寅さんの縁。 | Graphic designer MACKEY Kazuhiro

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映画「男はつらいよ」の寅さんが

大好きで全作品を何度も観た。


初めて観たのは小学生の昭和40年代、

家族と徳島の木造の映画館で観た。

マドンナは浅丘ルり子さん扮するリリー。


成人して、ある会合の後に毎回

いつもの知人らとビデオ鑑賞して

またハマる!

新作が出るたび劇場で観て、

ビデオで観て、テレビでも観た。


そして徳島のある田舎町に、

山田洋次映画祭のため

山田監督がやってきた。

全国から集まった寅さんファンで

賑わった。昭和の現役木造映画館で

寅さんを連続上映していた。

イベントの締めくくりは、

山田監督とファンとのトークショー。

みんな思い思いの寅さんを

山田監督に伝えた。

時間も少なくなって思い出にと

ぼくも寅さんを語った。


数日して徳島のローカル朝番組で

イベントの模様を放送していた。

終わりの部分でファンとのトークショーが・・。

するとぼくのコメント音声がノーカットで流れ、

それに合わせて寅さんの名場面が出ていた。

最後に番組のプロデューサーの梅津さんが

監督のコメントを紹介してくれた。

「ファンの青年の言葉が印象的だった。」


数年後、寅さん演じる渥美清さんが亡くなった。

渥美清さんのオマージュ作品が

寅さんに熱中した青春を過ごした

うだつの町で作られた。

西田敏行さんが主役で

古い映画館が舞台の「虹をつかむ男」。

映画のラストシーンで、

見慣れた風景の中に寅さんの旅姿が

合成で画面に現れた。

寅さんを思い、過ごしたあの場所に

大好きな寅さんがいた。


山田洋次映画祭から

十数年の月日がたったある日、

プロデューサーの梅津さんに会った。

あのときの青年ですと・・。

二人で当時のビデオを観た。

あのときは、お互い今より若かったね!と


寅さんを通しての縁はたくさんある。

ありがとう寅さん。