♪拍手!代役歌手の勇気 | ◆VISTAの発見◆

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三大テノール歌手に次ぐ有名歌手(写真)がステージでプッツン。
進行途中で舞台を降りちゃった。
で、急遽代役歌手はジーパンに黒シャツのまま登場。

以下、12日のCNN配信記事からの引用紹介です。
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ミラノ――ミラノ・スカラ座で7日から公演が始まったベルディーのオペラ、「アイーダ」の舞台で10日、主役を演じていたフランス人テノール歌手、ロベルト・アラーニャ(43)が、観客からブーイングを受けたために公演中に退場してしまい、舞台衣装をつけていない代役が急きょ出演し、主催者が第3幕の開始前に観客に謝罪する、というハプニングがあった。


プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パバロッティ、ホセ・カレーラスの三大テノールに続く「第4のテノール」と称されるアラーニャの行為について、スカラ座の芸術監督は11日、残念なことだと述べ、「観客と劇場への配慮が欠けていた」との声明を発表した。


スカラ座ではこれまでも、フランコ・ゼフィレリ監督が制作に当たった豪華絢爛(けんらん)な舞台の公演開始から数分後、アリアを歌い終えたアラーニャに対して、観客の一部がブーイングを発した。


このブーイングは、アラーニャが初日公演後に行った新聞とのインタビューで、スカラ座の観客は要求が多く難しい、と述べ、今回のアイーダには出演するがスカラ座での今後の公演はキャンセルする、と発言していたことに対して、観客が反発したものと見られる。


アラーニャは初日公演について、批評家から辛口のコメントを受けていたこともあり、ブーイングを受けた後、気分を害して舞台から退場してしまった。デュエットを歌うはずだった共演者は「ソロ」でその場を切り抜けたという。


観客席からは「恥を知れ」との声が上がり、劇場内は一時騒然した雰囲気となったが、ジーンズに黒いTシャツ姿の代役が舞台に上がって公演を継続した。


地元メディアによると、この代役は「急に捕まえられて、舞台に放り出された。思いがけない試練だったけれど、乗り越えられたようだ」と語り、公演終了後、観客による拍手喝さいは9分間も鳴り止まなかったという。