人がもともと持っているパフォーマンス(能力)を
最大限引き出す為に最も大切な事は何ですか?と
先日メンターに質問をしたところ、こんな答えが
返ってきました。それは・・・
「内なる妨げを取り除いていく事」だ。
メンターは、外資系の人材教育会社の上級管理職を
していた頃、アメリカでコーチングの大家、ティム・
ギャルウェイ氏本人から、テニスのラリーをしながら、
その事を教わったそうで、分かりやすい例え話をしながら、
その事について説明して下さいました。
人の能力を最大限発揮させるには、以下の公式をまず
頭に入れておくといい。
パフォーマンス = 所有能力 - 内なる妨げ
パフォーマンスとは、もともと持っている能力の事で、
内なる妨げとは、利己心やいら立ち、劣等感や嫉妬、
おごりや焦り、不満や自己処罰の感情の事です。
メンターは、当時ほとんどテニスをした事がなかった
そうですが、テニスのラリーを用いながら、本質を理解する
という内容だった為、しぶしぶラリーを部下達の前でしたそうです。
頭の中は、うまくやらないと、部下にみっともないところを
見せられない、そんな事ばかりを考えていたそうです。
ラリーが始まると、とてもラリーとは呼べないありさまで、
とんでもないところにボールが飛んでいってしまったり、
ゴロで打ち返してしまったりと散々だったそうです。
「ボールをよく見て!」と言われるほど上手くできない。
そして、どうして上手くできんのや!とイライラしたり、
自分を責めたりしたそうです。
もちろん、そうなる事は、ギャルウェイ氏は、分かっての事で、
まず、それを体験してもらうという狙いがありました。
そしてその後、メンターにギャルウェイ氏は、テニスは
お好きですか?と聞きました。
メンターは、もうコリゴリだと思ってはいたものの、
気を使って、えぇ、好きです。と答えたそうです。
そうしたら、ギャルウェイ氏は、あなたは優しい人
ですね。と微笑みながら、こんな提案をしてきたそうです。
ちょっとテニスという事は、忘れて、私と遊んで頂けませんか?
ボールが地面についたら、バウンド!と言い、ボールを
ラケットで打つ時に、ヒット!と言う遊びをしましょう。
バウンド、ヒッ!バウンド、ヒッ!バウンド、ヒッ!
そんな感じです。
では、やりましょうと言って始まったラリー、
どうなったかと言えば、まるで別人を見ている
のではないかというくらい、ラリーが続く。
ラリーが続くどころか、初心者なのに、スマッシュや
ボレーまで決めてしまうありさま。
ただ、楽しく、子供のように、バウンド・ヒッ!と
いいながら楽しんでしまったそうです。
自分では、2,3分しかやっていなかったつもりなのに、
部下たちに聞いたら、倍の時間ラリーをしていたそうです。
これが、人のパフォーマンスを引き出すという事だと
メンターは、懐かしそうに当時の話をして下さいました。
私達の敵は、ネットの向こう側にいるのではなく、
自分達の頭の中にいる。
いかに、上手くやろうとか、恥をかきたくないとか、
僕の能力では、できないのではないだろうとか・・・
そんな思いが、自分のパフォーマンスを妨げている。
また、ボールをよく見て!とコーチが指導すればするほど、
やっている方は、悔しさや情けなさや怒りで、体が硬くなり、
パフォーマンスをどんどん落としていく。
これは、何もテニスに限っての話ではなく、私達の日常に
ある話なのです。
自分自身や他人を責めていませんか?
その内なる妨げが小さくなればなるほど、人は、最高の
パフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
一人でいる時、自分とどんな会話をしているでしょう。
自分を責めていますか?誰かを責めていますか?
怒ってますか?嫉妬してますか?自信がありませんか?
それらは、すべて、自分の中にある内なる妨げです。
そして、自分を制限している思い込みです。
そんな事にフォーカスしていないで、そう、バウンド・ヒットの
ゲームのように楽しんで物事に取り組んでいる時、
つまり、疑念や怒りにフォーカスしている時ではなく、
楽しむ事にフォーカスしている時、私達は、至福の
感情を味わっています。
その時、私達は、ピークパフォーマンス(最大の能力)を
発揮しています。
もし、個人や組織がそんな感情を持ちながら仕事をしていたら
どうでしょう?
ブレーキから足を話してアクセルを踏んでいる状態ですね。
目的に向かって、素晴らしいスピードで走っていける事でしょう。
明日も、パフォーマンスを発揮する事について続きを書こうと
思います。
それでは♪