みなさん、こんにちは。


経営ビジョンは、「こうありたい」「こういう会社をつくりたい」
という想いの結晶です。しかし、想いだけでは会社は動きません。
そこに具体的な数字、投資方針、人の動きが重なって初めて、ビジョンは動き出します。

本記事では、ビジョン実現に向けた事業計画のつくり方を3つの視点から整理します。

1. 売上計画は「分解」して具体化せよ

5~10年先を見据えた中長期の売上計画を立てるとき、
まずは「合計額」を置き、その中身を構造的に分解します。

◆区分    計画のポイント
 ・商品別:既存商品の成長戦略と新商品の開発計画。売上比率のシフトを見込む。
 ・顧客別:既存顧客の深耕と新規顧客の開拓率。顧客維持率(リテンション)も重要。
 ・業種・客層別:特定業界に特化するのか、異なる客層へ展開するのかを戦略として明確化。
 ・地域・エリア別:地元密着か、広域展開か。エリア別に潜在市場を見極める。
 ・拠点・チャネル別:店舗、営業所、ECチャネルなど、物理的・デジタルの展開も視野に入れる。

このように分解すると、「どこを伸ばすのか」「何に注力するのか」がはっきりします。

2. 「ヒト・モノ・情報」への投資設計が、未来をつくる

事業の成長に欠かせないのが、適切な先行投資です。
投資先を「ヒト」「モノ」「情報」の3つに分けて考えましょう。

 ・ヒト:人材育成の仕組みづくり、キャリアパスの明確化、魅力的な採用戦略
 ・モノ:新商品開発、業務効率化のための設備更新、広告・販促活動への投資
 ・情報:デジタルシステム導入、データ活用、情報セキュリティ対策など

ポイントは、単なるコストではなく「未来に向けた仕込み」として捉えること。
未来に種を蒔く感覚です。

3. 経営計画は「人」なしには動かない──人員計画の重要性

どんな立派な計画も、それを動かす人がいなければ、ただの紙切れです。
ですから、人員の採用・配置は戦略そのものです。
したがって、以下の人員に関する計画も加えます。

 ・採用計画:いつ、どのタイミングで、どの部署に何人必要か
 ・配置計画:営業、開発、バックオフィス、それぞれの事業段階に応じた配置
 ・育成計画:社員の成長を促す制度づくり(例:職能別研修、管理職登用研修)

中小企業では、一人の人材が担う影響力が大きいからこそ、
「人の配置」は「経営の舵取り」といっても過言ではありません。

経営者にとって事業計画づくりとは、未来を具体化する行為です。
そして、その未来は、今日どこに力を注ぐか、
どこにお金と人をかけるかで決まります。

夢を戦略に、戦略を行動に落とし込む、
その第一歩としての計画づくりに取り組んでみてください。

 

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尾﨑中小企業診断士事務所

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