2024年5月12日告示・同5月19日投票の相生市長選のレポートになるはずだったもの改め彦治観察日記です。

彦治が現れて選挙戦か?と思われたところ、一転して無投票になってしまったそうです。

0.背景
相生市は、兵庫県南西部に位置し、人口約28,000人、面積90.4㎢で南部の海側から北部の山側にかけ、細長い形をしています。姫路よりも岡山寄りなので、神戸・大阪方面への直通電車は少ないものの、山陽新幹線の駅もあり、比較的大都市へのアクセスも整備されている地域です。
とはいえ、相生市は、かつて中心産業であった造船業の衰退に伴い、多くの自治体の例に漏れず、人口減少に苦しめられてています。10年前には消滅可能性都市ともされましたが、直近の調査では消滅可能性都市から外れたとされています。このように、人口減少により消滅するかしないかのラインと厳しく向き合う中で、今後の町の発展をどう作っていくのかが争点になりそうでした。
今回市長に立候補する予定だったのが、以下の2人です。

谷口よしき (75) 現職・自公推薦
小西ひこじ (52) 新人

高齢・多選・現職の要件を満たしてしまったため、彦治のターゲットとなりかけました。


1.谷口よしき候補

(出陣式で実績を訴える谷口候補)

(1)候補の紹介

(谷口候補の選挙ポスター)

谷口候補は、かつて河本敏夫衆議院議員の秘書を務め、2000年に相生市長に初当選しました。以降は5回連続で無投票当選が続き、今回24年ぶりに、自民公明の推薦を受けて選挙戦を迎えようとしていました。
相生市を近畿エリアの「住みたい田舎ランキング」でランクインさせるなど、一定の手腕も発揮しているので、今までも「この人なら大丈夫でしょう」という形で、なんだかんだ市長に選ばれてきたのではないかと思われます。

(2)主な政策

(谷口候補の証紙ビラより)

(3)選挙戦の展開

(選挙カーで街に繰り出す谷口候補)

谷口候補は、結果的に無投票当選でしたが、万全の準備を整えて選挙戦に臨んでいました。出陣式には兵庫県議・相生市議・姫路市議その他周辺自治体の首長に加え、労働組合や商工会議所などの各種団体の構成員がたくさん来ていました。候補者本人の演説より、来賓の列挙の方が長くなるくらいには、たくさんいました。

谷口候補は、この10年で相生市を消滅可能性都市から脱却させたことや、給食費無償化を実現したことなどの実績をアピールし、完全勝利を目指しにいく体制を築き上げていました。

しかしまあ、ガンバローコールで最後に出てきた富山(とみやま)県議、「今回の選挙は民度と熟度が試される選挙であります!!」っていきなり言い出すもんだから吹いてしまったwww

(周辺自治体の首長・議員や各種団体構成員が押し寄せていた)

2.小西ひこじ

(やっと会えました())

(1)候補の紹介
彦治です()
小西彦治とは何者か?という点については、かなり早期から彦治ウォッチングをしてきた、彦治界隈の第一人者でもある金城ガンヂさんが詳細にまとめてくださっているので、そちらをご覧ください(下記の(1)〜(6)にほぼ尽きています。)
ただ、今回、私が独自調査したものインタビューに基づき、上記記事(1)の彦治の経歴に補足しようと思います(※②〜⑦は上記記事をご参照ください。補足部分赤字)。

2007年 伊丹市議選に無所属で出馬し落選
2011年 みんなの党公認で伊丹市議選初当選
2011年 ※②
2013年2月 みんなの党復党(※(あ))
2015年 兵庫県議選「川西市選挙区」から維新の党公認で出馬し当選(※③)(※(い))
2016年 維新政治塾3期生(※(う))
2016年 ※④
2017年 兵庫維新政治塾に参画(※(え))
2018年 ※⑤
2019年 「伊丹市議選に出馬するため」兵庫県議を辞職
2019年 伊丹市議選に日本維新の会公認で出馬し2度目の当選
2019年 日本維新の会から除名(※(お))
2020年 ※⑥(※(か))
2022年7月 参政党運営党員(※(き))
2023年4月 兵庫県議選「尼崎市選挙区」から無所属で出馬し落選
2023年4月 伊丹市議選に無所属で(※⑦)(※(く))出馬し落選(この時参政党から除名)(※(き))

<補足>
※(あ)
下記ブログにも記載(本人によるものであることを確認)。井坂信彦さんもえらいの引き受けたなあと思いつつ、ここで渡辺喜美さん(後にN国と会派結成)ですか…。
※(い)
みんなの党が解党した後、第47回衆議院議員総選挙の際に、井坂信彦さんらの伝手で維新の党に行くことになったとか何とか。

※(う)
下記Facebookにも記載。維新政治塾、結構な勢いでアレコレ排出輩出してません?()

※(え)
これのことです。

なぜこれを確認したかですが、ちだいさんの碧南市議選レポートに出てくるN国候補者の、2019年某市の選挙公報参照(有料部分のネタバレになるので回りくどい書き方ですが)。
※(お)
日本維新の会を除名された理由は、統一地方選後離党届を出したら、受け付けてもらえず、除名されたそうです。離党届を出した理由は、兵庫維新に足を引っ張るような動きがあったからと言っていました。

※(か)
今まで片山大介参議院議員や光本圭介尼崎市議会議員のツイートのみがソースでしたが、彦治本人も認めました。
「光本が言ってることが正しいです」だそうです。

※(き)
参政党の神谷代表の発言参照。
なんかややこしいことしてるなおい()
※(く)
「参政党」(まじわりせいとう)をやらかしたやった理由は、以下の動画の22:30あたりから話している通りで間違いないそうです(編集されたとかではない)。
誤解されそうだけど、合法なので、そこは皆さん調べて投票してねというスタンスのようです。
(2)主な政策
・退職金を引退時に市で事業をする人に寄附
・公約を公募!()
(選挙公報の原稿は提出されていると思いますが、結局無投票になったので、通常の有権者が知りうる政策はこれだけです)

(3)選挙戦の展開

(ちゃんと看板を用意した…だと!?)

驚くべきことに、今回は選挙カーの看板を用意したり、立候補届をすぐに受理してもらえる状態にしていたりと、今までの彦治に比べれば相当力を入れていました。(当たり前の活動を驚くべきというのも変ですが)

もっとも、ポスターは、謎のQRコードが追加されましたが、須坂市長選の使い回しでした(下記の金城ガンヂさんの記事のポスターと比べてみてください)。

(QRコードのシール除き須坂市長選の使い回し)

3.考察等
(1)結果
結果は以下の通り。

当 谷口よしき 無投票
(彦治は出馬撤回)

何と、彦治が夕方になって急遽出馬を撤回したらしく、2004年以降6回連続で無投票当選になりました。
無駄に人件費かけなくていいと言えばそうなんですけど、6回連続無投票当選がいいのかと言われるとそうとは言いがたく、何というか…
とはいえ、谷口市長には公約実現のため頑張っていただければと思います。

(2)考察
(a)主に維新さん、大丈夫???
彦治について調べると、なんだかんだで兵庫県の地方議員の名前に詳しくなってしまいました()
根拠のない風評(過激な反維新の人が根拠なくネットに流しているだけのガセネタ含む情報)も多数ありそうなので、調査がかなり骨なのですが、①過去に彦治が選対の中心になっていた人、②ポスター作成などで彦治関係の業者を使っていた人などは、念のためチェックした方が良いと思います。

あと、ちょっと検索したら彦治と連んでいたとすぐわかる長崎あきひろ氏を、愛知維新の会は何で公認したのか…
あと、長崎あきひろ氏の使ってた「印刷業者」(BEAT EMOTION)、選挙カー関係の公費負担で疑惑が指摘されていますよ(一応彦治は弁解していましたが)。

(b)なんかバージョンアップしてた()

(選挙カーDIY。よく見ると「市長候補」としか書いていないので、他の市長選に流用しようと思えばできる)

彦治の選挙戦は、今まで8:30を過ぎてから初めて審査を受けるというトンデモスタイルだったのですが、今回は8:30過ぎに立候補に必要な書類が受理されたようなので、今までよりまともなスタートを切っていました(それが普通だけど)。
また、松川村長選では、選挙カーは骨組みだけで走らせる斬新なスタイルでしたが、今回はちゃんと看板も用意していました。
その他、今回は、住所を相生市内に置いていたようであり、今まで伊丹市に住所を置いたままで立候補していたのとも違いました。

彦治比でやけに選挙に力を入れていたのですが、「古くから支援していただいている県外の方から、『別の選挙に出てほしいので辞退してくれ』と言われた」から出馬を撤回したそうです。何をしたかったんだ一体?()

相生市長選で当選すると、今秋までに県外で行われる選挙に出られなくなるからというのも、どうせ負けるんだし全然説得力がなく、かといって翌週の御所市長選あたりに出るなら相生市長選を見送るのが合理的なわけで、さっぱりわかりません()

(3)雑感

(恒例のポスター貼り)

(a)謝罪と弁解
マスコミの方に、選挙の囲み取材なので、選挙のこと以外聞かないように注意されてしまいました(後に現職インタビューもつっかえてたらしかったです)。ごめんなさいm(_ _)m
ただ、彦治があんなに喋るとは思いませんでした(後で書き起こしたので興味のある方はぜひ)。あと、須坂市長選・川越町長選・松川村長選の配信を見て、皆さんあのくらいは聞くものかと思っていたら、兵庫ではそんなことはなかったようです。

(b)彦治ウォッチはプロに丸投げします()
やっと彦治に会うことができ、今まで明らかになっていなかった点を多少は補充できたと思います。世の中の彦治ウォッチャーの一助となれば幸いです。
実は、彦治にはまだまだ色々聞きたいことがあります。しかし、兵庫県下の地方議員を中心に、彦治以外にも確認すべき事項の範囲が広すぎて、趣味で扱うには手に余ることがわかってきました。

「アートデザイン」の話をすっぱ抜いたので、そこそこ彦治を追っかけてきましたが、あとは市民オンブズマンの方々や、プロの彦治ウォッチャー&選挙ウォッチャーに任せたいと思います。


(第一声の様子、マスコミの人が仲間内で「マイクあるんだw」と囁いていた)


【オマケ(分量的にはむしろ本編)
突撃!彦治の第一声&インタビュー!】

<登場人物>
ひ:小西彦治
報:マスコミの面々
(緑文字:私による注釈)

ひ「相生市民の皆様おはようございます。本日5月12日より始まりました、ここご当地相生市におきまして、相生市長選が7日間の選挙が繰り広げられます。先ほど立候補の届出を済ませましたわたくし小西彦治と申します。本日は、このご当地一角をお借りしまして、第一声、第一声とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
わたくしは兵庫県伊丹市で生まれ育ちまして、伊丹で生まれ育ちました。兵庫県議を一期務めさせていただきまして、3期12年地方議員も含めて務めさせていただきました。3期12年地方議会を務めながら、限界を、議員という立場、仕事に限界を感じておりました。やはり、市民のために直接わたくしが思い描く未来を実現するためには、市長、この街のリーダーにならなければ、実現できないということを感じました。(1)
(1)さすが元県議・市議だけあり、それっぽいことを話します。

ひ「全国津々浦々、去年の8月から、わたくしは数々の首長選を戦ってきましたが(2)、ようやく15戦目(3)にして、ここ地元兵庫県で相生市の市長選が開催されるということを知り(4)、そして立候補を決意いたしました。
わたくしは現在52歳でございます。神戸大学大学院を、地元の国立大学を卒業いたしまして(5)、政治学を学びました。
市民のために、また、社会貢献をするために、わたくしが何をできるか、わたくしが何をできるかを考えたときに、政治家という仕事をさせていただいた以上、街の困っている方々、そして、どこかで問題のあるような市町に赴き、そしてわたくしがリーダーとなり、皆様の生活・暮らしそして安全安心をしっかり支えていこう、そのように決意いたしました。(6)
(2)堂々と言うなし()
(3)今年だけでも8回目ですが、プロ野球の本塁打王と競わないでください()
(4)「選挙ドットコムで見つけたからやってきた」みたいなカジュアルな立候補やめい()
(5)どうでもいいけど、学部はなぜか非公開なんですよね。
(6)夕方に出馬撤回します()

ひ「相生市長選に当たりまして、皆様現職の年齢と、そして期数はご存知でいらっしゃいますでしょうか。すでに70歳を超え、そして6期務められております。
わたくしは、政治家として、リーダーとして、絶対あるべき姿といいますのは、長期政権は負の連鎖しか起こさないということです。行政の職員、そして周りの市民の皆様も、圧倒的な力を誇る市長が君臨すれば、そこには、皆様の力というのは諸刃の剣でございます。結果として、政治に腐敗を生み、そしてより権力が集中する形となります。(7)
そこでわたくしは、リーダーは3期12年、12という数字は、わたくしは非常にキリのいい数字だと思っていまして、最小公倍数も多く(8)、そして、時計の針も12でひと回転です(9)。それを過ぎてしまう、例えば4期16年としてしまえば、またリセットされるまであと8年かかります(10)
今回の現職は、6期24年ということで、ちょうど時計の針が2回りした状況です。あと1期務めさせてくださいという声をお聞きしますが、ではなぜ今まで6期24年間で、あと最後務めるこの1期4年間、仕事をやってこなかったのかなと。自分が実現したいこれからの相生市の未来の4年間のことを何で前倒しでやってこなかったのかなと、わたくしはそう思います。(11)
わたくしは、議員経験3期12年で、ひと回り、時計の針をひと回り巡ってきました。わたくしなら1期4年で全部やる、そのような覚悟とスピード感を持って、この相生市をしっかり守り、そして変えていくべきところはしっかり変えていこうと考えております(12)。」
(7)一般論はそうなんだけど、「多選・高齢現職・一騎打ち」を狙って出馬しまくってる人が言うとねえ…
(8)約数?というか何の脈絡だこれ()
(9)いいこと言ってるようで中身はありません()
(10)そうはならんやろ()
(11)一応多選批判は組んできていました。
(12)夕方に出馬撤回します(再掲)

ひ「高齢者の皆様への施策はもちろんのことでございますが、皆さん投票の権利も、そして投票率の高いことでございましょうから、地方の議会議員は皆様に耳触りのいいことばかりをお伝えしております。
もちろんそれは実現可能なんですが、これからはやっぱりこの地域に新しい未来、この相生市に新しい未来を作るために、子どもたち、そして働く世代にしっかりと財源を投資しなければ、この街は立ち行かなくなります。
皆様、消滅可能性都市ってお聞きになったことはありますでしょうか。この4月に10年間で改訂された新しい消滅可能性都市が発表されました。2014年には、相生市、消滅可能性都市としてランクインされておりました。全国1747市町ある中の896市町村です(13)。要は、この街がいずれ衰退をしてしまう可能性があると警鐘されました。そして、2024年、今年ですね、4月にこの消滅可能性都市は、あえて(14)解消されたのではございますが、でも依然として危機的な状況でございます。(15)
では、この10年間、その問題に限られたことではないですけれども、相生市、どういう対策をしてきたのか。まだまだ僕は足りないと思っています。なにゆえ6期24年の長期政権が澱みを生み、そしてこの相生市役所の職員までもが、やはり働きづらい、そのような環境が見てとれます(16)。」
(13)こういう数字をすらすら言うあたりは、さすが3期12年の地方議員経験者だなと。
(14)晴れて?
(15)今回は相生の話も調べてきたみたいです。
(16)本当かね?()

ひ「この度、市長選で戦うことに当たりまして、わたくしは新しい顔(?)ではございます。よそ者ではございますが、政治にかける想い、そしてスピード感は、誰にも負けないと自負しております(17)
相生市の皆様には、1週間を通じまして、選挙公報そしてポスター、そして選挙活動をもちまして、高々1週間の活動ではございますが(18)、広く市民の皆様にお訴えをさせていただきまして、まずはこのご当地相生市役所の前で第一声とさせていただきますことを誓い申し上げまして、皆様に伏してのお願いを申し上げます。
相生市長選候補者、小西彦治からのお願いでございました。大きなマイクで大変お騒がせいたしましたが、ご清聴いただきましてありがとうございました。」
(17)夕方には出馬撤回します(再々掲)
(18)この時点ではまだ選挙戦やる気だった?

報「今日はこれからどういうふうに回られます?」
ひ「まあポスター貼ってくんですけれども、運転手は、また途中で合流しまして(19)、相生市の僕は南東部を主に貼るような形になっております。(20)
報「住所のあるところあたり?(21)
ひ「そうですね、はい。で、南の方、いや東の方ですね。どっちだ?こっちか。(22)
報「あっち。南東は。住所のあるとこはあそこ左に(23)
ひ「はい。そっかそっか。」
(19)須坂でも小西車の運転手が目撃されていたらしいですが、同じ人でしょうか?
(20)全域貼る気なかった?
(21)「お住まい」とかじゃなく「住所のある」って言い方煽ってませんか?w
(22)市役所から住所のあるとこの方角くらい、市長になるなら把握しとこうぜ()
(23)報道陣に住所地の方角を教えてもらうひこじさん()

報「開票日の予定はどんな感じにする予定ですか?」
ひ「一応イメージとしましては、夕方くらいからこちらに来てですね。(24)
報「あ、来てはるんですか。(25)
ひ「でペーロンの湯でゆっくり、まあ僕サウナ趣味ですから、ペーロンで過ごしながら、携帯をこうちょこちょこ確認しながら、まあ何かあったときにはすぐに動けるような形をとることにしました。」
報「ペーロンってのはそこの道の駅のあの温泉?」
ひ「はい。10時までなんか開いてるみたいなので、ちょうどええ時間」
(24)やっぱり相生市内に居住実態はない?
(25)そこおどろくとこじゃないですよー(棒)

報「勝っても負けてもなんか会見の予定は」
ひ「それでも全然大丈夫ですよ。場所さえ(聴取困難)
報「当初こないと言うてはったと思うんですけれども、電話やったら(聴取困難)ペーロンにおられるんやったらいつでも会いに行けるということで大丈夫ですと」
ひ「はい。大丈夫です。神戸新聞さんが出口調査をするっていう形で何となく情報はそれまでにわかると思うんですけど、期日前の調査で。でも、まあまあとりあえずはしっかりと対応させていただこうかなと思っています。」
報「夕方何時くらいに?」
ひ「何時くらいかな?5時6時くらいにははい。お風呂浸かってます多分。」
報「(笑)電話しても出られないような」
ひ「ちょこちょこ電話は確認します」
報「8時までずっと浸かってるわけではないですよね」
ひ「まあサウナやったら僕3、4時間いますんで(26)
報「そんなに!?」
ひ「入って出て、はい(笑)」
報「わかりました。ありがとうございます。」
(26)長っ!

ひ「大丈夫ですか?あ、ポスター今から貼ります」
報「ちょっと電話番号教えていただいても」
ひ「(電話番号なので省略)

私「ちょっと伺いたいことがあるんですけれども小西さんのご経歴について伺いたいことがございまして、ネットで小西彦治のライブドアブログ、2015年くらいで更新が止まっているのと、Facebook前兵庫県議会議員小西彦治というのがありまして、これはご本人のでしょうか?」
ひ「はい。(27)
(27)というわけで、特に彦治Facebookで応援に入ったと記載されていて、アートデザイン(かつてはオフィスクリモトの場合も)感のあるポスター・選挙公報を出してた候補も、彦治が関わっていることが確かになったので、チェック対象になります。主に兵庫維新系統です。ごく一部はN国に流れています。

私「そういうことですね。
昔みんなの党を除名されて、その後復党されたというお話らしいですけれども、それは渡辺喜美さんとかその辺りの方に言って復党させてもらったということでしょうか?(28)
ひ「えーとですね。当時杉田水脈さん、僕の支部長で上司だったんですけれども、その杉田水脈さんが、選挙後の会派構成で、『私の意に沿わない形で会派構成のところに入った』ということで、私除名をされたんですけれども、その時渡辺喜美さんは杉田水脈さんの意見を尊重して、まあ支部長ですからね、除名という形になりました(29)
で、再び、2014年ですかね、解散があって、それまで支部長費とかを2年間か3年間くらい、みんなの党の月50万くらいで助成(30)してたのに、そのお金を返さずに離党して維新の党に行ったので、『杉田は何事ぞ』と渡辺さんが怒られましてね。
で、そのあと、あ、その時にですね、井坂さんの、神戸1区の井坂さんとずっと一緒に活動してましたんで、選挙の応援行った時に、『杉田さんもあんな状況になったから、小西さん、喜美さんに言って復党のお願いをしよっか?』って言って、『できれば』っていう形でですね、その場で井坂さんが渡辺喜美さんに連絡してくれたんですね(31)。そしたら、『杉田自身が、あん時は言葉を信じたけど、結局砂かけて出て行った杉田のことなんか絶対間違いだから、小西さんの方が正しい。復党を認めます』って言って、復党させてもらいました(32)。そんないきさつがありましてね。」
(28) 渡辺喜美さんは2019年7月にN国と会派を組むので、彦治ウォッチャーより数が多いだろうN国ウォッチャーに彦治も見てもらうべく、両者の結びつきを掘り下げようとしました。
(29)彦治ブログと同じ説明なので、話の一貫性はあります。
(30)みんなの党って条件よかったんだな。
(31)井坂信彦さんの関与の内容は新情報でした。
(32)そんな独断で決められるんかいな()

私「ありがとうございます。その後みんなの党がなくなって、無所属になって維新に入られたと思うのですが(33)
ひ「その時もたまたま選挙ありまして」
私「統一地方選ですか?」
ひ「その前。衆議院解散がありましてね(34)、その時にまた僕井坂さんのとこの応援行ってたら、清水参議院議員がその時お越しいただいてて、まだ維新としても兵庫県地方議員も含めて10人もいなかったくらいの小さい組織やったんですよ。で、『小西さん、井坂さんと友達やったら、維新で活動してもらえませんか?』みたいな(35)。で、『清水さん言うんやったら今すぐでも』って言ったら、『選挙の状況を見て、流れがあるんだったら小西さん来てもらってもいいけど』『いや、でもそんな声かけられてて状況見るのも私嫌やから、今すぐお願いします』って言って(36)、快く引き受けていただいたんですね(37)。」
(33)維新に入ったのは知られていましたが、理由は謎だったので確認しました。
(34)2014年の第47回衆議院議員総選挙です。
(35)結構テキトーに誘うんだなw
(36)彦治も彦治でかなりごり押した?
(37)その結果どうなったかはry)

(選挙カー移動のため中断(38))
(38)インタビューに戻る前に、彦治に電話がかかってきており、「あと20分くらいで向かいます」と言っていました。合流する運転手が相手だったのか、謎の支援者が相手だったのか?

私「その後維新で活動されてて、維新政治塾3期生と」
ひ「はい。(39)
(39)維新政治塾は維新スピリッツ以前に教えるべきことがあると思うの()

私「その後兵庫維新政治塾、あれの立ち上げなんかにも関わられたと。」
ひ「そうですね。」
私「だから1期生も関わっていると。」
ひ「はい。(40)
(40)ちだいさんの碧南市議選2024レポートの有料部分およびそこで出てくるN国候補者の選挙公報と合わせると、あることがわかります。

私「その後維新をやめられて、また政党を変わると思うのですが、やめられた経緯は除名という噂もありますが、どのようなものでしょうか?(41)
ひ「選挙終わった後、統一地方選挙(42)終わった後、すぐに離党届を出したんで(43)、それは除名に値するだろうと、一身上の都合でも除名に値するだろうということで(44)、8月でしたかね、選挙4月に終わって、まあ間はそこそこあったんですけれども、その離党届っていうところを受け付けなくて除名って形に。
で、理由に関しましては、党内でやっぱり足を引っ張るような動きがありましてね、外に向くような政治じゃなくて、兵庫維新に関しては、中で統制を取りたい、言ったら派閥ですよね。そういうところに揉まれて、なんかもう馬鹿らしくなって、もう政治っていうよりも、自分たちの中の政治に一生懸命になる人が多くて(45)、あの、まともじゃないなって思った(46)ので、離党させていただきました(47)。」
(41)維新除名という噂が本当かというのと、その理由を明らかにしようと思いました(口から出まかせ言ったら、兵庫維新が反論してくれてそれはそれで面白いことになると思いますし)
(42)2019年の統一地方選です。
(43)はい!?
(44)そらそうよ()
(45)兵庫維新、けちょんけちょんに言われてますよ()
(46)ブーメラン?
(47)当選後離党とかやったら兵庫維新もぶち切れるでしょそりゃ()

私「その後参政党に入られたとかその経緯はYoutubeでお話されていた通りだということで。」
ひ「はい。(48)
私「まじわり政党の話もYoutubeで話された通りということですね。」
ひ「ですです。」
(48)前掲の彦治・泉市議らの対談動画参照。

私「なるほど。2020年ですかね。箕面市議選に浅倉南さんという方が出ていて、そこで片山参議院議員とか光本尼崎市議とか」
ひ「コメントされてましたね。」
私「後ろにいるのは小西彦治だ、みたいなことを言っていましたが、それは?(49)
ひ「正しいです(50)。あれは片山さんの勉強不足で(51)、光本が言ってることが正しいです。ギリギリOKというような状況で、全然違反してないと。」
私「そこは法律上OKだから、有権者が間違っても調べない方が悪いと。」
ひ「はい。まあ言ってることは本当のことなんで(52)。維新スピリッツがあって(53)維新政治塾行ってたんでね。はい。」
(49)実はここからが本番。ここまでまあまあどうでもいいことも聞いて、ゆるく進めました。
(50)本人も認めました。
(51)謎の超強気()
(52)なんだこのN国スピリッツ()
(53)維新スピリッツという、もはやなんでもありな気がしてきた概念()

私「そういうやり方って、NHKから国民を守る党の同姓同名の人を出してみたりとか、そういうのと似てると思うのですが、何かN国との関わりはありますでしょうか?」
ひ「は、ないんです(54)。立花さんとは箕面市長選、箕面市議選の時にもご挨拶させてもらいまして、認識は向こうはお持ちだと思うんですけれども、直接立花さんと何かやりとりをしたとか、会話をしたということはほぼなくて、ただ色んな何やったかな、トリッキーな手法で、今国政で頑張って(55)、地方とかも党勢拡大また新しい党を立ち上げるために奮起されてますけど、すごくYoutubeでは勉強させていただいてまして、彼の手法は。参考にさせていただいてますし、リスペクトしてます(56)。」
(54)そう言ってくれるのを期待してました。
(55)あの人参議院会館でYouTube撮ったり、選挙で遊んだりしてるだけで、政治は頑張ってませんよ()
(56)いわゆる「さすたち」じゃないか()

私「N国の選挙運動や政治活動に関わったことはないと」
ひ「はい。あーでも知り合いがN国で公認とって出た時があるので、その時は選挙協力はしましたね(57)。選挙協力というか業者を紹介してという形で(58)
(57)丸尾議員らの調査が行われているからか、結構警戒してる感があります。
(58)「選挙協力というか業者を紹介」なら、同じ選挙カーを同時期に共有してはいないですよね???

私「その点について丸尾県議会議員が調べていて、2019年の伊丹市議選で小西さんが出られて、同じ時期にやっていた豊中市の」
ひ「前田高志?(59)
私「はい。同じ選挙カーを使っていると。公費負担なんかで同じ時期の同じ選挙カーを使っていてどういうふうになっているんだと。どっちかしか使えないじゃないかと。」
ひ「あれもよく調べましたねえ(60)。あの、その前にね、ちょっと一戦あったんですよ。あの、緑の党グリーンジャパンと。別のところで、れいわなんですけど。れいわの候補者を支援してましてね僕が昔(61)。」
報「あのー。時間あんまり長いこといるとあれなので(62)。ポスター貼りだけ。」
ひ「わかりました」
私「もう終わります」
ひ「あと2分だけ待ってもらえますか。
あの車に関しては、業者うちの弟なんですけれども(63)、車最初にあらかじめ決めてたんですけれども、運転手が、僕の車が大きすぎて無理やと、浅倉南やったんですけれども。
で、ちっちゃい車に変えてくれってなって、急遽看板を変えたんですよね。看板を変えて、届出関係の書類だけは出してなかったと(64)。その写真残ってて、僕選管に説明したら、選管はそれでわかりましたと。書類訂正する必要があるんだったらナンバープレート書いてあるからそれも僕書き換えるんでと言って、選管の連絡待ちです(65)
丸尾さんが突っ込んできたのはよく調べたなと思うけど、重複して使ってることもなくて、逆に言ったら丸尾さん、『これは重複してることがなくて、選管に認められてるって形で、小西さんが届出だけは出してなくて、車は2台それぞれでありました』ってことの説明をしろよと俺は言いたいんですけどね。出し切りじゃなくて。(66)
私「今その説明を小西さんから選管にしていると。そういう状況ですね。」
ひ「はい。選管がオンブズマンに説明すると思います。その後にちゃんとこういう報告ありましたってことを出せへんかったら、僕は丸尾さんに、ちゃんとせえよ、なんか悪意あるんちゃうか?ということはわたくしは申し上げることができるはずなんですね。」
私「長々とありがとうございました。」
(59)先に名前まで出してきたので驚きました。
(60)丸尾県議会議員、金城ガンヂさんどころではないレベルで、彦治の天敵っぽいことがバリバリ感じられましたw
(61)れいわ新選組にも絡んでたんかい()
(62)自分が質問してからここまで10分弱で、第一声からも20分経過してないので、他の自治体の取材時間よりはるかに短いんだけどなあ…
(63)いつも名前出てたの弟さんだったのか。
(64)ちゃんと出してくれ()
(65)ここは彦治の言い分もあるので、選管の判断を待ちましょう。ただ、同時期の他の自治体でのアートデザイン使ってそうな候補者の車の届出ってどうなってるんだろうか?吹田市とか。同じ届出ミスはないだろうけど。
(66)彦治がここまでピリピリしてたの、金城ガンヂさんが月刊政経東北の話ぶつけた時以来じゃないか?