♪三角関係とバタフライ効果の複雑系 | ◆VISTAの発見◆

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「三角関係は予測不可能な展開をする」

金融危機と三角関係には興味深い共通点がありました。

●世界の金融危機を引き起こした要因のひとつは、
応用数学理論により開発された金融商品です。
短期間で理論的に作られた商品に金融界が飛びついたことが
ことの発端。

●「蝶々が羽ばたいたきっかけで、台風が起きる」というのは
ローレンツが言い始めたバタフライ効果です。
ミクロのレベルでの不確実性がマクロのレベルでの不確実性へと
拡大されるというワケ。
これが現実に私たちの経済社会で起きてしまった。

● この金融危機で、世界中の学者はいっせいに、経済社会の
「複雑系」と「非線形性」を科学的に解明しようと取り組むでしょう。

●そんな訳で、ワタクシも「複雑系」「非線形」「カオス」などを
紐解き始めていたら、こんな面白い説明に出会ったのでご紹介・・。

(以下:永井俊哉ドットコムより引用)
● ローレンツ方程式(大気運動のカオスをモデル化したもの)
A. dx/dt=-10x+10y
B. dy/dt=28x-y-xz
C. dz/dt=8/3z+xy

『孫氏に「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉があるが、
我々は普通自分の状態と他者の状態から自分の行為を決定する。
だからローレンツ方程式は、
例えば次のような三角関係にたとえることができる。

今夫(xに相当)が自分の妻(zに相当)には関心がなく、
隣の家の奥さん(yに相当)に強い関心を持ち、その奥さんは、
彼の妻に気兼ねしつつ、彼に好意を抱いているとしよう。

すると、ローレンツ方程式は、次のように解釈できる。
A.夫の行為は、自分の気分と隣の奥さんの行為によって決まる。
B.隣の奥さんの行為は、自分の気分と隣のご主人と彼と妻の夫婦関係によって決まる。
C.妻の行為は、自分の気分と夫と隣の奥さんとの浮気関係によって決まる。

相思相愛の男女の関係は安定しているが、三角関係となるとにわかに不安定になり、
一定の状態に収斂することなく複雑な展開を続けることになる。
よく「三角関係は複雑だ」と言われるが、複雑ということは予測不可能ということであり、
そしてストーリーの展開が予測不可能だからこそ、視聴者をひきつけるテレビドラマの
主題にもなるのである』

●なんだかよく分かりませんねェ。複雑系は・・。