老子の言葉にこんな言葉があります。
「人に魚を与えれば、一日は食べさせることができる。
魚の釣り方を教えれば、一生食べさせることができる。」
かつて私の師匠が、セラピストやカウンセラーは、
自立支援をすることが正しい在り方だと説きました。
こんな話を引き合いにその事を説いたのです。
お腹を空かせているアフリカの難民を目の前にして、
パンを一斤持っているあなたがいるとする。
あなたは、そのパンをどうしますか?
1、何も与えない
2、全部パンを与える
3、半分与えて、半分はどこかに隠す
1は、セラピストとして失格。今すぐ立ち去りなさい。
2は、不十分。間違ってはいないが、まだ理解が足りない。
3は、正解。
なぜ正解が3番なのかといえば、
お腹を空かせた彼らは、半分を食べたら、もっと食べたい
と思って、一生懸命になって、もう半分を探すからです。
そしてそれが見つかった時、彼らは、どうなるでしょうか。
探せば食べ物が見つかるかもしれないという希望を
持つはずです。
自分達で頑張って生きようという希望や力を持つでしょう。
そんな事を師匠は、語って下さいました。
カウンセリングの世界には、「与える事は奪うこと」という
言葉さえあります。
会社の上司部下、家族関係の教育においても、
冒頭の老子のような考え方が大切なのでしょうね。
自分の頭で考えられるように支援をすることが
大切なのでしょう。