4年前に1年間暮らした荷物がアルベルトの家の倉庫にまだたくさん残っていて、イタリアに着いてからの2日間はずっと持ち帰る物と捨てる物の仕分け作業をしていた。本当は毎年ここに来て暮らす予定だったのに、アルベルトの息子がローマで定職が見つからずにサッサリに戻ってきたので、空き家状態の私たちの家に住むことになった。そのかわりに夏の間だけアルベルトが私たちの家を探してくれることになった。夫は銀行に通って口座を閉じるのに手数料を取られたり理由書を書かされたりと半日ずつかかってしまっていた。銀行にお金を預けていて使っていないのに毎月手数料をとられるようになってきてしまったので閉じることにしたが、日本もそのうちこうなりそうだと予感する。

さて今回の滞在先はサッサリの街の中心も中心、ホテルが買い取ったビルの一角で、まだ改装中だけど、アルベルトの関係者ということで特別に借りられることになった。ごみごみした中心街の中によくこんなスペースがあったなというくらい広い。イタリアに来たら食べたかった黄桃やフィノッキオ(フェンネルの実)を買ってきて食べる。アルベルトの奥さんのニーナにも毎日ごちそうになり、娘は毎回サルシッチャというサラミより脂肪分が少ない赤身の豚肉やプロシュートなどの肉ばかりをリクエストしていた。ニーナの料理は本当においしくてどうやって作るのか何度も聞いた。私もがんばろう~っと。

朝食用に買った果物。桃1個80円弱。日本とは大違い。


フェンネルの実のフィノッキオ。胃腸の消化によくてすっきり。




ニーナの料理。かぼちゃの花とアンチョビの揚げ物と焼いたなすをつぶしてトマトソースをまぜたペーストをパンにつけて食べたのもおいしかった!

 culurgionesというサルデーニャ特産のパスタも激ウマ。

パスタ生地にミントの葉がまぜられていて、チーズとジャガイモのペーストを包んでゆでるというイタリアでもかなり珍しいパスタ。

ポテトと豚肉のオーブン焼き。どちらもパリパリでおいしい~

デザートはセアーダスというサルデーニャ特産のお菓子。

パイ生地の中はリコッタチーズ。はちみつをかけて食べる。まだ食べたいけど、おなかがはちきれそう。