2年ぶりのサルデーニャ。毎回何かしら起こるが、今回は出だしから波乱だった。
まず成田から乗り込んだ機内で、なかなか出発しないままエアコンが切られ、中国で軍事演習があって一時通行止めになり、その後は通過許可が出るまで待っているというアナウンス。いつ出発できるかわからず、トランジットに間に合うか不安にかられながら待つこと約2時間。座ったまま待っている間に蒸し暑さと圧迫感で娘がすでに乗り物酔い状態に。ローマからサルデーニャまでの最終便に乗り換えるのは絶望的な思いでローマに到着。
トランジットのデスクには長蛇の列。乗り継ぎ便の取り直しに時間がかかっていた。ようやく順番が回ってきたが、ちょうどバカンスのシーズン突入のため明日の便にも空きがないと言われ、あさってになるかも、でも明日もう1回来てみて、キャンセルがあるかもと言われる。空港近くのホテルを紹介され、スーツケースは検査を通してないから降ろせず、着の身着のままで寝ることになる。娘の服だけは予備を機内持ち込みにしていたが、他は持っておらず危機管理が足りなかったと反省しながら深夜にようやく寝ることができた。
翌朝は睡眠不足のままキャンセル待ちに並んだが午前はキャンセルがなく、午後にようやく取れ、もらったチケットでランチをする。夕方にアルゲーロの空港にようやく着いたが、今度はスーツケースがない!探してもらうことに。夫がイタリア語ですべて交渉してくれ、一緒に聞いていたがほとんど理解できていない自分に愕然とする。イタリア語のレッスンは続けてきたが、これではとても一人では旅行できない。
夫の友人のアルベルトに迎えに来てもらい、サッサリに着いてすぐに夫が何度も空港事務所に連絡したが、まだ届いていない、という返事しかなく、その晩もスーパーでとりあえずの物を買って、明日届くことを期待しながら再び着の身着のままで寝ることになる。