酒飲みは脳萎縮が進む。萎縮が「言い間違い」を引き起こす。
深酒するとラリるし、二日酔いでスピーチすると、何回も言葉を言い間違う。
深酒するとラリるし、二日酔いでスピーチすると、何回も言葉を言い間違う。
私の体験では、アルコールと睡眠不足が重なると、思考障害によってとんでもない表現ミスを連発してしまうことがあると断言してもよろしい。
<ナオ・カントさん、カナダでの記者会見失語録>
◆新興国(エマージング・カントリー)をエマージェンシー・カンパニー(緊急の会社)と言った。
◆国連安全保障理事会を国連常任理事会と言った。
◆G8をG7と言った。
◆ロシアのメドベージェフ大統領をベドメージェフ大統領と言った。
◆韓国の李明博(い・ミョンバク)大統領をイ・ミョンビャク大統領と言った。
◆国連安全保障理事会を国連常任理事会と言った。
◆G8をG7と言った。
◆ロシアのメドベージェフ大統領をベドメージェフ大統領と言った。
◆韓国の李明博(い・ミョンバク)大統領をイ・ミョンビャク大統領と言った。
連発したことを笑う無かれ! 病人なのですから。
<参考:アルコールが脳に与える影響(1997/3/27 Medical Tribuneより引用)>
●1日2合以上の飲酒群で有意差
飲酒量と脳萎縮の関係を見ると、非飲酒群(827人中27%に脳萎縮有り)と1日1合以下の群(脳萎縮は24%)では脳萎縮の程度には差がなかったが、1日2合以上を毎日飲酒する群(246人)では36%に脳萎縮が認められ、他の群と明らかな有意差があった。
●酒飲みは10年早く脳萎縮が進む
1日2合以上飲む人に注目すると、30代の飲酒群は40代の非飲酒群と同程度の脳萎縮を示している。40代の飲酒群と50代の非飲酒群、50代の飲酒群と60代の非飲酒群でもほぼ同じ傾向を示している。
●アルコールの脳への影響は可逆的
1978年にCarlenらがアルコール性の脳萎縮は禁酒によって回復しうるという報告を出して以来、種々の検討が行われ、最近はアルコールによる脳萎縮はある程度可逆的なものであることが明らかになってきたという。幸いにも禁酒後数週~数ヵ月後には脳萎縮は回復してくることが分かっている。それに伴い脳血流も増加し、さらに判断力や計算力など、脳の高次機能にも回復が見られるという。