2年前に娘がイタリア滞在中にマイコプラズマ肺炎になってしまい、3週間の滞在のうち、ほぼ2週間ベッドの上だったのが相当トラウマになったらしく、もうあんなつらいことになるのは怖いと言うので、去年の夏は見送ることにした。さすがに今年も行かなかったら会いたい友達に忘れられちゃうよ、おいしいもの食べられるし、につられて、行く決心をした。正直、親の私たちも2年前のことを思い出すと恐怖だった。1週間の高熱でトイレにも歩いて行けなくて体をかかえての大仕事だったし、薬を処方されてからは下痢が続いてさらにふらふらになり、帰国するにも空港で移動ができるか心配したほどだった。あれからずっとどうしたら病気にならないかということを考え、イタリアでの体を冷やす食べ物ばかりを摂り続けたことやプールや海に長時間浸かったりしたこと、体を露出する服を着るのが当然のイタリアの常識は胃腸の弱い私たちには合わないこと等々、いろんな反省を踏まえてこの2年間、冷え取り生活をしてきた。ここで一歩を踏み出してみようという思いで出かけることにした。

さて、今回のイタリア行きの前に、どうしても会いたい人たちがいた。オーストリアのインスブルック。20年以来の気の合う友達夫婦が2年前にインスブルックに引っ越してしまい、ずっと会いたかったので、イタリアに行く前に寄るという形で実現した。娘と同い年の女の子と3歳年下の男の子がいて、二人ともとってもかわいい。3泊4日の滞在では登山電車やロープウェイを乗り継いで山へピクニックに行ったり、水遊びをしながらたくさん遊んで、私たちもワインを毎日飲みながらおしゃべりを楽しんだ。イタリアの国境に近いこの街ではイタリア語も通じたので夫も喜んでいた。次は国境近くのイタリアで、アグリツーリズモか別荘を借りるかして一緒に過ごそうという話をして別れた。楽しい滞在をさせてもらい、本当に感謝。



インスブルックの中心街から見たチロルの山々








17年前に祖母と一緒に来た場所









チロルの伝統的な料理











クノーデル(練った小麦粉に肉やほうれん草が入っている)あっさりしてるけど、ワインがすすむ・・・