日本の労働生産性はある調査では1980年代は先進国の中で最も高かったのですが、2000年代は最も低くなっています。
一因にはITを上手く活用できていないということもあるとは思うのですが、もっと大きな遠因として、サラリーに見合う能力を持ち合わせていない、あるいはサラリーに見合う業務をこなしていない既得権者が多いのではないかということです。
俗に逃げ切り世代と呼ばれたりしている方々が、少々言い過ぎかもしれませんが、日本の大きな黒い壁となって、ここ10年、20年の日本の閉塞感を助長しているように感じています。
いわゆるこの世代以上が、20代、30代の若者を低賃金で搾取している構造です。
もちろん経験や能力が足りないうちは、修行という考えでいいと考えるのですが、ある程度修行の期間が過ぎたら、責任と役割に見合う対価なりポジションが提供されるのが望ましいと思います。
わたしは、天下りはたちが悪いと思いますが、各組織に生息する既得権者はもっとたちが悪いと思うのです。
対価やポジションに見合う責任や業務を果たしている方々は別です。
そうでない既得権者の方々が相当数いて、その方々は管理職で評価者なので、なかなかこの壁を内から壊すことは困難です。
であれば、潔く自分の身を削って能力や情熱ある若い世代に、相応の対価なりポジションを与えてもらいたいものですが、そうでないので現在の日本の置かれている状況となっているように感じています。
完全実力主義や完全成果主義がよいと言っているわけではなく、若い情熱や志や可能性を十分に生かしきることができていないのではないかと、中間の立場からの感じ方です。