女の子が幼少の頃に見るディズニーアニメ映画って、将来そのコがオンナになっても影響力があると思う。その代表「白雪姫」と「シンデレラ」は、ドイツのグリム兄弟の作品で、ドイツには森が多く、しかも天候も悪く、空想することで、お伽話も多くつくられたのだろう。 心理学的に興味深い「不思議の国のアリス」は、イギリス人ルイス・キャロルの作品で、やはり天気の悪い地方で出来ている。 日本もお伽話が多い国だ。 「白雪姫」「シンデレラ」が、女の子に人気があるのは、「美しい女性」でありたいことと、格好いい「王子様」との「恋」があることだろう。 その女の子たちが成長するうちに、現実を見る度に、これらのお伽話を否定はするものの、潜在的な願望として「憧れ」として残っているはずだ。 映画「プリティーウーマン」は、役割が「娼婦」と型破りだが、一つのお伽話だ。 グイドが旅に出発した頃、旅に関する本を買い込んだ。その中に「エーゲ海で恋の修行」とか言う本もあった。 著者である日本人女性が、ギリシアとトルコに滞在して、いろんな男性に出会うが、結局恋愛にまで発展しない。 しかし、旅への夢を与えてくれる本だった。 女性なら恋を夢に描くもので、日常の生活に疲れたら、日本を飛び出して、他の国へ行ってみたいと思うものだ。 それはごく個人的なことであるため、その旅で恋に出会うかどうかとか、その国の現地の人との恋か、まったく別の国の人か、同じ日本人同士かは、成り行き次第というもの。 一人旅ならなおさら「初志貫徹」なんてぜんぜん面白くない。