陽が暮れかかる直前、太陽が沈んでしまっても、ほんの少しの間ぼんやりと明るい時間、それをマジックアワーと言う。
マジックアワーの原理は知らないけど、私はマジックアワーが大好きだ。
特に私がそのマジックアワーの存在をはっきりと認識できる時期は秋である。
晩秋のマジックアワーは、とてつもなく切ない。
その切ない時間に、ボーっと空を眺めるという儀式は、おそらく感受性の強い人間なら古今東西おこなってきたはずだ。
いろんな所が鈍感な私も、マジックアワーになると、胸がしめつけられるような「いい気分」とも「イヤな気分」ともいえない複雑な感傷になる。
特に何が変わるでもなし、何かが起こるでもないんだけど、マジックアワーには人間を無力化させる力があるように思える。
マジックアワーの物理的法則ってのは、地学者等には簡単に説明できる事柄だと思う。
だけど、私の中のそういった複雑な心象風景を地学者や物理学者には理解不能だと思うし、私も彼らに説明できるヴォキャブラリーを持っていない。
そういった心象風景は「ボーっと眺める」だけでいいんじゃないか。
物理法則で説明できなくても「何か心がざわめく」とだけ言えばいいんじゃないか。
別に投げやりになってるわけじゃないけど、そういう心の柔らかい部分を数式で汚すな、とすら思う。
な~んか感傷的なポエム風になってしまいましたが、実は私はロマンチストでもあるんですよ~^^