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祖母が亡くなって4年。

母方の祖母は、

祖父の後妻さんだったので、

血の繋がりがありませんでした。


子供の頃は、

会いに行っても、

どことなく素っ気なくて、

血の繋がった従兄弟達と

待遇があからさまに違ったので、

子ども心に、

祖母は器の小さい人間だ

なんて、

生意気なことを心の中で、

批判してたように思います。


でも、

祖母も歳を取り、

祖父が倒れたのと時を同じくして、

祖母も腰椎を圧迫骨折し、

ほぼ寝たきりのような状態に。


既に、

看護師になっていた私は、

叔父叔母からも、

祖父母の介護の相談を受けるようになり、

直接、

祖父母に触れながら、

介護をさせてもらうことが増えました。

それをきっかけに、

それまで冷遇していた祖母が、

人が変わったように、

私や母に対して、

優しく、

心を開いていったように思います。


祖母=冷たい人


と思っていましたが、

距離感が変わると、

見え方が変わる♡

お茶目なところ
遠慮っぽいところ
裏表のないところ
優しいところ
家族を大切にするところ


なんだか

それまで抱いていた

おばあちゃん像が崩れていきました。


亡くなるまでの
1年近くは、

施設に入所しました。

認知症状が出て、

子供の顔や、

従兄弟達の顔も分からなくなってしまったのに、

なぜか、

私と、

ひ孫の娘ちゃんの名前と顔だけは、

最期まで覚えていてくれました。


今では、

祖母は、

私の中で、

愛の人♡

どんなに苦手な人も、

心の距離を近づけたら、

見方を変えることができる♡


そう、

祖母が教えてくれました。