ビジョナリーソリューションズ 代表 葉田です。
9月19日から「兵庫県養父市商工会様 創業、第二創業塾」が始まりました。3ヶ月間毎週開催されます。また、「洲本市商工会議所様 成功する商店経営者・起業家セミナー」も9月7日からスタートしました。
養父市の創業塾に集まった塾生は25人ほど。半分くらいの方はもう既に何か事業をされている方で、残り半数は2世の方、またはこれから創業しようとしている方でした。4~5人は、総務省の「地域おこし協力隊」の方で、協力隊を卒業した後も養父市に住んで農業や商売など何か事業をしたいという希望を持っておられました。洲本市は淡路島にあるので、農業に加え、漁業の方もいらっしゃるのが特徴です。なかには東京や北海道から淡路島に移住されてきた人もいらっしゃいました。
ちなみに、養父市の「地域おこし協力隊」は、都市部から過疎地などに住民票を移し、特別交付税による財政支援を受けながら1~3年かけて地域への定住や定着を図る国の事業です。
農業をしている方の場合、どうしても作物を育てることに集中してしまいがちで、経営や営業にまで手が回らない傾向にあります。しかし、現代の農業は経営や営業についても考えないと立ち行かなくなってしまいます。そのため、農業の作物や栽培に関する知識やノウハウの蓄積とともに、一般企業での経験が豊富な方は非常に有利です。特に営業をされていた方は、米や野菜をどのように加工して、どのようにマーケティング、つまり売っていくのかということにも考えを巡らせることができます。
そして、買い手の企業に合うように作物を加工し、パッケージのデザインについて考え、企業が求める商品を作ることも視野に入れられるのです。場合によっては、企業とタイアップしてOEM商品の開発を図ることも実現する可能性が芽生えます。
農業も漁業も顧客あっての商売、どのような作物や商品を作るのかということも大切ですが、まず売り先を決めていくことが大切です。
農業、漁業に関わる方の創業、第二創業のためのセミナーは、地域活性化の一つの柱になると思っております。
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