夏休みが始まりました。
うちには、小学生の息子がいるのですが、chatGPTで文章が作れるんだよ、と話した30分後には、読書感想文を書かせようとしていました。
子どもが思いつく利用法って、まず、読書感想文でしょうね
「走れメロス」の読書感想文を小学校4年生の文体で100文字で
「走れメロス」を読んで、友達を助けるためにがんばるメロスがすごいと思いました。途中であきらめずに走り続ける勇気に感動しました。友達って大事だなあと改めて感じました。僕も友達を大切にしたいです。
薄い！本当に薄いです。
走れメロスの挿絵をかいて 小学校4年生風
これも薄いですね。
感想文を書かせることは可能だけど、インプットが少ないと、薄い薄い文章になってしまいます。
たとえば、自分の体験を結びつけてはどうでしょうか。
（私はAIで読書感想文反対派です）
走れメロスの感想文 いじめに合った経験をふまえて200文字で
「走れメロス」を読んで、深い感動を覚えました。メロスが友のために命を懸けて走る姿は、自分のいじめの経験と重なりました。かつて、私も友人のために勇気を振り絞って立ち向かったことがありました。いじめの孤独や恐怖と戦う中で、メロスのように友のために力を尽くすことがどれだけ大切かを学びました。メロスの決意と友情に支えられた行動は、私にとって大きな励みとなり、自分もまた誰かのために立ち上がる強さを持ち続けたいと思いました。この物語は、信じる力と友情の尊さを教えてくれる素晴らしい作品です。
まあ、あまり読む気もしないような文章ですね
たたき台として、まずベースを組み立てて、自分の気持ちを入力して、文章を整えてもらう方法だったら使えるのかなと思います。
・友達に自分がいじめられた
・かばってくれた友達も一緒にいじめられるようになってしまった
・友達は転校してしまった。
・私は友達を守れなかった
「走れメロス」を読んで、強い感動と共に過去のいじめの経験を思い出しました。私がいじめられたとき、勇敢にもかばってくれた友達がいました。しかし、その友達もいじめの標的となり、ついには転校してしまいました。メロスのように友のために戦う勇気を持てなかった自分に、強い後悔と悲しみを感じました。メロスの行動は、私にとって大きな教訓となり、真の友情の力とその重みを改めて実感しました。これからは、友達を守るための勇気を持ち続けたいと思います。
まあ、文字数の中でうまくまとめたという感じです。
子どもたちにはAI生成は使ってほしくない、下手な文章でも、時間がかかっても自力で頑張ってほしい。
私は、応募の定型文や、「HP更新の無料サービスもうやめたい」などの気まずい系メールの文章をかくときは、思い切り使いますけどね
最後に
海沿いの息子小学校のアピール文を三島由紀夫調で書いてもらったので、その文章をご紹介します。小学校名はダミーです。
海陽小学校（かいようしょうがっこう）アピール文
海陽小学校、その名は美しい潮騒に包まれ、青き海原と共に育まれる学び舎である。広がる蒼天と澄み渡る海が、子供たちの未来を映し出す鏡の如く輝きを放つ。自然の恩寵を受け、ここに集う子供たちは、心身ともに健やかに成長してゆく。
その教育方針は、まるで陽光が大地を照らすかの如く、明瞭かつ力強い。知識の探求にとどまらず、心の豊かさを養うことに重きを置く。教師陣は、それぞれの専門性を活かし、子供たちの好奇心を引き出し、学びへの情熱を鼓舞する。
海陽小学校の環境は、まるで一幅の絵画のように美しい。海風がそよぐ校庭、潮の香りが漂う教室。四季折々の自然が織りなす風景が、子供たちの感性を刺激し、創造力を育む。ここでは、自然と共に学び、成長する喜びを感じることができる。
この学び舎で育つ子供たちは、未来の光となり、世に羽ばたいてゆくことであろう。海陽小学校は、その第一歩を踏み出すための礎であり、永遠に続く学びの旅の出発点である。
かっこよくて好きなんです。
使用するチャンスがなくて残念です。