学習障害を持つお子さんとADHDとの診断を受けたお子さんを、今年は担任させていただくこととなり、この本を読みました。

教育に関して悩みがあるときは、新しい知識を吸収する機会を作ると(本を読んだり講演会に行くなど)スムーズに対処方法を思いつきやすいと、私の教育現場の師匠がおっしゃってましたので、こちらの本をお借りして、気になるところは写真にとり、読み終えてから撮った写真をノートなどにまとめています。

 

<誰にでも当てはまる、得意・不得意を知るメリット>

自分の得意な部分と苦手な部分を知ることで、より自分の才能を伸ばすことができるようになる。

また、苦手な部分を知ることで、失敗しそうなことに対する事前の対処もある程度できるかもしれない。

 

<SEMによって学習の仕方の違いを知る大切さ>

才能の峰を伸ばすためには、子供がいちばん学びやすい環境で、子供のいちばん興味があり得意なことを学習し、子供のいちばん得意な方法で発表することが大切にされるべきなのである。

 

<学んだことを発表するときに気をつけること>

発表方法を統一せず、子供に応じた方法を提案することが大切。手書きの場合もあれば、ワープロを使用する場合もある。スライドショーで説明するためにパワーポイントを使ったり、時には脚本を書いて劇のような形で発表を行ったりするのもいい。継次処理優位タイプの子であれば、出来るだけ順序立てて説明する、同時処理優位タイプの子供であれば、図や絵で全体像が分かるようにすると本人もやりやすいだろう。この実践を行うためには、教師は子どもたちにさまざまな認知のタイプがあることに精通し(そして自分がどのような認知のタイプであるかにも精通し)、そのタイプに応じた方法を提案するだけの専門性が必要である。

 

<創造的な人々の特徴>

創造的な人々は、魅力的で健康的な、自制心に富んだ、そして規則正しい生活を行っている人々であった。多くの作家が、軽度の躁うつか軽度のうつ状態を経験しており、治療を受けたり入院を必要とした人もいたが、統合失調症の気配は全くと言って良いほどなかった。

 

<発達凹凸を持つ子どもの保護者への対応>

保護者への対応は子どもの発達凹凸への対応と全く同じである。発達凹凸を抱える保護者への対応のときにも教師が発達障害に関して専門的な知識と経験をもっていることは、生きる。発達凹凸のある子どもの保護者も何らかの凹凸を抱えるものは非常に多い。これは虐待的子育ての保護者の場合においても同じである。

 

<学習環境の整え方>

発達凹凸児の特別な塾では、無用の雑音となる情報をできるだけ省き、子どもが混乱しやすい状況を減らすという視点から作られている。この塾に通うと、成績は上がらなくとも、将来の自立に必要な必要最低限の学力は保証されるのである。中学校をほぼ不登校で過ごしたE君もこの塾での学習によって、最低限の学力は保たれていた。

 

<子どもがなんらかの理由で不登校になったら>

同年代との関わりにあまりこだわるよりも、社会での生き方や目上の人との関わりの訓練をした方が将来の役に立つと思っている。

 

才能児の学習特徴チェック(150あるチェックリストの中の一部分)

  • 学習速度が速い?より上位の問題を容易に理解する。
  • 原因と結果の関係について洞察や奇抜な着想をする。
  • 学習を完成するまでやり抜く。
  • 問題点を速やかに理解しイニシアティブをとる。
  • 素早く身に付け素早く思い出し、復讐の必要ないようにみえ、反復することに我慢できない。
  • 基本的な技術(スキル)を速やかに学習するが、練習はしたがらない。
  • 変わった、不適切な質問をしたり、クラス討論で一風変わった貢献をする。
  • 格別な好奇心をもち、いつもなぜと理由を知りたがる。

 

 

最後に、自分に合った方法で学習を続けていくことは、認知機能の維持・改善にも役に立ちます。

認知機能の維持・改善への取り組みを始めるのに若すぎるということはなく(症状が起こる30年も前から認知機能の衰えが始まっているという研究結果があります)、日々の生活や気分に安定をもたらす効果もあるのでぜひ一度詳しく学んでみてくださいね!