講師の井並ホープ研究員は
今回の展示の主任なので
美術館では聞けないお話しが
盛り沢山でありました

1時間半の講義が早かったです

佐竹本が何故に作られたか
未だに不明だそうです

多分 神社に奉納されたのではないか説が
一番有力だそうです

紙も絵具も当時の最高級の物を使ってあり
神様に捧げた為ではないかと

使われている紙は
「打紙」という
何度も何度も叩いて
ツルツルの紙だそうです

当時は
こうぞやみつまたの繊維のザラっとした紙
それだと 滲みが出て
筆遣いが綺麗に見えないそうです

その打紙の上にさらに雲母を薄く乗せ
一段とツルツルに
字も絵も華やかで美しい物に
なっているそうです

もう1つの素晴らしい所は
一人一人のお顔やしぐさが
歌に合わせて描かれている事だそうです

こちらの姫君
ツルツルの紙故
絵具が剥がれ落ち
絶世の美女と云われている
小野小町

敢えてお顔を描いていないのか
緑の黒髪も美女の要因の1つなので
髪を誇張しているのか…

美容師ならではの発想

緑の黒髪は日本ならではの考え方です

艶も長さも量もある黒髪が美しい

西洋人には
艶のある髪が美しいという発想が無いと
井並ホープ研究員にお伝えすると
あぁそうなんですね
と

目からうろこ的な表情をされていました

黒が濃くなると緑に見えるので
「緑の黒髪」
「カラスの濡れ羽色」と表現されます

他の歌仙絵の小野小町は
現代の私達から見ると
絶世の美女とは
かなりかけ離れているのです

なので 髪美人?
とか
いろんな想像・妄想が湧き
展示に張り付いていました

きてぃの妄想は果てしなく続く~

ちなみに小野小町は前期のみの展示
11月4日までです

今回の図録は¥3000ですが
歌仙絵の31首は
特別に打絵のイメージの厚紙で
見開きになっていて とても素敵です

¥3000では
儲けがないそうです

きてぃ思う

三十六歌仙にちなみ
¥3600の価格でも買いましたのに

井並ホープ研究員
ありがとうございました

意外と真面目に
トラりん抜きで勉強しとると
思って下さった方を裏切るきてぃ

最後まで居残り
トラりん愛をアピールし
令和36歌仙にも選ばれたと
満面の笑みで かましました

「トラりんに伝えます
」と

言わざるを得ない
お気の毒な井並ホープ研究員でした

王朝文化だけでなく
100年前の
歌仙絵を買われた方の趣味の良さも
感じて頂きたいと
応挙館の襖絵も飾ってあります

いろんな美術館に行っておりますが
観やすくて 疲れないです

(中には 疲れるのもあるんです…)
回数を重ねると作品の理解度や
深い鑑賞が出来るので
次回までに
図録を読んで もう少し勉強します

31年前から
頭皮ケアに取り組んでいる
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