サムライの血が沸いた。 ミラノに本拠地を置いたことで、イタリアのデザイナーたちの影響はあちらこちらで見られる。 それはあくまでヒントとして、自分をデザインするのは自分自身だ。 イタリア人で特にミラネーゼは、カッコいいものは断然評価する。と言っても、生まれつきのものであるブロンズヘヤーであるとか、青い目であるとか、また背が高いとか言う類のものではない。 このような要素は確かに有利だが、その要素を無駄にしたのでは評価の対象にはされない。 日本人であるということも一つの要素であり、それを活かせるなら、ミラノでは必ず評価される。 ミラノで評価されたものは、どこに出しても間違いはない。 それぞれの人が自身の個性をよく知り、それを活かしてのセルフデザイン、ライフデザインして見よう。 どういう人と付き合うかという事だって「デザイン」なのだ。 それは、より幸せに生きるための鍵だからだ。 あなたの周りにそういう人が増えれば、世界は認めるだろう。