どんな仕事をしている方でも、起業家として事業をしている方は、

 

間違いなくヤル気もあり、欲望も人一倍強く、そして夢もたくさんお持ちだと思います。

 

私もやり甲斐ある職場で、比較的恵まれた環境にいたのですが、脱サラし事業を興した訳です。

 

その目的は単純なもので、「より多くの収入を得たい」「サラリーマン以上に豊かな生活をしたい」。

 

ただそれだけだったように思います。

 

金儲けのためには、とにかく人の2倍3倍働く、寝る間を惜しんで働くということをすれば、どんな仕事であれ、それなりの成果を上げることができ、そうなると必然的に、人を雇い入れることになるわけです。

 

問題はそこから始まります。

 

自分の仕事に、自分以外の人が入ってということは、明らかに自分一人ではできないから入ってもらったんですね。

 

このことを前提に考えれば、今度はどんなことになるかと言えば、 

自分の利益を追求するという、最初の動機だけでは限界があるということに気が付かなければならない訳です。

 

即ち、動機を変えなければならない、

 

変えない限り人の協力を得ることはできないということです。

 

経営コンサルタントの田辺経営・田辺昇氏も次のようにおっしゃっています。

 

「折角起業家として事業を始めたにもかかわらず、小規模でとどまっている企業が多いのは何故か?

 

それは何のためにこの会社は存在するのかというが不明確だからだ。

 

どんな事業でも最初は殆ど一人で始まっている。一人で始めないと何も始まらないが、一人では何もできない。

 

これが事業であり経営である。

 

事業のスタートは自分のためであっても、会社を大きくさせる経営

者は途中から事業中心へと脱皮していく。

 

いつまでも過去のスタート時点の考えで止まっている会社は伸びない!」と。

 

正に自分だけの都合では事業経営はできないし、それでは繁栄も発展もしないということを、まず肝に銘じなければならない訳です。

 

一般的には、企業理念だとか経営ビジョンという言葉で論じられますが、あまり難しく考える必要はないかと思います。

 

「自分たちの会社は何のためにあるのか?この会社を通して自分たちはどうなりたいのか?

 

自分が描く会社の理想像というものはどんなものか?

 

それは何故必要か?そうなれば社員にとってはどんなメリツトがあるか?」など。

 

トップの想い、その想いが経営ビジョンになるわけですから、その経営ビジョンを、堂々と自分の社員だけでなく、

 

自分の会社以外の人にも言い切れるようなものを持たないと、人を引っ張っていくことはできないでしょう。

 

要は、社長が思うような会社になっているかどうかが問題であります。

 

会社の売上をいくらにするとか、支店をどうするとか以上に、

 

自分の会社の内容・雰囲気・社員の質などを、社長はどうイメージされているのか?

 

どういうものを求められているのか?

 

それが重要だと思います。