「うちの生徒たちへの手紙✉️」
昨日、ある生徒が
「勉強に興味がない」
「やりたいことも、夢もない」
そう話してくれました。
そこで、私はひとつだけ質問しました。
「将来、幸せになりたい？」
彼は少し考えてから
「はい」と答えてくれました。
「じゃあ、◯◯◯くんにとって
“幸せ”って、どんな状態だと思う？」
彼はこう言いました。
「たくさんお金を持って
若いうちにリタイアして
家でゴロゴロしながら
遊んで暮らしたい」
私は、正直でいいなと思いました。
だから、次の質問をしました。
「じゃあね。
将来、働かずに遊んで暮らせるようになるために
今のあなたに“何が必要”だと思う？
今から、何を準備できるかな？」
夢があるかどうかよりも、
大切なのはここです。
✔ 自分にとっての「幸せ」を考えること
✔ そのために、今できることを考えること
✔ そして、小さくても動いてみること
夢は、最初から
立派な形をしていなくていい。
「こうなれたらいいな」
その気持ちを言葉にした瞬間から、
もう一歩、未来に近づいています。
今日できることを、今日ひとつ。
それで十分です。
── 保護者の皆さまへ ──
お子さんが「夢がない」と話すとき、
大切なのは答えを教えることではありません。
「幸せになりたい？」
「どんな状態が幸せだと思う？」
「そのために、今できることは何かな？」
提案するのではなく、
質問しながら一緒に考えること。
夢がないのは、やる気がないからではなく、
まだ目標を考える時間が足りていないだけです。
焦らず、否定せず、
子ども自身の言葉を待ってあげてくださいね。
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