ご覧頂きありがとございます。
今回は7月3日(土)『正統派パチスロ攻略 パチスロ立ち回り講座』掲載へ頂いた原文となります。
お目汚しですがご覧頂ければと思います。
私のマイパーラーは某地域密着型店1店舗
某大型チェーン店1店舗
某地方チェーン店1店舗
パチスロ全店舗5.6枚交換
皆様、毎度ありがとうございます。
納豆を食べればその確率100%なビタでございます。
ナニが確率100%なのか?
それは痛風発作。
食べて即当選ってワケでは無いのですが、忘れた頃にやってきます。
分かっていてもムショーに食べたくなり食べてしまうんですよねぇ~。
激痛を覚悟の上で。
色々調べても痛風と納豆に因果関係は無いみたいなんです。
一昔前は囁かれていたみたいですが、現代ではその様なコトは無い模様。
体質なんでしょうか?
あ~ああ。
大好きなのになぁ~。
もぉ、食べないようにしよう。
まっ、INSYU出来ないよりかは遥かにマシかぁ~。
INSYUが痛風発作の主な原因なんて断じてありません。
えぇ~、断じて!!
と、願う……
それでは、今回は前回の続きです。
※注)
登場する人物・機種・店・攻略法・その他諸々。
全て私の創作となっていますので実在はしませんし、事実とは異なる部分も多々あります。
ですので、悪しからずご了承下さい。
【前回のあらすじ】
攻略法が発覚した3号機『パチスロボルテージ』
その攻略法は体感器を使用するのだが、設置されているパーラーのほとんどは体感器等の使用は禁止。
そんな中、不具合が発生する低周波治療器が体感器の代わりになるコトを発見。
「体感器ではなく肩コリがヒドいから」と言い訳を用意し攻略法を駆使するビタ。
初期投資こそかなり掛ったものの、攻略法の効果でなんとか捲るコトに成功。
しかし、状態中にも関わらず店員に遊技を止められ事務所へ連行。
出玉没収&出禁こそ免れたものの、後付けルールにより打ち止めに。
後付けルールに納得がいかず「もぉ、この店に来るコトは無い」と誓うビタであった。
~数日後~
母から嬉しいニュースが。
叔父に子供が産まれたと言うのです。
落ち着いた頃を見計らい、お祝いを届けるのも兼ねて叔父宅へ訪れました。
私、子供大好きなんです。
私「奥さんに似てるなぁ~。」
叔父「せやろ。」
私「兄ぃ~ちゃんに似んでよかったな(笑)。」
叔父「そーそー、オレに似てたら……って、なんでやねん!」
私「産まれたトキの体重ってどれぐらいやったん?」
奥さん「3500gぐらい。」
私「大っきいなぁ~。」
叔父「オレのノリツッコミは無視かい!?」
奥さん「お乳もスゴイ飲むねん。」
私「おぉ~、そ~なんや。」
叔父「もしも~し。」
奥さん「何なん!?さっきから(怒)」
私「ホンマやで。スベったからイジらんとってあげてんのに。 優しさやんか。」
叔父「そんな優しさ要らんワ。」
私「そ~言えば産まれた日って確か……」
奥さん「2月29日やで。 予定日より3日早かってん。」
私「ミラクルやな。」
奥さん「そんな日に合わせて、わざわざ早く産まれてこんでもなぁ~(笑)。」
私「全然えぇ~やんか、元気やったら(笑)。」
奥さん「でも、このコが大きくなったら誕生日っていつしたらえ~んやろ?」
叔父「そ~やなぁ~。 4年に一回ってのもなぁ~。」
私「3月1でえ~んちゃうの? 2月28日はまだ産まれてへんのやから。 2月29日がある年だけ29日でえ~んちゃう?」
奥さん「そ~やな。」
ここで、違和を感じるもその正体に気付かず。
子供の顔を見ていると、あまりの可愛いさに深く考えようとはしませんでした。
私「じゃぁ、そろそろ帰るワ。」
叔父&奥さん「また来てや。」
と、帰路に。
その帰りの道中、早くも来年の誕生日プレゼントを考える私がいました(笑)。
と、ここで再び違和感。
今度はじっくり考えてみるも、やはりその正体は暴かれず。
「まっ!その内ヒラメクやろ」と考えるコトをヤメました。
~数日後~
この年はオリンピックの開催年でもあるコトからテレビでは連日オリンピック関連の報道が。
私、ゴルフと競馬以外のスポーツは「まぁ、好きっちゃ好き。」でヒマならテレビで観る程度。
しかし、オリンピックやサッカーWカップ等の数年に一度しか開催されない超大きな国際大会がある年は『にわか』と化します(笑)。
この年のオリンピックは海外での開催。
「また寝不足になるなぁ~」なんて考えていました。
「寝る時間をズラせればなぁ~」とも考えたのですが仕事がそうはさせません。
が、ここであるワードでヒラメキ。
そのワードとは「時間をズラす。」
このヒラメキは以前感じていた違和に一筋の光明を射しました。
「(オリンピックはうるう年に開催されるねんな)」
「(うるう年は4年で1日分の時間が余るから調整され2月が1日増えて29日まで)」
「…………。」
「!!!!」
「(て、コトは!!??)」
そして、その光明は私に更なる圧倒的ヒラメキを与えてくれました。
まるで道筋を示す様に。
「(じゃぁ、アレをこ~してこ~すれば)」
「(でも、コレじゃぁムリか……)」
「(イヤ!そんなんせんでも逆にもっとシンプルにしたら!!)」
その瞬間、光の向こうにゴールが見えたのです。
~次の休日~
私は『ボルテージ』設置店に朝から並んでいました。
件の「体感器等の使用禁止」の注意書きがあった店です。
もぉ、来るコトは無いと思われたこの店。
訪れた理由は店長の「攻略法は黙認しています。」の言葉。
そう……
再び『ボルテージ』攻略へ挑戦する為です。
それも体感器は“等”を含めたモノも使用せずに。
当時としても攻略法を認めている店はかなりレア。
そんな数少ない店をスルーするワケにも行きません。
パーラーとしては、攻略法を使うと予想以上に出されてしまいます。
建前上は「認めています」と謳っていますが、些細なコトでも禁止事項となり出玉没収。
さらには出禁となるでしょう。
出玉没収&出禁とまではなりませんでしたが、先の私の例のように後付してまでも。
この店は「体感器等」の使用を禁じています。
ならば、体感器(準ずるモノ含む)を使わなければ、攻略法の使用は可能となります。
私はその方法を思いつきましたのでこの店に訪れたのです。
低周波治療器のトキと違い時間制限もありません。
なにより、後付けで打ち止めにされた悔しさもあり、「開店から閉店まで粘って爆出ししてやる!!」と朝イチから並びました。
開店となりスロットコーナーへ。
裏返った『ボルテージ』には設定差がありませんのでドコに座っても同じ。
ドコに座っても同じですが、体感器を使用した攻略法を駆使する場合、少しでも目立たない様にとカド台は避けるのがセオリー。
しかし、私はあえてカド台へ。
爆出しするのですから、別積みされるでしょう。
その別積みされたドル箱の山を眺めながら、爆出ししてやるとの目論見です。
目立っても全く問題ありません。
例え、店から「体感器を使っているのでは?」と疑われてもです。
ナゼなら、体感器(“等”を含む)は使っていないから。
体感器を使っていない以上、攻略法を使用してもこの店は認めざるを得ないのです。
「この前の体感器で回収出来なかった分を倍以上回収してやる!!」と回し始めます。
それから1~2時間が経過した頃。
私の頭上にはカチ盛りのドル箱が3つ。
最初に自力でチェリーを引くまでは少々手こずりましたが、攻略法の効果で程無く状態突入。
一撃カチ盛り3箱で状態はヌケてしまいました。
もちろん続行するのですが、このタイミングで私の肩を誰かがポンッ。
振り返ると店員でした。
体感器等は使用していませんが、攻略法は使用しています。
この攻略法は周期を狙いますので、打ち方も必然的に通常とは少し異なります。
当然、店員によるチェックは行われていたでしょう。
ウ●モノですので、一撃ドル箱3箱カチ盛りなんて当たり前。
むしろ少ない方。
しかし、不自然な動きから店員は私が攻略法を使っていると判断したのでしょう。
イコール、体感器を使用している、と。
案の定店員は私に向かいこう言いました。
「ちょっと来て下さい。」と。
そう言った後、案の定事務所へ向かう店員。
言われた通りついていく私。
しかし足取りは前回と比べ重くはありません。
むしろ軽いぐらい。
もちろん、攻略法を使用していますので事務所行きぐらいは覚悟していました。
てか、事務所に連れてってくれと密かに思っていたぐらいです(笑)。
その理由は、攻略法使用可の念押しの為。
つまり、攻略法の使用を認めさせ、何の気兼ねもなく爆出ししてやろうと考えていたからです。
その背景には体感器等を使用せず攻略法を駆使しているトコロにあります。
しかも、アレコレと後付けも出来ないであろう方法との自信があったからです。
事務所に入ると前回と同じ店長と思われる人物が。
前回と違うトコロは開口イチバン「体感器使ってますね!」と少々不機嫌そう。
前回と違い、今回はカチ盛り3箱により収支はすでにプラス。
故に少々不機嫌なのかと思われます。
私「使ってないです!」
店長「ホンマですか?」
私「ホンマです。」
店長「店員から報告を受けて、僕も注意深く観察していましたがアナタ、打ち方が少しおかしいですね。」
私「打ち方がおかしい?」
店長「体感器を使っている独特な打ち方をしています。」
私「だから、体感器なんて使ってませんよ!」
店長「なら、ナゼあんな打ち方をするんですか?」
私「打ち方って…… じゃぁ、パチスロにはこうやって打たんとアカンって決まりはあるんですか?」
店長「なんやて?」
店長は少しムッとしたようでした。
が、すぐに冷静ななり。
店長「決まりは……ないです。 打ち方は自由です。」
私「だったら、え~ですよね。」
店長「ですが、体感器を使っていればハナシは別です。」
私「だ・か・ら・使ってないですって。」
店長「だったら、なんであんな打ち方をしてたんですか?」
私「イヤ、だから……」
このままでは埒が明かないと思い、正直に話しました。
私「このままやったらハナシが進みませんから正直に言いますね。 ぶっちゃけ攻略法は使ってます。 でも体感器は使ってません!」
店長「攻略法は使ってるけど、体感器は使っていない?」
私「はい!!」
店長「ホンマですか?」
私「まぁたソレですか? 疑うんやったらボディーチェックどうぞ。」
店長「では、ボディーチェックを。」
と、ボディーチェックを始めました。
それも入念に。
しかし、何も出てきません。
当然です、何も使っていないのですから。
が、次に店長が発した言葉に驚きました。
店長「服を脱いで下さい。」
私「えっ!!??」
店長「下着は穿いたままで結構ですので。」
私「ちょっ、 イヤですよ!!」
店長「何でイヤなんですか? 何か都合の悪いコトでもあるからとちゃいますか?」
私「都合の悪いって…… フツー人前で服を脱ぐのはダレでもイヤなモン……。 って、
あっ!もしかして……」
店長「ちょっ、何を勘違いしてるんですか! 僕にその気はないですよ!!」
私「ホンマですかぁ~?」
店長「ホンマにホンマですっ!!」
私「しゃ~ないですね、下着はい~んですね。」
店長「はい、下着は穿いたままで結構です。」
私「でも、ここまでさせる以上、もし、何も無いとそちらが認めた場合はどうケジメ付けはります?」
店長「………。」
私「『ごめんなさい』では済みませんよ。」
店長「………。」
私「まぁ、ボクも面倒なコトになるのはイヤですから、あまり大袈裟にしたくはないです。」
店長「………。」
私「ではこういうのはどうですか? 今後ボクがこの店で何をしようと黙認してもらうってのは。」
店長「何をしようと?」
私「もちろん、体感器は使いません。 “等”も含めて。」
店長「う~ん……」
私「悩むコトないんちゃいます? 元々こちらの店は攻略法黙認ですよね?」
店長「えっ!何でそのコト(攻略法黙認)を知ってるんですか?」
私「店長がそう言いましたやん。」
店長「僕が???」
私「えぇ。」
店長「いつ?」
私「覚えてないんですか?」
店長「何を?」
私「何日か前にボクにこの場所で言いましたやん。 で、今日はコレで帰れって。」
店長「????」
私「低周波治療器のトキですよ。 後付けやから譲歩してその時点でのメダルは交換OKって。」
店長「あぁ!あのトキの!!」
私「思い出しましたか?」
店長「はいはい、思い出しました。」
私「あの時、店長は『攻略法は黙認しているが、体感器や類似するモノは禁止』って言ってましたよね。」
店長「言ったかどうかは覚えてませんが、確かにウチは体感器等を使わない限り攻略法を黙認しています。」
私「だからソレでい~です。 体感器を使ってないって認めてくれたらボクがこの店で何をしようと黙認してくれれば。」
私「さっきも言いました様に、体感器や類似するモノは使いませんので。」
店長「………」
私「どうですか??」
店長「分かりました! ではソレで。」
私「その前に人払いしてもらってもい~ですか?さすがにコレだけの人数の前は恥ずかしいです。」
その時、事務所にいた人数は私を含め6人。
店長ダケでは少し疑わしきトコロがありましたので、もう1人の店員にのみ残ってもらい他の3人には席をハズしてもらいました。
服を脱ぐのは想定外でしたが、私の狙い通り何もなければ認めさせるコトに成功しました。
後は類似するモノも含め、体感器を使っていないと証明するのみ。
その後、下着姿に腕時計のみと言う、実の親にもあまり見られたくない姿に。
その恥ずかしさに少し後悔しましたが、時すでに遅し。
店長が「腕時計も。」と言ってきましたので腕時計を店長へ預け、後はぐるぐる回ったり、ピョンピョン飛び跳ねたりと、さらに恥ずかし目を受けるコトに。
しかし、恥ずかしい思いをした甲斐はありました。
店長の口から「何もないですね……」との言葉が出てきたのです。
私「もぉ、服着ていいですか?」
店長「いいですよ。」
私「どうですか?」
店長「何もない以上ウチも何も言えません。」
私「じゃぁ。」
店長「はい、約束は守ります。 が、その前に……」
店長「大変不快な思いをさせて申し訳ございませんでした。」
驚いたコトに店長から謝罪の言葉が出てきました。
他に厳しくする以上自分にも厳しくする。
私の思った以上に出来た人物だと思いました。
私「いえ、謝ってもらわなくても大丈夫ですよ。使ってないと認めてもらえればソレで。」
とにかく、コレで無罪放免。
何の気兼ねもなく思う存分出しまくれます。
それも、この日ダケではなく『ボルテージ』が設置されている限りずっと。
席に戻った私はさっそく打ち始めます。
今度は程なく自力でチェリーをGET
早速周期を狙う私。
が、このタイミングでなんと店員がメダル補給に訪れる。
もちろんホッパーはカラになっていません。
なのに、このタイミングでメダル補給。
実はこの店員。
私が服を脱いたトキにはハズしていた店員。
恐らくですが、この店員は私が体感器を使っていると思い込んでいたのでしょう。
ナゼそのまま打っているか疑問に思うも、取り敢えず掴んだチェリーの周期を崩そうとしていたのだと思います。
裏返った『ボルテージ』の攻略法はチェリーの周期が遅いが故に体感器で狙えると言うモノです。
前編で説明した通り、その遅い周期に体感器を合わせるとタイミングが取りづらくなります。
その為、3.6秒で何拍かの工夫が必要です。
その店員は、その何拍かのカウントを崩しにきたのです。
一度カウントを崩されるとまたイチからやり直し。
重い確率のチェリーを自力で引き戻さなければなりません。
それが、店長の指示かどうかの判断は出来ません。
しかし、あれだけ自らにも厳しい店長がその様な指示を出すとは思えませんでした。
気を取り直し回し続けます。
てか、気を取り直す必要はありません。
ナゼなら気落ちしていないから。
その理由は、私が編み出した体感器を使わない攻略法にあります。
一度掴んだチェリーの周期はリセット(BIG終了or設定変更)されない限り狙えるのです。
メダル補給のみではリセットされていませんのでチェリーの周期は変わりません。
よって、再度チェリーの周期を自力で探る必要はナシ。
ですので、程なく状態突入。
そして、閉店を迎える頃には別積みの山が出来上がっていました。
その中には全て私が出したメダルが詰まっています。
流すとその枚数、なんと30,000枚オーバー。
裏返っているとは言え、さすがにここまでは出来過ぎです。
この日はヒキにも恵まれ、攻略法の効果も上乗せされたからでしょう。
レシートを景品に交換する為、カウンターに向かうとそこには店長が。
大量の特殊景品を私に渡した後、店長は私にこう告げました。
「この後少し時間を頂いても宜しいでしょうか?」と。
私は断るつもりでした。
なぜなら、攻略法でムリヤリ出されたのだから、不快に思う方もいらっしゃるのではと考えたからです。
ソレが例え、店側が認めていたとしても。
最悪、拉致監禁され勝ったお金を奪われるかもと思ったのです。
私「スミマセン。もう遅いですし、家も遠いのですぐ帰ります。」
店長「お時間はとりませんので。」
私「スミマセン、帰らして下さい。」
店長「なら、どうやって体感器ナシで攻略法を使えたのですか?それダケ教えて下さい。」
私は、「なぁ~んや、そのコトか」と思いましたが、複数の人数で拉致監禁される恐れはまだあります。
私「分かりました、なら店の前にある24時間営業の喫茶店でなら少しは大丈夫です。」
店長「ありがとうございます。」
喫茶店であれば他の方もいますし、まず拉致監禁はできないであろうと考えました。
なにより、実は私の方にも店長に聞きたいコトがあったのです。
特殊景品を換金し喫茶店へ。
店長はまだ来ていない様子。
私はテキトーに空いている席に座り飲み物を注文。
10分程で現れる店長。
店長「お待たせしてスミマセン。」
私「いえいえ、結構ですよ。」
店長「時間も時間ですので早速聞いてい~ですか?」
私「その前にボクからも聞きたいコトがあるんですケド。」
店長「??? 何ですか?」
私「店長と事務所で話した後、店員さんがカラになってないのにメダル補給に来たんです、アレは店長の指示ですか?」
店長「メダル補給?」
私「はい。」
店長「いえ、僕は指示していませんね。」
私「そうですか、それならい~です。」
店長「ソレがどうかしましたか?」
私「店長の指示で、周期のカウントを崩しに来たんかなと思いまして。」
店長「僕はそんなコトしません!!」
と、少し強い口調で言います。
私「じゃぁ、あの店員さんの独断?」
店長「名前は分かりますか? 注意します。 認めた後にイヤガラセみたいなコトすんの僕キライなんです。」
私「名前はチョットわかりません。 でも、もぉ~い~です。 そもそもカウント自体していませんでしたし。」
店長「おぉ!そ~やった。 体感器ナシの攻略法を知りたかったんです。」
私「店長はなんでこの攻略法を知りたいんですか?」
店長「………。」
私「内容を知って使用禁止の注意書きを作る為ですか?」
店長「………。」
私「ソレやったら教えるワケには行きませんね。 申し訳ないですケド暫くは『ボルテージ』で稼がせてもらうつもりですんで。」
店長「………。」
私「おっと。 稼ぐからって出禁ってのはナシですよ。 約束したボクが何をしようと黙認の“何をしようと”には稼ぐってのも含まれてますんで。」
店長「………。」
私「そういうコトなんでヨロシクです。 ではボクはそろそろ帰ります。」
店長「ちょっと待って下さい!」
私「何ですか?」
店長「使用禁止の注意書きを作る為とちゃいます。」
私「でも、聞いたら使用禁止にするつもりとちゃうんですか?」
店長「いえ、使用禁止になんかはしたりしません。」
私「???じゃぁ、何で攻略法を知りたいんですか?」
店長「実は……」
店長は体感器を使用しない攻略法を聞きたい理由を話しました。
その理由を聞いた私は。
私「はぁっはっはっは(爆笑)。」
店長「お恥ずかしい……」
私「イヤ、気持ちはスゴく分かります。 そういうコトなら喜んで(笑)。」
と、攻略法を教えるコトを快諾。
店長「ありがとうございます。」
私「でも、攻略法使うと『ボルテージ』の寿命が縮まりますよ。」
店長「それはそうですが……」
店長は「くれぐれもここダケのハナシにしておいて下さい。」と念押しした上で私に話してくれました。
「『ボルテージ』が次の入れ替え候補に挙がっている。」と。
さらに詳しく聞くと、どうやらコレはコチラの店ダケではない様でした。
『ボルテージ』を設置している全国の数少ない店舗のほとんどが入れ替えを検討しているらしいとのコト。
その理由は某大手パチスロメーカーの話題の新機種を導入する為。
一躍注目を集めた『ボルテージ』とは言え、そこはマイナーメーカ製。
しかも攻略法まで発覚した機種は入れ替えの最有力候補とのコトでした。
以下、店長が攻略法を知りたい理由です。
●『ボルテージ』でめっちゃ出したい。
でした(笑)。
さらに話しを聞くと詳しく話してくれました。
1.自宅はかなり離れた場所にあり、自宅近くに『ボルテージ』設置店アリ
2.その店も体感器の使用は禁止
3.店長はその店の『ボルテージ』でシャレにならないぐらい負けている
4.スグにでも入れ替えられる可能性がある為、その前に一矢報いたい
でした(笑)×2。
3.の項目に非常に共感できましたので、私は攻略法の手順を説明。
店長は目を丸くして、「そんなカンタンなコトで…… コロンブスの卵やな。」と感心していました。
が、ソコで私に気付き。
私「んん!? チョット待って下さい、スグにでも入れ替えられる可能性があるってコトは、もしかして店長のトコロもですか? 候補に挙がってるって言ってましたもんね。」
店長「まぁ~、そんなカンジです。」
私「えっ!?えっ!? じゃぁ、ソレを見越した上でボクを黙認したんとちゃいます?」
店長「え~っと。 ソレはそのぉ~。」
私「稼げたとしても短い期間ダケやからかまへんワと。」
店長「スミマセン!!」
私「………。」
やはり、この店長はクセモノです。
とは言え、今日明日にでも『ボルテージ』が入れ替わるワケではりません。
短い期間とは言え、黙認された攻略法。
思う存分稼いでやろうと誓ったのでした。
ソレがキッカケで、店長と超仲良くなったのは言うまでもありません。
さて。
それでは、皆様が気になっているであろう(気になっていますよね?)攻略法の手順について説明します。
体感器は使いませんが、あるモノは使います。
ソレは腕時計。
手順は以下の通りです。
1.腕時計の秒針の任意のタイミングでレバーオン
2.チェリー当選まで1.を繰り返す
3.チェリー当選後は腕時計の秒針で3.6秒を計りレバーオン
です。
ここで疑問に思うのが3.の項目。
「腕時計の秒針でコンマ6秒が狙えるのか?」でしょう。
断言します。
「腕時計の秒針でコンマ6秒なんて100%狙えません!!」と。
では、どうするのか。
コンマ6秒は狙えませんが、以下の手順で3.6秒周期は狙えます。
1.腕時計の秒針の任意のタイミングでレバーオン
2.チェリー当選まで1.を繰り返す
ココまでは同じです。
次の項目が異なりキモとなります。
3.以降はチェリー当選時の秒針から18秒毎にレバーオン
3.6秒のチェリー周期をその都度狙うのではなく、5周期に1回狙うと言うモノです。
チェリー当選時の秒針の位置さえ記憶しておけば、以降は18秒毎(3.6秒×5周期)に周期が訪れます。
ですので、途中でメダル補給をされようが、休憩を挟もうがリセットされない限り周期は掴めるのですね(3分で最初の秒針の位置に戻る(正確には1分半)ので長針の位置も記憶しておけば万全)。
この考えに至ったキッカケは、叔父に子供が産まれた日に違和感を覚えたのが最初。
2月29日の件です。
次に「海外のオリンピックで寝不足になるから寝る時間を“ズラ”せないか?」と言う件。
さらに、オリンピック開催年はうるう年であるコト。
4年で1日分の時間が余るから、調整の為2月が一日増えると言う件が決め手となりました。
腕時計で3.6秒を狙うのは不可能ですが、4.0秒は狙えます。
その誤差0.4秒。
0.4秒を5セット行えば、誤差は2秒となりますので腕時計でも狙えます。
で、まず思い付いたのが以下の手順
1.腕時計の秒針の任意のタイミングでレバーオン
2.チェリー当選まで1.を繰り返す
3.以降は4秒毎にレバーオン
4.3.を4回繰り返し5回目は2.0秒でレバーオン
でした。
つまり、4.の項目で誤差を調整したのですね。
しかし、誤差を調整出来ても肝心の2.0秒でレバーオン(フラグ抽選)を行えるか?との疑問にぶつかりました。
さらに、3.の項目でメダルはロスしてしまいます。
そこでもっとシンプルに考えたのです。
「ならば、(4.0秒×4回)+(2.0秒×1回)=18秒となるワケだから、18秒毎にレバーオンを行えばOK」と。
弱点はチェリー周期を掴んでからは、消化が極端に遅くなるコト。
なんせ、1Gあたりフルウェイトの4倍以上の時間を要してしまいます。
体感器とは違い、腕時計攻略の副作用とでも申しましょうか。
しかし、ソレでも効果は目を見張るモノがありました。
ハナシを戻しまして。
店長は「次の休みの日に地元の店で早速試します。」と言いました。
同時に「ウチの店では入れ替えるまでの間は存分に稼いでOK」との密約も交わし、お互い喫茶店を後にしたのでした。
~翌日~
この日、私は仕事でした。
ですが、仕事終わりに『ボルテージ』設置店へ。
スグに入れ替えられる可能性が高い以上、設置されているウチに少しでも稼いでおきたいとの理由からです。
到着し、一目散に『ボルテージ』へ向かいます。
が、ナント『ボルテージ』のシマは閉鎖中。
私はワケが分からずボーゼンとしていました。
すると、暫くして店長が私のトコロに訪れてきましたので、すかさず質問しました。
「コレ(閉鎖)、何でですか?」と。
すると、店長は「チョット待ってて下さい。」と私に告げドコかへ。
少しして戻ってきた店長は「コレが原因です。」と。
その手には、本日発売されたばかりの某有名攻略誌。
さらに、店長はパラパラとページをめくり、あるページを私に見せ手渡しました。
そのページには、「『パチスロボルテージ』に時計攻略法発見!」なる記事。
その記事の内容は私が編み出した腕時計攻略と全く同じ内容が書かれていました。
さらに、P社製の低周波治療器を使う方法までも。
私が思いつくぐらいですから、この攻略法を思いつく方は数えきれない程いらっしゃるでしょう。
それも、私よりもはるかに早く。
昨日今日で雑誌を作るコトはできませんから、攻略誌がこの攻略法を発見したのはかなり前となります。
腕時計攻略には納得出来たのですが、驚いたのはP社製の低周波治療器でも体感器の代用ができるコトに言及しているコトです。
P社製の低周波治療器が体感器に代用できるのは不具合の起こる○○年製のみ。
しかも、その不具合は一般には発表されていない不具合を利用したモノです。
果たして、攻略誌側はどうやってその情報を手に入れたのか?
私の様に偶然に偶然が重なったのでしょうか?
しかし、その事実を知る術はありません。
まぁ、上には上がいるってコトですね。
しかし、まさか翌日にココまでデカデカと紹介されるとは想定外です。
体感器を使用しないで攻略できるとなれば、皆こぞって攻略法を使用するでしょう。
となると、店としての被害は甚大です。
その被害を防ぐ為にはシマを閉鎖するしかなかったのでしょう。
元々稼げる時間は短いとは思っていましたが、短いドコロか全く無いとは思いもしませんでした。
私「うわぁ~、雑誌に載るの早っ。」
店長「………。」
私「まぁ、ボクが見つけれるぐらいですから、天才君やったらもっともっと早く見つけたでしょうね。」
店長「………。」
私「それにしても、店長のトコロも決断早かったですね。」
店長「………。」
私「まさか、今日の今日とは。」
店長「………。」
私「???」
よく見ると店長は涙目になっていました。
私「どうしたんですか!?」
店長「今朝の開店前にオーナーから連絡があって、雑誌に載ったから『ボルテージ』のシマはスグに閉鎖しろって。」
私「そうなんですか? 稼がせてもらうつもりでしたが、まぁ、しゃ~ないですね。」
店長「ここまで大々的に雑誌に載ると『ボルテージ』設置店は全店即刻シマ閉鎖すると思うんです。」
私「でしょうね。」
店長「僕んチの近くにある店も。」
私「まぁ、そうでしょうね。」
店長「………。」
私「で?」
店長「一矢も報いるコトが出来なかった……。」
私「???」
私「あっ!」
私「はぁっはっはっはっ(爆笑)」
店長「何がおかしいんですか!!」
私「イヤ、店長サイコーです。 持ってますねぇ~。」
店長「そんなん持ちたくない!」
私「でも、しゃ~ないですね。 諦めましょうwww」
店長「ううう……。」
店長は一矢報いるドコロか報いる場さえ与えてもらえなかった様です。
店長は一縷の望みに掛けて次の休みに自宅近くの『ボルテージ』設置店に訪れたのですが、予想通りシマは閉鎖されたままとのコトでした。
いかがでしたでしょうか。
少しはヒマをツブせたでしょうか?
繰り返しますが、今回は全て私が創作したオハナシです。
登場する人物(私以外)・機種・店・攻略法・その他諸々は実在しませんし、事実と異なるコトもあります。
が、モデルは実在します。
お読み頂いた方の中には、攻略法のモデルが何の機種かお分かりになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昔は結構ありましたからねぇ~攻略法。
正攻法からゴトに近いモノも含め。
ヤンチャが過ぎたコトもありましたが、振り返ると古き良き時代でもあったと個人的には思います。
で、その時代を経て今があると。
果たして今後はどうなるんでしょうねぇ~。
今回のオハナシの設定時代の様に、やりすぎないコトを切に願うばかりです。
今回は以上とさせて頂きます。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。