♪ベルギービールの奥行き

マイケル・ジャクソン氏が亡くなって、１年になろうとします、
２００７年８月３０日、６５歳、心臓病。
ビールとウィスキーについての著書を残した、イギリス人Wrighterの彼は、
「ベルギービールの騎士」と呼ばれ、ベルギービールを世界に広めました。

彼のようなビール通がほれ込んだベルギービールとはいったいどんなものか
この季節、大いに興味が湧きます。
千いくつあるベルギービールの中から、すぐ飲んでみたいのはランビック（Lambic）
でしょう。

培養酵母を使わず、空中に漂う自然酵母を麦汁に取り込む方式（野生発酵）で、
ブリュッセルの近郊だけで生産されるこのランビックは、どの銘柄も主原料の麦以外に何か
加わっているので、酸味とフルーティな香りがあって、シャンパンやワインに近いのが特徴。
日本では発泡酒の分類にあたるものです。

チェリーを大量に漬け込んだBell-Vue社のクリーク（Kriek）、シャンパン風味の
Cantillon社のグース（gueuze）、木苺を漬けたBell-Vue社のフランボアーズなどまずお試しを。

ベルギーのビール製造の歴史は２０００年にもなります。
修道院でもビールが作られていましたが、宗教の勧誘とまったく無関係だったのでしょうか？
聖杯型のビールグラスに怪しい気配を感じます。

タクシーを呼ぶと車内で缶ビールがもらえるという日本の残業官吏の姿がチラリ・・。