人と人の距離感


人と人とが接するとき目には見えないが、お互いの距離感というものがあります。

その距離感がお互いに適度なものであれば関係はうまくいくでしょう。

しかしお互いの距離感に差異があるとすれ違いや衝突がおこる可能性が高まります。

人は大きくわけると、相手との距離を近くにもちたがるタイプと一定の距離を保とうと

するタイプがあります。

前者はどちらかというと、人懐っこくすぐに打ち解けやすく傷つきやすい。

そして自分のそばに常に人がいてくれるほうが安心するのです。

そのため、少しでも人が離れていってしまうと不安になるのです。

この不安を「見捨てられ不安」といいます。

一方、後者は人とある一定の距離をあけているほうが安心できます。

自分のテリトリ-を大事にして、心を許した人以外が入ってくると不快に感じ不安に

なるのです。

この不安を「呑み込まれ不安」といいます。

このようなタイプは奥手で相手の出方をみるような慎重派な人が多いでしょう。

打ち解けるまでに多少の時間がかかります。

どちらが良い悪いということではなく、またどちらかに分類されるわけではありません。

先ほども言いましたが人には微妙な距離感があり、自分の心地よい距離感が必ずしも

他の人も同じだとは限りません。

例えば一組の男女のカップルがいたとします。

二人は普段大変仲が良いのですが、お互いの心地よい距離感に多少のずれ

があります。

彼女「最近、全然連絡くれないよね。前は一日に何回も電話やメ-ルくれたのに。

もしかして嫌いになっちゃった?それとも他に好きな子が出来たんじゃない?」

と以前とは態度の違う彼に、もしかして嫌われてしまったのではないか、または

違う子を好きになったのではないかと不安になります。

一方彼は「そんなことないよ。以前と全く変わらず好きだよ。考えすぎなんじゃない。」

と少し困惑ぎみです。また逆パタ-ンも
当然あります。

最初の頃はお互い相手に好かれようと、歩みよりゆずりあうのですが、慣れてくると

次第に自分(我)を出し合うようになるため、以前と態度が違うと感じるのです。

付き合いはじめの頃はお互いゆずりあっていたことが、慣れてくると今度はお互い

一歩も引かないなんてことになってしまうでのですね。

そうなると当然、お互い罵り合い殴り合い傷つけあいと最悪な状況も考えられます。

一度、人間関係にひびが入ってしまうと修復はなかなか難しいでしょう。

大切なことは、人には皆それぞれ心地よい距離感というものある。

近すぎても遠すぎてもいけない。

絶妙な距離感を保つことが良い関係を築き保つ秘訣である。

相手の距離感を知るには相手を知る(関心をもつ)ことである。

常に相手を尊重しようという気持ちをもつことである。

以上、いかがでしたか。