またまたグイドがやってくれた。3月3日のKIMONO SHOWに続いて、「SERATA DEL SUSHI」(寿司の夕べ。スシイブニングというところか。)を昨日主催、進行した。約50人の満員。朝10時から道具を車に詰め込み、スシメシや魚をおろしたりは、あのShantiloungeの協力によるもの。ミラノの事務所に着いたのが、すでに5時ごろ!!  超スピードアップ。電話も取れない目が回る忙しさ。もう引越し状態の荷物の搬入。6時、Centro del Benessereに滑り込む。協力者の日本女性エミさんが、もう待っていた。荷物はまだまだある。エミさん、グイドノ車に乗り、荷物の積み込みを助けてくれ、7時開催時刻、用意は山ほどある。やばい、お茶でも出そう。お湯が沸かない。みんな待っている。汗だくだく、30分遅れのスタート。寿司や日本料理についての説明、5つのテーブルに数人が囲んで、寿司セット(魚などの具、寿司メシ、わさび)を配って、見本を見せ、みんなはそれを真似する。握りずしから巻きずしになると、楽しくなってきたのか盛り上がっている。グイドがどんどん魚を切っていると数人の参加者がカメラを持って一斉にフラッシュをたく。「まるでスターですね」というエミさんの言葉に「ジョージクルーニー並みのネ。No sushi no party(イタリアでやっているジョージ・クルーニーのCMで、No Martini, no partyというところのパロディー)」に、ウケる。   これで、「すし・日本料理教室」がスタートする。グイドは考える。ここ10年のうちに、日本の寿司はイタリアの市民権を獲得した。もう寿司を食べられるところはいたるところにある。これからは、家庭やパーティーの場所で、寿司がもてはやされ、やがて定着するだろう。家庭で寿司が作れる「寿司セット」のようなものが売られている時代に入ったにもかかわらず、その正しい食べ方も知らないのが現状。少なくとも月に一度は、イタリアの家庭のどこでも握りずしは別として、ちらしや巻きずしを食べる時代をつくるぞ! その家庭には、TOZAIで講習を受けた「終了証書」がキッチンの壁に飾られることになる。もちろん寿司を作る人はTOZAI Tシャツを着ているだろう。