誰もがやっている当たり前の2つの事こそ、実は何よりも価値があります。
会社に勤めている、または経営していると成約率や売り上げがあって、伸び悩むことってありますよね。
そんな利益に繋げるため今まで行ってきたあらゆる対策を、一瞬で淘汰してしまう概念があります。
今回は、売上に一番つながるリピート率を上げるための概念をご紹介します。
・凡事徹底
あまり聞きなれないこの言葉ですが、今回の記事はこの部分さえ読んでいただければ、ページの戻るボタンを押して頂いても構わないぐらい、重要です。
「凡事徹底」=凡庸(ぼんよう)な事を徹底的に行う
つまり、誰もが出来る事を徹底的に行い、積み重ねて、誰もが手の届かないところまで積み上げることです。
良く誤解されるのですが、利益を生み出している人は、誰も見たことないような新しいことをして、富を築き上げていると思われていますが、実はそうではありません。
新しい事を、世の中に浸透させるには相当な努力が必要です。
当たり前のことを言うようですが、新商品を世に出す経験をしたことがある方なら、きっとその苦労を肌身に感じたことがあるのではないでしょうか?
おそらく、ブログ・口コミ・SNS・Youtubeなど時代に合わせた徹底的な情報発信や、それをもとに地道なデータを取ったりなどをしてきたと思われます。
はっきり言って商品の派手さとは真逆で、やっていることはシンプルかつ地味です。
しかし、この地味な事こそ重要で
一つ一つを見れば、誰もが出来る日常的な業務で、取るに足らない事です。
でもそれを積み上げてきたのは、会社や上司、リーダーではなく、あなた自身です。
例えマニュアル通りの作業であっても、必ずあなた自身のオリジナリティーが含まれています。
それはまるで、書道における「模倣と創造は表裏一体」という言葉があるように
どれだけ真似をして、模倣しても、必ずその人自身の色が出てしまうといったように、
すべての行動はあなたにしかできないことです。
それに気づけたとき、自分の行動に価値を見出し、積み上げ、自信が生まれ、それがお客様に伝播していくのです。
実際に私が6か月間に行っていたのは、「訪問」と「読書」のみです。
もちろんその間様々な仕事を行っていましたが、凡事徹底を意識するようになってからは、この訪問と読書こそが、全ての基盤になりました。
始めは何かと理由をつけて、依頼してくれた人の元へ訪問し、そのうち理由がなくてもふらっと立ち寄るようになり、そして気づけば訪問回数が100を超えていました。
そして、その依頼者さんと出会ってから、その人の喜びそうな知識を身につけるために、毎日帰ってから読書して、役立つ情報を毎回伝えるようにしていました。
そうしているとみるみるうちに、信頼関係が築け、毎回私が訪問するのを心待ちにしてくれて、何度も新しい仕事を頂ける状態になりました。
これは、日々営業を行っている人からすれば当たり前のことですが、この積み重ねこそなによりも価値があると実感しております。
また、「積み重ね」という言葉は次の概念にも直結するキーワードです。
・フロントエンドこそ全力で
フロントエンドとバックエンドという言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、簡単に説明させていただきます。
少し内容は異なりますが、イメージとして一番伝わりやすいものは
フロントエンド=「集客商品」
バックエンド=「収益商品」
読んで字の通り、利益は少ないが集客につながる商品と、利益が多い収益に繋がる商品です。
商品と言ってしまえば、物理的な商品を思い浮かべますが、確立されたサービスなども商品に含まれます。
しかし、営業やクリエイティブな仕事または使わないと実感できない商品は、実現するまでサービスが伝わりにくいものです。
よって、フロントエンドを強化する必要があります。
では一体具体的にどういうことをするのか・・・
それを語る前に、「仕事」と「ビジネス」の違いはご存知ですか?
「仕事」とは・・・働けば働くほど、利益に繋がる。つまり「労働により収益を得る」事です。
「ビジネス」とは・・・働けば働くほど「積み重なり」、ノウハウや資産が蓄積され、収益までを効率的につなげる事です。
この仕事とビジネスの違いを知ったうえで、このフロントエンドを見直した時
当然、多くの人はビジネスをしたいと思うはずです。
では、フロントエンドで意識すべきこと、それは・・・「投資」です。
といっても、実質的なお金の投資だけではありません。
顧客の満足度を考えた時に、「これだけの商品をこの値段で!?」という商品だけではなく、「毎回、いろんなことを教えてくれる」という情報もフロントエンドになり得ます。
つまり、目の前のお客様の為に、事前に最大限の行動や知識の投資が行えるかがカギとなります。
そうすることで、凡事徹底と合わせて、顧客の知識の蓄積がフロントエンドで終了し、よりスムーズにバックエンドへと促す事が出来ます。
私の意見になりますが、よくフロントエンドとバックエンドは別物と言われる方がいます。
しかし、私の考えは少し違い、フロントエンドとバックエンドは同等の価値があると思います。
それは、確かにバックエンドの方が収益が高いですが、フロントエンドはその分人から信頼される度合いが高くなります。
だからこそ、私は目の前の人の期待に応えるためにどんな時も全力で向き合うよう努力しています。
・さいごに
今回の記事を書いた理由ですが、私の周りで、自分に自信がない人がいてました。
その人の話を聞いていると、どれだけ仕事で頑張っても、「そんなの社会人として、当たり前やろ!」と何度も怒鳴られたことがあったそうです。
私は、その話を聞いたときに、そんな当たり前のことを出来る人こそ、かけがえのない素晴らしい人だと思います。
社会に出てからというもの、なかなか当たり前と言われていることってできないものです。
だからこそ、私はそんな友人を持てたことを誇らしく思います。
願わくば、自分に自信の持てない人の為に、少しでもこの記事が役に立つこと願っています。
これが私の
1度も会社に入ったことない凡人が半年でリピート率95%達成したたった2つの概念
でした。