♪シンプルに集約⇒料理も民意も

写真はハワイの「小野ハワイアン・フード」名物料理。
ハワイ生まれのバラク・フセイン・オバマ・ジュニア新大統領誕生を祝いましょう。
牛肉を煮込んで塩・コショーだけの味付け。
クレソンたっぷりでシンプルだけどとてもおいしい。
ところで今日の話題は「多彩なアメリカをシンプルに再認識すれば」です。

3億人いるアメリカ人のうち、4分の3（７５％）は白人で、１２％が黒人だという。
黒人層が今回の大統領候補オバマさんに投票した割合が９５％をも超え、
人種による投票行動に有意な差が生じていることは、
やはり人種意識がむしろ黒人側に根強いことを示しています。

“多数から1つへ”というアメリカの標語は、まさに民主主義の多数決原理をあらわすだけでなく、
“話し合いを尽くして相互理解に至る”という理念を含んだ統治哲学そのものなのではないでしょうか。

＜アメリカ再認識＞
●国の標語 に“神を信ずというけれど”
E pluribus unum （1776年 ～現在）（ラテン語: 多数から1つへ）
In God We Trust （1956年 ～ 現在）（英語: 我ら神を信ず）
オバマさん現在はキリスト教。
ムスリム教の子がキリスト教に変身できた訳は余り報道されていません。インドネシアのあ母さんの姿も。

● 公民権法の制定のとき、オバマさんはまだ3歳だった。　
1964年7月にリンドン・ジョンソン大統領の下で公民権法（人種・宗教・性・出身国による差別禁止）が制定された。きっかけを作ったのはローザ・パークスさんのバス座席騒動。

● 多民族国家とはいうけれど実態は？　（2005年の人口統計）
世界でも有数の多民族国家。白人74.7%（2億1530万人）、サハラ以南のアフリカ系（黒人）12.1%（3490万人）、アジア系4.3%、その他8.9%。

●アメリカ合衆国になんでこんなに海外領土が一杯？
アメリカ合衆国の海外領土には、準州（テリトリー）、直轄領と自治領の他に、自由連合州（コモンウェルス）という形態がある。

ハワイ諸島周辺（オセアニア）
・ミッドウェー諸島（直轄領） - ハワイ諸島の北西
・ウェーク島（直轄領） - ハワイ諸島の西
・ジョンストン島（直轄領 / 無人島） - ハワイ諸島の南西

ミクロネシア（オセアニア）
・北マリアナ諸島（自由連合州）
・グアム（準州）

ポリネシア（オセアニア）
・アメリカ領サモア（準州） - サモア諸島東部
・ハウランド島（直轄領 / 無人島） - サモア諸島の北西
・ベーカー島（直轄領 / 無人島） - サモア諸島の北西
・パルミラ環礁（直轄領 / 無人島） - サモア諸島の北東
・ジャーヴィス島（直轄領 / 無人島） - サモア諸島の北東
・キングマン・リーフ（直轄領 / 無人島） - サモア諸島の北東

カリブ海
・プエルトリコ（自由連合州）
・アメリカ領ヴァージン諸島（属領）
・ナヴァッサ島（直轄領 / 無人島） - ハイチとジャマイカの間