昨日の私は比較的元気だった。

今日の私はあまり元気じゃない。

思考があっちに行ってこっちに行ってと全然仕事に集中できない。

 

本当、毎日が自分へのご機嫌伺いだ。

 

自分のことは自分が一番よくわかっているはずなのに、夫が亡くなってからというもの自分のこともよくわからなくなった。

大事な人がいなくなるということがこんなにも自分へ変化を及ぼすなんて、彼が傍にいてくれた頃は思いもしていなかったな。

 

今日もそう。

朝起きてご飯を食べて準備をして仕事に行く。

 

彼が生きていた頃とこの一連の流れは変わらない。

変わらないけれど、一緒に朝を食べていた彼はいない。

私のほうが先に仕事に出るから「行ってらっしゃい」と見送ってくれていた彼の声はもう聴けない。

その事実が嫌というほど私の心を傷付けて、不安にさせる。

 

もう1年半経つのに、やっぱり全然ダメダメだ。

 

彼が居たころの私は、今思い出しても最強だったと思う。

何をするにも彼は一緒にいてくれて、私のために色々と動いてくれて、私はそれが当たり前だと思ってた。

きっとこの先どんなことがあっても、彼と一緒なら乗り切っていけるって強く思えるくらいに守られてた。

だから彼がいてくれれば他に何もいらなかったし、心の底からそんな自分に満足してた。

 

翻って依存しきっていた彼がいなくなった今、私は本当に弱い人間になってしまったのだと思う。

心の底には常に鉛のようなものがあって、ズーンと重く私の精神を疲弊させている。

本当、どうやったら私は元の自分に戻ることができるんだろう。

勿論前の自分に完璧に戻ることなんて出来ないことはわかっている。

大切な人がいないのだから、それは絶対に無理だ。

 

でもせめて、もう少し強い自分に戻りたい。

 

 

読んで下さりありがとうございました。

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