カプチーノ

  日本でもクリスマスは、すごいビジネスにされている。イタリアでは、プレゼペ(あるいは、プレゼピオ。キリスト誕生の家畜小屋と人物の人形を家の中や町の中、教会などで飾る)が、伝統的な祝い方だと言っても、もともと冬至の祭りで、「太陽が生まれる」という暦でのお祝いを、イエス様のお生まれになった日という一番有難い日に定められた。


  冷静に考えても、イタリアの家族だけで祝い、5人家族だとして、一人が他の家族のメンバーにそれぞれプレゼントを買うと、一家で、すでに20個のプレゼントが購入されている。

  イタリアの人口がだいたいにして5千万人だとしても、一人が平均4人からプレゼントを受け取ると、2億個のプレゼントがイタリアで購入されていることになる。それから一家でお祝いするしても、その食費は、普段よりも多くなる。それから、家にはたくさんの飾り付けがされる。それから、その飾りが電気で光ったりすると、電力の消費もバカにはならない。


  もしも、クリスマスがなかったら、これだけの消費はしないだろう。しかし、もしもクリスマスがなかったら、世の中は寂しく、子供たちは、サンタのおじさんが来るという大人たちの嘘で夢を見ることもなく、世の中は悪くなる。結局、無駄なことではなく「必要無駄」なのかもしれない。


  こんなことを書いたことで、信心深い人から「けしからん」と思われているかもしれないが、グイドは子供の頃から不思議に思っていたマセたガキだったので、ブログの場を借りて、独り言も言わせてほしい。