ご覧頂きありがとうございます。

今回もストック放出です。

お目汚しですが、お時間の許す限りお付き合い頂ければと思います。

 

 

 

*********

 

 

 

 

私のマイパーラーは某地域密着型店1店舗

某地方チェーン店2店舗

パチスロ全店舗5.6枚交換

 

 

皆様、毎度ありがとうございます、ビタでございます。

 

 

 

とにかくヒキを強くしたいんです。

 

あっ、イヤ。

「ヒキを強くする」には少し語弊があります。

「ヒキが強いトキに打ちたい」ですね。

 

皆様もそうだとは思いますが、ヒキが強いトキとそうでないトキがありますよね。

ヒキが強いトキに打ちに行けば高確率で勝つコトが出来るでしょう。

 

では、その「ヒキが強いトキ」はどのように見極めるか。

残念ながらその術はありません。

 

現在の私は、いわゆるヒキが弱いトキ。

 

そう……

ヒキが弱いトキだから勝てないのです。

決して実力ではありません。

と、願いたい……

 

ヒキが弱いトキと分かっていながら打ちに行くほど私はリッチメンではありません。

現在の私の主戦場は20スロなのですから。

 

打ちに行っていないとなれば、ネタが無いから書けないワケです。

 

でもですね。

ナニか書きたいんですよ。

もぉ、依存症と言っても良いぐらい。

でも、書けない。

 

毎度のパターンでこんな時は昔話でも、と思うもソレも思い出せない。

 

ならば、以前に書いた私の創作話でも、と思い少し考えるも上手くまとめられず。

でも、とりあえず書いてみました。

 

「書いているウチになんとかならないかなぁ~」と。

THE見切り発車。

 

そんなワケで、今回は『パチスロ昔話フィクションVer. Part2』と題しまして私が創作したオハナシです。

 

お目汚しですが、おヒマなトキにでもご覧頂ければと思います。

 

※注)
登場する人物・機種・店・攻略法・その他諸々。
一部を除いて私の創作となっていますので実在はしませんし、事実とは異なる部分も多々あります。

ですので、悪しからずご了承下さい。

 

 

 

***************

 

 

 

トキは4号機が盛り上がりを見せてきた頃。

 

4号機と言えば後に「何でもアリだった時代」とまで謳われた時代。

3→4号機へと移り変わり、様々な機能が搭載可能となりました。

 

最初に目についたのがAタイプでの期待値方式の採用(3号機にも一部ありましたが4号機から主流へ)。

コレによりBIG中の技術介入が可能に。

JACゲーム数の増加も手伝い、1BIGでの獲得枚数が増えるコトになりました。

 

そして、特定条件下での1リール無制御。

CT機です。

 

次にボーナスの貯金(ストック)が可能となりました。

その為、意図的なボーナスの連チャンを仕込むコトも可能に。

 

後はサブ基盤によるボーナス以外でのメダル増。

AT機ですね。

 

等々。

あらゆる画期的な機能が搭載可能となりました。

 

しかし、4号機から搭載可能となった、忘れてはいけない最も画期的な機能は他にあります。

画期的と言うよりか革新的な。

その機能は、現在では当然の様に搭載されています。

 

ソレはオートリセット機能。

 

リセットといっても設定変更ではありません。

 

3号機まではBIGが終了すると遊技が出来なくなっていたんです。

恐らく打ち止めの機能だと思います。

 

打ち止めの台を再度遊技するには店員によるリセットが必要でした。

台を開けてリセットボタンを押したり、キーを回してリセットしていたんですね。

 

0号機から始まったパチスロですが、当初は1回交換が主流だったんです。

店員が交換を確認する意味でも、店員の手によるリセットは必要な機能だったのでしょう。

 

しかし、時代が進むにつれパチスロでの1回交換は廃れていきました。

ナゼなら。

 

パチスロを遊技するにあたってのミニマムベットは当初から1,000円。

対する玉(パチンコ)のミニマムベットは100円。

その差10倍。

 

さらに、玉(パチンコ)の打ち止め数量は店によって様々(と、言っても組合の申し合わせにより近隣店に合わせていたケースがほとんど)。

スロットの場合の打ち止めは一定数(厳密にはREGのカラミがありますので違います)。

 

ミニマムベットは10倍かかり、回収もスロットの方が少ないとなれば誰もスロットを打たなくなってしまいます。

その対抗措置として、スロットは打ち止めナシの無制限が主流となったワケです。

 

しかし、無制限が主流に変わっても台の機能までは変えられません。

恐らくですが、パチスロ機を認可するにあたっての必須機能だったのでしょう。

3号機以前の発売される機種には必ず搭載されていました。

 

無制限が主流になっても、お店のスタッフの負担は変わりません。

まずはその負担軽減の為。

 

次に、パチスロは無制限と全国的に認知されたのですからそもそも不要な機能。

3→4号機への変更と同時に不要な機能は無くなってしまいました。

 

コレ、本当に革新的だったんです。

ソレまではBIG終了毎に店員を呼んでリセットしてもらわなければなりませんでしたからね。

 

呼んでスグに店員が来れば良いのですが、そうでないケースももちろんあります。

むしろスグこないケースの方が多いぐらい。

忙しそうな店員の姿を見ていると「しょーがないか…」とため息をついたモノです。

 

 

 

ハナシを戻しまして。

 

そんな中、某老舗メーカーが新機種を発表しました。

機種名は『Spring No.1』

BタイプのCT機です。

 

当時、爆発的人気を博していた機種は初代『ウルトラマン俱楽部』と言うCT機。

人気の理由は、ゲーム性もさるコトながら設定6のスペック。

 

そのスペックは、パチスロに初めて『万枚』と言う概念を齎したモノでした(ウ●モノ除く)。

まさにエクストラと呼ぶにふさわしいスペックだったのです。

 

『Spring No.1』のスペックは、ボーナス確率ダケを見ると一般的なCT機よりはかなり辛目。

CT込みでもその設定6のスペックは、お世辞にもエクストラとは呼べません。

が、CTの抽選方法は一般的な“ソレ”とは一線を画していました。

 

私の記憶が曖昧で、恐らく正しくはないかもですが、一般的なCTの抽選は「CT付のBIG」に当選すればBIG終了後にCTが発動。

もしくは、BIG終了後にCT抽選だった様な気がします。

 

イメージとしては、前者のCT抽選方式が初代『ウルトラマン俱楽部』で、後者が初代『アステカ』です(間違いかもですので、あくまでもイメージです)。

 

『Spring No.1』のCT抽選はボーナスとは完全に独立したモノ。

ボーナス同様、通常時にCT抽選を行っています。

つまり、通常時から突然CTが始まるのです。

 

しかし、導入当初一部ユーザーからこんな声が。

「CTに全く入らない」と。

 

その反面。

「一度入ればCT入りまくり」との声も。

 

解析情報が出回っていない中では様々な憶測が飛び交いました。

中でも有力だったのがウ●モノ説。

しかし、その説はスグに否定的な意見が多くなりました。

 

4号機初期にこそウ●モノは存在しましたが、CT機が発売される頃にはウ●モノの存在は影を潜めるコトに。

3号機と同じ轍は踏まないと、お上を筆頭に業界全体がウ●モノを撲滅しようと働き掛けていたからです。

 

今も昔もユーザーが求めるのは高射幸。

ですので、本来パーラー側は表立っては言えないものの、ウ●モノの撲滅は反対の立場のハズです。

にも関わらずこの時期、パーラーを含めた業界全体が撲滅の方向に向かっていました。

 

ナゼならウ●モノの必要性がなくなったから。

ノーマル(正規基盤)でもエクストラ設定により大量のメダルが得られる様になったからです。

 

そのような理由で『Spring No.1』のウ●モノ説は否定されるコトとなりました。

 

 

先述した様に『Spring No.1』の設定6はとてもエクストラとは言えないモノ。

徐々に客足が遠のいていきました。

しかし、とある解析の開示に客足が戻るコトとなったのです。

 

その解析とは、「CT抽選はモード方式」と「モード移行抽選タイミング」です。

CTは現在の滞在モードを参照し抽選を行っているとのコトでした。

 

以下そのモードとCT当選確率です。

 

● モード0 : CT当選確率1/8

● モード1 : CT当選確率1/235

● モード2 : CT当選確率1/512

● モード3 : CT当選確率1/1280

※)全設定共通 CT抽選は通常時のみ(CT中は未抽選)

 

モード0は天国モード。

モード1は通常モード。

モード2は低確率モード。

モード3は地獄モードってな塩梅です。

 

CT終了条件は。

 

1.ボーナス当選

2.純増201枚以上

3.150G消化

 

と、まぁ、当時のCTとしては一般的。

なのですが。

 

『Spring No.1』のCT中の技術介入は一般的なソレとは違いました。

 

まず、一般的なCT中の技術介入は以下の通り。

 

1.いかに早くCT MAXに到達させるか

2.MAXに到達すれば現状維持

3.2.を行いつつ150G消化中にボーナスを待つ

4.CT最終Gは小役を獲る

 

てなカンジです。

 

『Spring No.1』でのCT中の技術介入の違いは2.と3.の項目。

 

「現状維持はせずに速やかにMAX以上獲得しパンクさせる」です。

その理由はモード0にありました。

 

モード0滞在中はCT天国モード。

高確率でCT抽選を行っていますので、ボーナスを引くまでにいかに多くCTに当選させるかがカギ。

 

ボーナスに当選すると、モード移行抽選を行ってしまいます。

そのため、パンクによりCTを早く終わらせ、新たな次のCTに当選させた方がメダルは増えるからですね。

 

よって、天国モードを夢見たお客が、『Spring No.1』を狙う様になったのです。

 

が、問題はモード0滞在中かどうか。

モード0以外だと通常のCTの技術介入を行った方が良いのです。

 

ですので、CTに当選するとまずは一般的な技術介入。

CTが連チャンすれば『Spring No.1』独自の技術介入を行うと言う方法が広まりました。

 

そして、広まったのは上記方法のみではありません。

朝イチから狙うお客が増えたのです。

 

その理由は、「モード移行抽選タイミング」の解析情報が開示されたから。

モード移行抽選タイミングは以下の通り。

 

 

● モード移行抽選タイミング : リセット時

 

 

リセットモーニング狙いですね。

 

メインはBIG終了後のオートリセット時にCTのモード移行抽選を行うのですが、設定変更(リセット)時にもCTのモード移行抽選を行います(リセット=BIG終了状態となる為)。

よってイベント時等には、まずは『Spring No.1』から席が埋まる光景が多く見られる様になりました。

 

しかし、そんな光景が見られる様になった反動からか、ユーザーからは次の様な声が挙げられる様に。

 

朝イチ御用達台

 

と。

 

一度その様なレッテルが貼られると、朝イチ以外はお客が付かない様になりました。

加えて、解析の開示が進むにつれさらにお客が離れる現象が。

 

その解析情報の開示とはモード移行率。

モード移行率は以下の通り。

 

● モード0 : 5%

● モード1 : 75%

● モード2 : 12%

● モード3 : 8%

 

 

ほぼ、通常モードに滞在し、BIG20回に1回は天国モードへ移行する計算ですね。

そして、BIG12.5回に1回は地獄モードへ移行する計算です。

地獄モードからの移行先は天国モードが若干優遇されると言う仕様でした。

 

ボーナスのみならず、CTも辛すぎるのでは?と言うのがユーザーの印象。

 

「CTが連チャンする」と言う目の付け所は悪くなかったのですが、時代ではなかったのでしょう。

徐々に朝イチから座るお客も目にしなくなりました。

 

某老舗メーカーから発売されたものの、そのスペックも相まって不遇の機種の仲間入りとなってしまったのです。

 

 

 

そんなある日のコト。

私は朝イチから『ウルトラマン俱楽部』を狙いに。

 

が、『ウルトラマン俱楽部』は人気絶頂。

開店5分前から並んだ私は打つコトは出来ませんでした。

 

仕方なしに店内をウロウロ。

目につく『Spring No.1』。

 

他に打てそうな台も無い為、「リセモ(リセットモーニング)がつかめればラッキー」とテキトーな台に着席。

「サンドにお札を…」とサイフの中を見るとソコには1万円札のみ。

 

当時、サンドで1万円札は使えません。

使えるのは千円札のみ。

よって、店内には両替機が設置されています。

 

20台近く設置されている『Spring No.1』はガラガラ。

てか、ダレもいない。

 

その為、台確保などせず私は両替へ。

両替を済ませ戻ってきても、やはりダレもいない。

 

「ダレも座っていない光景を一斉に眺めるのも壮大やなぁ~」なんて軽い気持ちでいたのですが違和感が。

 

筐体ランプの光り方がビミョーに違うのです。

点灯のタイミングがビミョーに違うのではなく明減のパターンが、です。

 

分かりやすく説明しますと。

 

→ 弱 → 消の明減パターンもあれば。

弱 → → 弱の様な明減パターンもありました。

 

ダレも座っていない光景を一斉に眺めるコトが出来たからこそ、その違いに気付けたのです。

 

『Spring No.1』以外の機種に明減の違いはありません。

点灯を始めるタイミングは全機種同じですので、この店は一斉電源ONの店だと予想されます。

 

そんな中、ナゼか『Spring No.1』ダケが点灯するタイミングは同じでも明減のパターンがビミョーに違う。

 

『Spring No.1』全台、各々のパターンが違うのではありません。

同じ光り方をしている台は数台あり、そのパターンは見たトコロ2通り。

 

このトキ、ピンと来たんです。

「もしかしてリセットと、そうでない台との違いじゃ…」と。

 

このトキ、『Spring No.1』では多くの台が → 弱 → との光り方をしていました。

 

ならば、この光り方をしている台は据え置き。

ソレ以外の光り方をしている台はリセットと仮定。

 

→ 弱 → “以外”の台に座り打ち始めます。

 

最初の台では50G程回すもCT当選はナシ。

もちろんボーナスもナシ。

 

次なる台へ移動。

が、こちらでもノーCTノーボーナス。

 

この時間になると、『Spring No.1』にはチラホラとお客が付いていた為、該当する台は無くなってしまいました。

その該当していた台を暫く観察していたのですが、全てノーCTノーボーナス。

リセットは行われていて5%に当選しなかったケースも考えられますが、「思い違いか…」と店を出たのでした。

 

 

 

~数日後~

 

私が購入した某攻略誌にこんな記事が。

 

【『Spring No.1』のモード判別方法発覚!】と。

 

内容は以下の通り。

 

 

● モード判別方法 : デモ中の筐体ランプ明減の違いにより判別

 

 

モード判別の筐体ランプ明減の違いは以下の様なモノでした。

 

 

■ モード0 : → 弱 →

■ モード1 : → 弱 →

■ モード2 : 弱 → → 弱

■ モード3 : 弱 → 弱 →

 

 

パーラーではドコの部分が最初の点灯にあたるかが分からないのですが、その見極めは出来ました。

 

が2回続いて弱ならモード0。

の後にならモード1。

弱が2回続いた後、ならモード2、ならモード3です。

 

この記事を読んだ私は。

「あぁ~、あのトキの違いはこう言うコトだったのね。」と納得。

「と、なれば…」と一つの疑問が浮上。

 

その疑問とはモード0のハイエナ。

この判別方法により、モード0のハイエナが可能になったのでは?と思ったのですね。

 

その疑問は、記事を読み進めている内に解決されました。

結論から申しますと、ハイエナは肯定されたのです。

 

と言っても、モード0の挙動は明らか。

故に、台を手放す人はまず居ません。

ですので、現実的では無いとのコト。

 

また、モード3からのモード0への移行率が優遇されていると言うコトで、モード3滞在中にBIGを引くまで打ち、モード0に移行しなければヤメと言う立ち回りも存在しました。

 

しかし、優遇されているとは言えソレはホントーに僅か。

それ故、期待値が無いに等しい為、実行するお客はほとんど居ませんでした。

 

ですが、デメリットばかりではありません。

メリットも存在しました。

ソレは朝イチのリセモ判別。

 

リセットで5%に当選していればランプで丸分かり。

投資0円で判別出来るのです。

 

その為、パーラーでは朝イチは『Spring No.1』へお客が殺到しても、稼働は全くせず他の機種へ移動と言う光景が多く見られました。

朝イチ御用達台に拍車が掛かってしまったのです。

 

ここまであからさまであれば、パーラーも対策を施します。

筐体ランプを切ろうとしたのですね。

 

が、筐体ランプ“のみ”を切るコトは出来ませんでした。

筐体ランプを切ると台が動かなくなってしまったからです。

 

当然パーラー側はメーカーにクレームを入れました。

メーカーからの返事は「対応は出来ない」の一点張り。

 

そうなってしまうと、パーラー側の対応は筐体ランプを隠す。

ランプでモード判別が出来ないように、内側からテープを貼るなり等で隠したのです。

 

まぁ、テープで隠すと言っても完全には隠しきれません。

注意深く観察し、慣れてくれば判別は出来なくも無いのですが、その労力に見合わない効果な為、実践する人はまず居ませんでした。

 

 

 

~さらに数日後~

 

 

当時の私は電車通勤。

JR線から途中にある某駅で私鉄に乗り換えを行い通勤していました。

 

この日はフラッと乗換駅で周辺をブラつくコトに。

こちらの乗換駅は、大阪の某繁華街にあります。

 

目についたパーラーに入店。

すると、どうやらイベントを行っていたらしく店内はスゴイ人。

 

唯一の空き台が『Spring No.1』でした。

すぐさま確保。

 

こちらのパーラーも御多分にもれず、ランプをテープで隠しています。

私は「まずはモード判別を…」と筐体ランプを凝視……

するコトなくサンドへお札をIN

 

だぁってメンドくさかったんですもん。

注意深く観察なんて、そんなメンドくさいコトを私はまずしません、えぇしません。

 

なによりこの日はイベント日。

回りを見回すとお祭り状態。

1Gでも多く回すコトを優先させたのです。

 

が、一つ懸念が。

ソレは隣の台が猛烈に出ている。

 

当時から私にはジンクスがありました。

そのジンクスとは隣が出ると自分は出ない。

 

隣の台は、その出ているメダルの量から察するに高確率で設定6。

そして、私が着席したのは唯一の空き台で高設定かはアヤシイトコロ。

 

ジンクスとも重複すれば打たない方が無難なのですが、私が一歩パーラーに足を踏み入れた時点でナニも打たないで帰るのはまず不可能。

「10Kまでは様子を見るか」と打ち始めます。

 

すると、少し回したトコロでボーナス。

も、モード0には非当選らしくノーCT

 

もちろん続行。

持ちメダルでボーナス。

今度もノーCT

 

が、100G程回したトコロでCT当選。

そのCT中にボーナス当選。

 

その後、しばらく回しているとコンスタントに当たるボーナス。

時折CTも織り交ぜメダルは順調に増えて行きます。

 

このトキ思ったんです。

「コレ、高設定じゃ?」と。

 

CTには設定差がありませんのでサンプルにはなりませんが、設定差のあるボーナスが軽いのです。

 

頭上のデータを確認。

すると、ボーナス回数自体は多い。

なのですが、総回転数の表示のないデータ機器でしたので、ソコから設定を推測するのは難しい。

 

ならば、自身が高確率で設定6であろうと予想した、隣の猛烈に出ている台のボーナス回数は?とチラ見。

 

アレ?

アレレ???

 

ボーナス回数そんなに多くない。

なんで?

設定6なのに???

 

件の台はCT中でした。

目で見なくても音で分かります。

 

程なくCTが終了。

が、少し回したトコロで再度CT突入。

 

ナルホド。

モード0を引いてボーナスがハマッているからか。

 

一旦モード0に突入すれば低設定程メダルが増える。

て、コトは、隣は低設定?

なら、私が座っている台は高設定の可能性がUP

 

閉店までおよそ3時間。

ブン回しを決意。

 

このタイミングで、猛烈に出ていた隣にボーナス。

私は「あぁ~、コレでひと段落。 オレならBIG後様子見してヤメかな。」と思っていました。

私は自分の台をブン回しにかかります。

 

しかし、隣のBIGの消化が少々遅い。

「???」と思いチラ見。

すると、2回目のJACゲームでカラ回しをしていました。

 

4号機まではカラ回しをしても一定の時間が経過すればリールは自動的に止まります(確か約40秒だった記憶が…)。

ですので、準備目を作成し、難易度の高いヴィタハズシを行う風景も見られました(4号機の規定でカラ回しを行うと必ず2コマ先の図柄が停止)。

 

まぁ、コレぐらいは許容範囲内。

てか、むしろハズシには共感できるぐらい。

 

ナゼなら大量獲得機でのリプレイハズシのミスは100枚以上損をするケースもあります。

なので、私は全く気にしませんでした。

 

が、中には個人的に少々迷惑と思う行為もありました。

ソレはリーチ目出現後。

 

リーチ目出現後、同じく準備目を作成しカラ回しで離席。

時間が経過すれば無人でボーナスが始まるのです。

 

ボーナスが始まり即座に消化に掛かってくれればまだ許せるのですが、離籍中につきソレは不可能。

当時の機種には、打ち手が任意に設定できる音量調整機能なんてありませんから、ボーナス中の音楽が結構な音量で流れ続けていました。

トイレ等緊急なケースであれば納得できるのですが、ならばワザワザ準備目を作ってカラ回しをするなってハナシです。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

隣の方は、カラ回しこそしているものの着席中です。

そもそも、JACゲーム中にカラ回しをしても意味がありません。

 

それも、左・中リールは止めていて、右リールのみカラ回しをしています。

さらに、BETボタンを連打&スタートレバーも連打。

 

私はさらに混乱。

が、幸いにも私の台は調子が良い。

 

コレで調子が悪ければイライラはMAXだったでしょう。

「打ち方は個人の自由やから仕方ないか」と、気にせず続けます。

 

程なくして隣のBIGが終了。

様子見をして席を立つのかと思いきや、なんとCT当選。

 

さすがに、モード0に当選していたとは考えにくい為、このCTは単発だろうと思っていました。

が、程なくCT連チャン。

 

モード1でのCT当選確率は1/235

コレぐらいの確率であれば自力連チャンは十分あり得ます。

 

「おー!モード0の可能性もあるケド、まっ、モード1やろね」

「にしても、隣の人のヒキ強すぎ(笑)」

と、隣の方のヒキに脱帽。

 

さらに、そのヒキ強を象徴するかの様にCT中にBIG

 

「なんちゅーヒキしてるんや」

「モード1に転落した途端、CT自力連チャンにBIGまで引くとは…」

 

ここで少々不安が。

ソレは私のジンクス。

「隣が出ると自分は出ない」との懸念が復活。

 

いくら高設定と言えど、ずぅーっと出っ放しってワケではありません。

多かれ少なかれ、メダルが減る期間と言うのは必ずやってきます。

「コレからメダルが多く減る期間が来るんじゃ…」と不安になったワケですね。

 

が、そんな不安をヨソに私にBIG

「高設定の前にはジンクスなんてカンケーねぇ!」と、高設定を確信。

閉店までブン回すコトを決意。

 

しかし、私がBIGを終了したトキに違和感。

隣のBIGがまだ終了していないのです。

私より先にBIGを引いていたにも関わらず、です。

 

「???」と思い再度チラ見。

すると、またもやカラ回しをしていました。

先程と同様JACゲーム中に、です。

 

そして、コレまた先程と同様左・中リールは止め右リールのみカラ回し。

BETボタン&スタートレバーも連打。

 

「打ち方は個人の自由ってもコレはなー」

「さすがにチョット……」

 

カラ回しはまだ気にならないのですが、気になるのはBETボタンとスタートレバーの連打。

 

隣の方も周りを気にしているのでしょう。

その動きは最小限に抑えている様に伺えましたが、一度目に入ると気になって仕方がないのです。

 

程なく隣のBIGが終了。

ホッと息つく私。

 

が、息をついたのも束の間。

隣がCT当選。

飲み物を口に含んでいれば吹き出すトコロでした。

 

さらにそのCTが連チャン。

それは自力の域を超え、2連・3連と続いて行きます。

 

「もしかして、モード0引いた」

「なんちゅーヒキしてるんや」

「もぉ、ヒキが強いなんてレベルではなく、ヒキそのもの」

 

こうなれば、なぁ~んかヤル気が失せてしまいました。

ヒキの塊をこの目で見てしまえばねぇ。

 

高設定の確信が持て、閉店まで粘るつもりでしたがここでヤメるコトに。

幸いにも十分すぎるプラスでしたので店を出ました。

 

 

 

~数日後~

 

 

この日は友人と待ち合わせしていたのですが、約束の時間よりかなり早く着いた私はヒマをツブす為にコンビニへ。

目についた某攻略誌をテキトーにパラパラ。

すると、一つの記事の見出しが目に留まる。

 

その記事は見出しのみで、詳細は袋とじになっていて不明でした。

ですが、その見出しに強く引き付けられた私は迷わずその攻略誌を購入。

その記事の詳細をどうしても知りたかったのです。

 

その見出しとは。

 

 

【 スクープ!『Spring No.1』での攻略法発覚。モード0は狙える!! 】

 

 

でした。

 

『Spring No.1』でモード0が狙えるならまず負けないでしょう。

イヤ、負けないドコロか必勝。

必勝の理由はCTのモード移行抽選タイミング。

 

モード移行抽選タイミングはリセット時とすでに判明しています。

設定変更でのリセットだと狙えませんので、BIG終了時のオートリセット時に何らかの方法でモード0が狙えると予想出来ます。

つまり、自力で1度BIGさえ引けば、後は永遠とCTが続くのです(CT中BIGに当選してもそのBIG終了時のオートリセットで狙える)。

 

その後、友人との約束を終え帰宅。

「一体どんな攻略法!?」と期待に胸を膨らませ、いそいそと袋とじを開くコトに。

 

が、その内容に落胆する私。

落胆した理由は、私には使えない攻略法だったからです。

 

ナゼ私には使えない攻略法だったのか。

その攻略法は体感器を使用するからでした。

 

当時の私は体感器なんてどうやって手に入れるかなんて分かりません。

その攻略誌には、体感器の販売業者の広告が載っていましたがアヤシサ満載。

私にはその販売業者に問い合わせる勇気がありませんでした(笑)。

 

 

以下、その攻略法の手順です。

 

 

1.体感器を使用

2.2回目のJACゲームのレバーオンで体感器のモード0の周期に同調させる

3.2.に同調させれば以降のJACゲームは全てカラ回しで消化

 

 

でした。

 

よく分からないと思いますので説明を。

 

1.の項目はすでにモード0当選の乱数が仕込まれた体感器を使用します。

乱数の詳しい仕込み方等は書いてはいませんでした。

 

2.の項目はレバーオン時に同調タイミングの成否を体感器が通知してくれると言うモノ。

体感器による通知は以下の4通り。

 

 

①     体感器の振動1回:少しタイミングが早い

②     体感器の振動2回:成功

③     体感器の振動3回:少し遅い

④     体感器の振動4回:論外

 

 

攻略誌に詳細は記載されていなかったのですが、私の予想としてはレバーオン時の何かしらの信号を体感器がキャッチしているのではないか?と思います。

 

 

そして、この体感器攻略のキモとなるのが3.の項目。

一旦モード0当選周期と同調させると、カラ回しを行うコトでモード0に当選するのです。

 

ナゼ当選するかは、カラ回しを終えてリールが停止 → オートリセットまでの秒間がモード0当選タイミングと合致したからです。

補足として、リールが停止するとすぐさま次のJACゲームのレバーオンを行わなければズレる場合があるとのコト。

その場合は、再び体感器による合格タイミングを探さなければならないとのコトでした

 

「コレはオレにはムリ。 攻略誌買うんじゃなかった…」と後悔。

が、思い出したコトが。

 

「この前のイベント時の隣の人はもしかしてこの攻略法を使っていたんじゃ」と。

思い立てばソレを確認したくて仕方がありませんでした。

 

翌日、件のパーラーを訪ねたのですがソレらしき人物は発見出来ず。

その後、数日掛けて『Spring No.1』設置店を回ったのですが、やはりソレらしき人物は見つけられませんでした。

 

ソレから数日後、記事を読んでから懸念していたコトが現実となるコトに。

その懸念とは「パチスロでのカラ回し禁止」なるモノ。

 

元々、パーラーでは「体感器の使用禁止」の注意書きは良く目にしました。

が、「カラ回し禁止」はこれまで見たコトはありません。

『Spring No.1』での攻略法対策でしょう。

 

攻略誌に掲載されたのですから、パーラーが対策を施すのは時間の問題とは思っていましたが、そのトキが来た様です。

 

私には使えない攻略法ですので、「カラ回し禁止」は個人的には全く問題ナシ。

問題ナシどころか、むしろ歓迎するトコロ。

 

「カラ回し禁止」は『Spring No.1』ダケではありません。

パーラーに設置されている全パチスロ機に適用されます。

 

つまり、リーチ目出現後に準備目を作成し、カラ回しを行い無人でボーナスが揃う行為も禁止となります。

 

私自身は少々迷惑だと思っていたこの行為。

「カラ回し禁止」によりこの行為が無くなったのが歓迎する理由です。

 

「カラ回し禁止」は『Spring No.1』での体感器攻略の終わりを意味します。

今後、パーラーで体感器攻略法を使用する方を見かけるコトは無いでしょう。

つまり、私が探していた人物を探し出すコトは事実上不可能となってしまいました。

 

この攻略法の難易度は比較的高め。

その技術をこの目にしたかったのですが、叶わぬ願いとなりました。

 

 

 

~数日後~

 

この日も朝イチから『ウルトラマン俱楽部』を狙いに。

無事確保し打ち始めます。

が、どうやら高設定では無い模様の為離席。

 

「ナニか打てる台は無いかな~」と店内をウロウロ。

ダレもいない『Spring No.1』のシマへ到着。

この店の『Spring No.1』もランプをテープで隠しています。

 

全台朝イチ状態。

 

解析開示により何かと話題にはなった機種ですが、攻略法まで発覚した以上、真っ先に入れ替えられるのは火を見るよりも明らか。

近々打てなくなってしまうでしょう。

 

そう思うとなんだか打ちたくなってきました。

設定は全く期待できないと分かっていても、です。

 

設定が全く期待できない以上、少しでも投資を抑える必要があります。

その為にはモード2と3は避けたいトコロ。

 

ランプをテープで隠しているとは言え完全には隠しきれません。

慣れれば判別は出来ると攻略誌には書いてありました。

が、私は慣れるドコロかテープで隠している台の判別をしようとしたコトすらありません。

 

幸いにも『Spring No.1』にはダレもいない。

なら、じっくりと判別してみようじゃないかと決める。

モード0はまず無いでしょうからモード1狙いです。

 

テキトーな台へ着席。

テープの隙間から光が漏れているトコロを凝視。

するも良くワカラナイ。

 

隣へ移動。

も、やはり良くワカラナイ。

そのまた隣へ。

 

んん?

今まで見た2台とビミョーに違う様な……

元いた2台と見比べる。

 

うーん。

違うと言われれば違う様な気が……

でも、同じと言われれば同じな様な気がしないでもない。

 

光線の入射角の違いかな?と思いランプの周りに手をかざす。

すると、若干ですが光が良く見える様になる。

 

ならば、思い切って手で覆ってのぞき込む。

ダレもいないからこそ出来るコトであって、他の人が居れば少々恥ずかしい行為。

 

しかし、その恥ずかしい行為をした甲斐がありました。

ランプの明減の様子がかなり分かりやすくなったのです。

 

恥をかくならついでとばかりに次々と手で覆ってのぞき込む。

どんどん慣れて判別可能なまでに。

 

すぐさまモード1滞在中の台を発見。

 

初めてランプを隠された台のモード判別が出来たコトに浮かれる私。

調子に乗って他の台も判別を行う。

 

3~4台判別するも全てモード1。

まぁ、確率からすれば妥当でしょう。

 

さすがに『Spring No.1』全台の判別をするのはメンドくさいにも程がある。

次の台を判別してモード1ならソレを打つかとのぞき込む。

すると……

 

おや?

おやや??

コレってモード0???

 

見間違いかと思い、再度のぞき込むとやっぱりモード0。

 

イヤイヤ。

何かの間違いでしょう。

さすがにモード0が落ちてるって……

 

調子に乗って判別しまくったからきっと目がおかしくなったんだな。

チョット外に出て、目を休めるか。

 

と、台をキープして一旦店外へ。

暫くボーっと空を眺め、飲み物を購入し店内へ。

キープしていた台を判別。

 

 

………

 

……

 

 

 

ゼェ~ロォ~やん。

間違いなくモード0やん。

 

実は私。

今まで幾度も『Spring No.1』を打ってきましたが、モード0を打つのは初めて。

コレで心置きなく卒業できます。

 

気になるのは、リセットでの当選かどうか。

リセットの当選であれば設定変更が確定します。

前日がヘコんでいれば上げの可能性も。

 

て、コトで前日のデータを確認するも、当時の大阪のデータ機器は先述した様にボーナス回数の表示のみで総回転数は表示せれません。

コチラのお店も御多分に漏れず同じ仕様です。

よって、ソコから設定を推測するのはかなり困難。

 

とりあえずボーナス回数ダケ確認するとその数5。

 

うーん少ない。

とても高設定とは思えませんが『Spring No.1』のシマでは前日のボーナス回数が最も多い数でした。

他も軒並み少ない回数、てか0回が多い。

恐らく稼働が極端に少ないからでしょう。


入れ替え最有力候補の台&稼働が極端に少ない機種の設定をこまめに変更するとは思えず、この台は据え置きだと結論。

モード0はきっと昨日閉店で、止む無くヤメたのだと推測し打ち始めます。

 

が、最初の1KではCT当選ナシ。

当選確率1/8とは言え、こーゆーコトもあります。

もちろん追加投資。

 

数G後CT突入。

モード0滞在中ですので速やかにCTを終わらせる。

 

程なく再度CT突入。

初めてのモード0でのCT連チャンにホクホクな私。

このタイミングで私の隣へ男性が着席。

 

それが合図だったかの様に数人のお客が『Spring No.1』を打ち始める。

私と同様、今後打てなくなるコトに寂しさを感じた方々でしょう。

 

うんうん。

気持ちはスゴく分かるぞぉ~。

 

私は引き続きモード0を堪能。

CTが4連したトコロで隣にボーナス。

ボーナス終了後、程なくCTに当選。

 

おー!

さすがにモード0の一発ツモは考えにくいからモード1かな?

 

隣の方も寂しさを感じて『Spring No.1』を打っているのでしょうからCTにも当選して良かったですねとホッコリ。

 

なぁ~んて考えていたら私にボーナス。

コレ即ちモード移行確定。

ホッコリから一転どんより。

 

が、『Spring No.1』での投資はまだ2Kのみ。

このBIGでメダルもトータル1000枚近くは獲得出来そうでしたので、持ちメダルがある内は『Spring No.1』を堪能するコトと決めました。

 

私がBIGを消化に掛かると隣のCTが終了。

んん?

現状維持していなかった様な……

 

まぁ、この様なコトはままありました。

CTの打ち方をあまり理解されていない初心者の方に良く見られたのです。

メダル増ばかりに気を取られ、現状維持でボーナスを待つと言う思考に至らないのでしょう。

 

何を隠そう、私もCT機登場直後はその一人。

とにかく1リール無制御が楽しくて、いかに早くMAX以上を獲るかに心血を注いでいました(今となっては恥ずかしい)。

 

私がBIGを消化中、隣がナントCT連チャン。

もしかしてモード0引いた?

 

その推測は正しかったのか、隣はガンガンCTに当選。

メダルは見る見るうちに増えて行きます。

 

対する私はパッとせず。

ここで、例のジンクスが頭をよぎる。

「隣が出れば自分は出ない」です。

 

恐らくですが『Spring No.1』は全台低設定。

ですので、ドコに移動しても問題ナシ。

 

が、一応現在の滞在モードを判別。

判別結果はモード2。

何の躊躇いもなく移動。

 

テキトーな台へ着席しモード判別。

結果はモード1。

モード2と3でなければ打つつもりでしたのでそのまま打ち始める。

 

と、ここで隣にBIG。

「もしかして、『隣が出れば自分が出ない』のジンクスで隣が出だして自分は出ないんじゃ…」と再び不安になる。

 

こーゆートキの予感って、なぁ~んで高確率で当たるんでしょうね?

隣の台はBIG消化後、即CT当選。

そのCTが連チャン。

 

ジンクスに従い台移動。

コチラもモード1でしたので打ち始める。

 

残りメダルが僅かになったトコロでBIG

同時に隣もBIG

 

BIG終了後モード判別。

結果は1。

2・3以外なら打つと決めていましたので続行。

 

少しして隣にCT

そして、そのCTが連チャン。

 

ココで、「コレってもしかして…」と一つの仮説が浮上。

 

この時間になると、私を含め数人の方が『Spring No.1』を打っていました。

私が打ち始めたトキはダレもいなかったのですが、CT連チャンが始まったタイミングとほぼ同時に『Spring No.1』を打ち始めた人数が3人。

隣の方はそのうちの1人。

 

思い起こせばその3人全ての人がモード0を引いている。

さらに記憶を辿れば、その3人は全員が初回のCTから現状維持をしていなかった様な……

 

その仮説は恐らく正しいと思います。

が、確信は持てません。

 

なんて考えていたら隣にBIG

コレは、その仮説を検証する絶好のチャンス。

 

私は一旦席を立ち、隣を観察しやすい場所へ陣取る。

勿論目立たない場所に、です。

 

観察の結果、その仮説は正解濃厚に。

その仮説とはモード0狙い攻略法の使用。

かなりの高確率で、その方はモード0を狙っていると思われたのです。

 

実は、『Spring No.1』には体感器を使用しなくてもモード0が狙える攻略法が存在し、私もその方法を知っています。

しかし、その攻略法は超高難度。

私には到底使える攻略法では無かったのです。

 

ですので、私は一度で良いからその技術を見てみたいと思っていました。

そして、その願いは今叶いました。

モード0も体験したコトですし、『Spring No.1』にはもう思い残すコトはありません。

 

しかし、その方はその高等技術をいとも簡単に行っている様に見えました。

となると、「もしかして、自分にも使える?」となるのは自然な流れ。

難易度が高いと思っていたのは思い込みで、実際はそうでも無いんじゃ?と思ってしまったのですね。

 

早速試そうと打ち続けるも肝心のBIGがなかなか引けず。

遂には尽きる持ちメダル。

 

むむむ。

ノマれたらヤメるつもりだったケド仕方がない。

追加投資。

 

の、前に台移動。

CT中の台の隣へ着席。

 

ナゼその台へ座ったか。

ソレは、私のCT連が始まったとほぼ同時に『Spring No.1』を打ち始めた3人の内の1人。

 

そう……

初回CTの現状維持をしていないのでは?と思った1人の隣へ出戻り。

ソレ(現状維持していない)を確かめようと思ったのです。

即ち、この方も攻略法を使っているのではないか?と。

 

暫く打っていると、やはりこの方も現状維持は行わず速やかにCTをMAX以上獲っています。

そして、すぐさまCT連チャン。

やっぱり。

 

借りたメダルが尽きたトコロで移動。

移動先は勿論、3人中残り1人の隣。

 

その方の台はCT中ではありませんでした。

が、隣に私が着席してスグにCT突入。

コチラの方も現状維持は行っていませんでした。

やっぱり、やっぱり。

 

コレによりこの3人の方々は攻略法を使っているコトが濃厚。

たまたまモード0に当選していたとも考えられますが、3人揃ってともなると偶然とは思えない。

 

そして、この3人はグループである可能性も激高です。

ナゼなら攻略誌にそう書かれていたから。

現在で言うトコロのノリ打ちですね。

 

攻略法を使っている以上、店に打ち止めを言い渡されるケースもあります。

そして、出禁となる場合も。

 

この攻略法はBIGを引いて初めて使用できます。

元々辛目のBIG確率ですので、ハマるコトは頻繁にあります。

 

ましてや、入れ替え最有力候補の機種ですので全台低設定でしょう。

となると、投資もそれなりに掛かってしまいます。

そのリスクヘッジの一つとして、この攻略法を使える人はノリ打ちが多い傾向にあると攻略誌には書いてありました。

 

対する私は依然としてBIGが引けず。

追加投資を繰り返しようやくBIG

早速攻略法を試す私。

 

「え~と、確か最初は…」

「で、もって…」

「アカン、どーしても引っ張られてしまう…」

「やっぱゲキムズやん」

 

と、失敗。

その後はノマれる寸前でBIGを数度繰り返す。

その都度、攻略法を試みるも全て失敗。

やはり、私には難易度が高すぎたみたいです。

 

 

 

それでは、ここでその高難度の攻略法を紹介します。

以下、その手順です。

 

 

1.自力でBIGを引く

2.2回目のJACゲームの最終G(8回目)で周期に合わせレバーオン

3.筐体ランプの特定点滅タイミングに合わせストップボタンを押す

 

 

です。

良くワカラナイと思いますので補足を。

 

1.は説明するまでもないですね。

攻略法を使用するスタート地点です。

 

そして、この攻略法のキモとなるのが2.と3.の項目。

 

まず、2.の周期なのですが、BIG(小役ゲーム)がスタートするとBGMが流れます。

BGMは『ソーラン節』。

その『ソーラン節』のリズムの特定箇所に周期があります。

そして、最終JACゲームで『ソーラン節』のリズムの特定箇所でレバーオン。

 

と、こう書くとカンタンに見えますが実はそうではありません。

初回のJACゲームに突入するとBGMが変わり、そのテンポも『ソーラン節』とは全く異なるモノ。

 

さらに2回目の小役ゲームは『ソーラン節』とは異なるBGM

テンポも初回の小役ゲーム&JACゲームとは全く異なります。

 

故に、『ソーラン節』のリズムを刻んでいても、どうしても耳から入ってくる違うリズムに引っ張られてしまうのです。

 

小役ゲームのBGMが初回・2回目とも同じならばソレ程困難ではないでしょう。

しかし、そのリズムを崩してくるかの如く全く異なるリズムのBGMを流してくる。

しかも、2回目の小役ゲームはリプレイハズシを行います。

 

さらにさらに肝心の最終JACゲームは無音(2回目のJACゲームが全G無音)。

筐体ランプのみがハデに光っているダケです。

初回の小役ゲームのリズムを正確に記憶(刻む)し続ける困難さがご理解頂けるのではないかと思います。

 

仮に、リズムを維持し続けるコトが出来てもソレだけでこの攻略法は成功ではありません。

 

そう……

3.の項目が立ち塞がります。

 

『Spring No.1』の攻略法はオートリセット時のモード移行抽選を狙うと言うモノ。

必然的にオートリセットからモード0当選周期を逆算してBIGを終了させる必要があります。

ですので、最終JACゲームを終わらせるタイミングが重要。

な・の・で・す・が・。

 

実は、コチラはそう難しくはありません。

その理由は、正確にリズムを刻めていて、そのタイミングでレバーオンすれば、カラ回しを行えばOKだったからです。

が、パーラーではカラ回しは禁止。

 

ソコで登場するのが筐体ランプ。

特定の点滅タイミングでストップボタンを押すと、逆算したモード0当選タイミングと同調するのです。

 

しかし、しかし。

多くのパーラーでは、モード判別対策として筐体ランプを隠しています。

よって、その難易度はさらに上昇。

 

攻略誌には『ソーラン節打法』と紹介されていました。

 

 

 

ハナシを戻しまして。

 

 

私のメダルは全てノマれてしまいました。

明らかなヤメ時。

 

席を立とうとしたトコロで隣にボーナス。

ありゃりゃ。

 

こうなれば、攻略法を使っているトコロを間近で見たくなってしまいます。

打たずに着席しているワケにもいかずサンドにお札をIN

 

チマチマ打ちながら隣の迷惑にならない程度にじっくり観察するとしよう。

この1Kは観察料金だと思えば安いモンだ。

と、チマチマ打ちながら意識の大半は隣へ。

 

一見するとフツーに打っている様に見えますが、攻略法を使用している前提で見ると、確かにフツーに打っているのとは少し違う。

リプレイハズシを行っていませんでしたので。

 

さすがにソコ(リプレイハズシ)までは難しいのでしょう。

確かにモード0を優先した方が効率は良い。

さらに、足でリズムを刻んでいるのが見て取れる。

 

ナルホド。

変わるテンポに引っ張られない対策か……

 

って、まてよ。

なら、私にも使えるんじゃ???

 

ナルホド、ナルホド。

コレが『コツ』ってヤツか。

ならば試してみるのみ!

と、チマチマ打つのをヤメる。

 

が、こんなトキに限って引けないボーナス。

まぁ、「こんなトキ」じゃ無くても引けないトキは引けないのですが……

 

サイフの中の千円札が無くなる。

両替の為席を立つ。

 

両替から戻ってくるも一向に引けないボーナス。

またも千円札がなくなり両替。

 

戻ってきてすぐさまCT

ちゃうねん。

今はCTよりボーナスが欲しいねん。

 

そのCTが連チャン。

およよ???

 

いちおーモード判別。

判別の結果モードは2。

 

はぁっ?

2!?

 

ってコトは、1/512を自力連チャンさせたってコト???

こんなヒキを発揮するならボーナス引けよ……

 

と、ムダなヒキを発揮したトコロでまたもや無くなる千円札。

両替を終え再度打ち始める。

今度はCTさえ引けずストレート。

 

両替。

なぁ~んも起こらず消える戦士達(千円札)。

 

両替。

気分を変えて台移動。

 

ついでなら攻略法をもう一度間近で見たいとの理由で、件の3人組の内の1人の隣へ。

いちおーモード判別。

判別の結果モードは1。

 

うん。

1なら全然オッケー。

が、またもやストレートで消え去る全千円札。

 

両替……

 

……って、ありゃっ?

ありゃりゃっっ???

お金が無い!!??

 

………

 

……

 

 

やってもぉた……
ムキになってサイフの中身を全て使い切ってしまいました。

 

仕方がない。

『コツ』を掴めたかを試したかったのですが、今日は諦めよう。

次の給料日までお預けだな。

 

と、店を出たのですが、偶然か必然か、翌日から『Spring No.1』の撤去が次々と行われる。

給料日には、私の行動範囲内の『Spring No.1』は全て撤去済みとなっていました。

なんでやねん。

 

そして、撤去が進んでいたのは私の行動範囲内のみではありません。

日本全国に及んだのです。

 

攻略法が発覚した以上、その機種の寿命が短いのは明白。

他メーカーの新機種が発売されたのも手伝い、その加速度が急激に高まったのでしょう。

こうして、使えれば必勝であった『Spring No.1』の攻略法は終わりを迎えたのでした。

 

 

 

~数年後~

 

ある日、電車での移動中につり革広告が目に付き興味を惹かれる。

とある週刊誌の広告でした。

 

その週刊誌は有名人等へ、虚実を織り交ぜた砲撃を行うコトで何かと注目される週刊誌。

その広告も某有名人への砲撃をデカデカと報じたモノでした。

 

が、私の興味を惹いたのはその砲撃記事ではありません。

その数行横に小さく書かれた見出し。

【 一世を風靡したパチスロ機『Spring No.1』 その開発者が語る今だから話せる開発秘話 】でした。

 

「一世を風靡した」には苦笑いしか出ませんでしたが、その内容は気になります。

電車を降りたらその週刊誌を購入しようかと思ったのですが、その週刊誌は有名人ネタが多い。

 

私は、そう言った有名人ネタには興味がありませんでしたので購入は見送り。

ですが、後日立ち寄った床屋で偶然にもその週刊誌を発見。

 

コレ幸いとその週刊誌を手にとりページをパラパラ。

記事の内容をカンタンにまとめると以下のような内容。

 

 

「開発コンセプトは技術に見合った恩恵」

 

 

でした。

 

ここで、「ソレってもしかして…」と疑問に思う。

その疑問は記事を読み進めている内に解決。

 

そう……

体感器を含めた各種攻略法や、筐体ランプによるモード判別は、メーカー(開発者)によって仕込まれたモノだったのです。

 

そして、その記事にはモード0狙い攻略法以外にも攻略法が存在したのですが、ソレは世に出るコトは無かったと書いてありました。

 

開発者曰く「体感器が必要ですし、なによりモード0狙いの効果の方が絶大だったからでしょう」とのコト。

その世に出なかった攻略法を要約すると、体感器で小役が狙えると言う攻略法。

小役が狙えると言ってもその周期近くを狙う攻略法ですので小役獲得確率UP打法ですね。

 

体感器の使用はパーラーでは禁止ですし、この攻略法には大きな穴があったのです。

小役獲得確率UP打法を行うとメダルは微減程度なのですが、問題はボーナス&CTの乱数がその周期近くはナゼか避けるとのコト。

いわゆるバグです。

 

つまり、小役獲得確率がUPしメダル持ちは良くなっても、ボーナス&CTは絶対に引けないので増えないのです。

 

「バグに気付きませんでした(笑)」とは開発者の談。

「コールセンターのオペレーターや営業には迷惑を掛けました」と続く。

 

パーラーからクレームが殺到しているのは耳に入っていたとのコト。

ですが、開発コンセプトから「対応は出来ない」との一点張りしか出来なく申し訳ない、と。

 

そのシワ寄せは担当営業に行っているのも耳にしています。

営業サイドも開発コンセプトは理解していましたので、板挟みの状態。

ストレスから体調不調を訴える人もいたとのコトでした。

 

そして、最後に最も気になるコトが書いてありました。

記者からの質問で「ナゼその様な開発コンセプトを?」でした。

 

この質問は攻略法を仕込んで私欲に走るのでは?との意味が暗に込められています。

この質問に対する開発者の回答は。

 

「まず、私欲に走るコトは誓ってありません。 ソコは矜持が許さなかった」とコメント。

 

「そもそも、私欲に走るのであれば気付かれる攻略法は仕込まない」

「開発者のみにしか絶対に知りえない攻略法を仕込むコトも出来たのですから」

とのコトでした。

 

ナゼかと問われれば最初に申した通り「技術に見合った恩恵」。

高い技術には高い恩恵があって然るべきとの思想から。

 

「でも、私(開発者)には難しすぎて出来ませんでした(笑)」と締められていました。

 

この記事を読んで『Spring No.1』を打ちたくなったのは当然のハナシ。

が、『Spring No.1』はすでに数年前にはその寿命を全うしています。

 

あのトキ、次の給料日まで待つんじゃなかった、と後悔したのでした。

 

 

 

 

***************

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

見切り発車故に色々な部分がうまくまとめられず、かなりの長文になってしまいました。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。

 

繰り返しますが、登場する人物・機種・店・攻略法・その他諸々。
一部を除いて私の創作となっていますので実在はしませんし、事実とは異なる部分も多々あります。

 

が、今回もモデルは存在します。

機種名から、そのモデルは何であるかはバレバレですね(笑)。

 

 

 

※※※ ご注意 ※※※

 

少し気になりググッたコトがありました。

ソレは「スロット 攻略法」です。

 

検索の結果、やはりありました。

ガセと思われるURLが、です。

以前よりは格段に少なくなりましたが確かに存在します。

 

まぁ、「思われる」ですのでガセではないかもです。

私はそのURLをクリックしていませんので。

だって、チョット怖いもん。

 

逆に以前と比べて増えたのは「打ち子募集」のページ。

 

「打ち子募集」に関しては詐欺とは無関係かもですが、攻略法は詐欺の可能性もあります。

詐欺の可能性がある以上、手を出さない方が無難だと思いますのでくれぐれもご注意下さい。

 

 

≪ 関東への道 ~Road to KANTO~ ≫

 

 

「女性店員100名を画像に納める!」のは事実上不可能と判断し、前々から温めていた企画を実行するには絶好の機会との理由に端を発したこの企画。

 

本来であれば前回にて強制終了だったのですが、泣きの一回が発動しての9回目。

 

今回にてマイナス収支が10万円以下にならなければ本当に終了です。

 

ですので慎重に。

ホンッットーに慎重に、ヒキが上向くのを見極めました。

 

えぇ~。

ヒキが上向くのをです。

(見極める術はないと本文冒頭で書きましたが、何事にも例外… いや、規格外は存在するのです)

 

 

では。

早速結果の方を発表したいと思います。

 

某月某日。

機種は『ディスクアップ2』。

ヒキに頼った結果は!?

 

 

 

 

こんなコトがあったりしぃ~の。

 

デデン♪

 

 

 

 

1670枚。

投資はナント1K

 

さらにぃ~。

 

 

 

 

デデデン♪♪

 

フラッと立ち寄った初めての店での『ヴァーサス リヴァイス』にて、開始3GでBIGからの714枚。

 

などなど、上向いたヒキが爆発。

 

 

 

そんなワケで。

 

 

 

●今回獲得枚数:2,384枚

●現在までの獲得枚数:3,769枚

●残り枚数:3,231枚

●今回収支:+41,000円

●現在までの収支:-67,500円

●企画強制終了までの残高:32,500円

●現在地:東京

●備考:泣きの一回(二回かな?)大成功! ヤるときゃヤるんです私も(ヒキだけですが何か?)

 

 

今回は以上とさせて頂きます。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。