ブログネタ:あの漫画を、この俳優とあの女優で映像化して欲しい!!
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今年もらった年賀状の中に、「DB(ドラゴンボール)実写版がひどい」と新年早々嘆いているものがありました。
彼女は一時期、漫画・アニメDVDともにコンプリートしていたくらいハマっていたので、どうやらキャラクター・世界観ともにオリジナリティが溢れてしまっている実写版が受け入れがたかった様子。
そんなに原作にもアニメにもハマったことのないWICCAがオフィシャルサイトにアップされてる映像を見た限りでは、「あれれ?ちょっとおかしい・・・」くらいの受け止め方であって、「ひどい」とまでの評価はしていません。
原作とかけ離れてるのは間違いないけど。
(DB実写映画のタイトルはDRAGONBALL EVOLUTION っていうんですね。)
文学でも漫画でも、実写化が難しいというのは間違いないと思います。
特に漫画の場合はキャラクターのデザインが出来上がっちゃってるから、再現しようと思ったら本当に困難ですよね。
しかしWICCAは、原作を基調にしてオリジナリティを出していっても、原作を貶めたり、原作者の意図を曲げたりするようなことがなければ別にかまわないし、成功するチャンスは十分あると思います。
その例を2つほど挙げておきたいと思います。
一つ目は、007シリーズのジェームズ・ボンド。
歴代ボンド役の役者さんたちは、よく似たタイプの人は一人もいないと思います。
評価の優劣はあれども、みな違う個性を持った役者さんたちが演じているのに、一連のシリーズとして成り立っており、(2人目のジョージは微妙だけど)ちゃんと受け入れられてますよね。
現ボンド役のダニエル・クレイグは、1作目のカジノロワイヤルの公開前に散々「合ってない」と叩かれたのに、公開後はそういった雑音が一気に止んで、出演2作目の慰めの報酬 では期待する話題の方が多くなってました。
残念ながら公開後は、前作を見てないとわかりにくいとかいうような、制作サイドについての批判は結構出てるようですけど。
せむし男扱いから、手のひらを返したようにセクシーな俳優ランキングで上位に位置するようになったのがなんとも変な感じですけど。
二つ目は、ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 のぬらりひょん。
はっきりいって、妖怪としてのぬらりひょんは全くいいイメージがないし、原作漫画のぬらりひょんだって見た目もよくないし、どちらかというと卑怯でずるがしこいけどどこか抜けていて情けないキャラクターだったはず。
でも、緒方拳さんが演じたぬらりひょんは特殊メイクで不気味な顔になってるのにカッコイイし、鬼太郎たちに負けるのに決して情けなくない。
オリジナルにはオリジナルの良さがあるけど、それとは違った新たなキャラクターを作り出して、さらに演技に深みがあることで、オリジナルとは違った個性があることに説得力があると思います。
2つに共通して言えるのは、役者さんの演技力じゃないですかね。
原作があるものを実写化するには、原作により忠実なものを作るか、原作を越えるものを作るかのどちらかでなければ、パロディや2次創作にしかなりえないと思います。
(パロディはしっかり原作を研究して比較の観点から客を楽しませることが出来るならプロの仕事としてありだけれど、2次創作アマチュアでも出来る自己もしくは一部の共通の嗜好を持った人たちの満足のための世界であると考えているのですが・・・)
とあるベテラン女優さんが出演したとある漫画の実写化の際にインタビューで、「お金持ちの役をやるから、ホンモノらしさを出すために衣装もアクセサリー・宝石も本物を使った」と話していたので、期待して見たことがあったんです。
残念ながら、彼女が身にまとっているものは本物でも、セットがニセモノだったり、共演した同じくお金持ちのはずの役の方が力不足だったりしてしまい、そのアンバランスから「本物が安っぽく見えてしまう」ことになってしまっていたんですよね。
このとき、制作側の問題が大きいかとは思いますが、ベテラン女優さんが本物を身にまとったことで全開で演技をし、浮いてしまっていたことや、本物を活かしきれなかったことにちょっとガッカリした記憶があります。
ここらへん、古い映画観てるとき感じる情熱とかプロ意識との落差をものすごく感じるんですよね。
本物をニセモノに見せてしまうんじゃなくて、ニセモノを本物に見せる工夫をしてたんですよね。そういう作品の場合。
とまあ、書いてると本当にキリがないことに今気が付いたので、ここらへんで切り上げたいと思いますが・・・。
要は、実写化するときは、原作に忠実にしようと思ったらVFX使うしかないので、むしろ原作から少しはなれてオリジナリティを出して欲しい、そしてそのオリジナリティに基づいたストーリーや構成とバランスの取れたキャスティングをして欲しいのです。
うっかりその時人気のある役者、とかイメージがあってる役者っていうだけでキャスティングしちゃうと、ブームが去ったら作品も忘れ去られちゃうとか、イメージがあってても全体がかみ合ってなかったりキャラクターだけ際立っちゃうと作品の質は落ちてしまったり評価されなくなったりしてしまうんです。
とても生産性のない制作作業になってしまうと思います。
そして、原作の評価も下げてしまうことだってあると思います。
あ~あ。
時代が変わっても繰り返し見られるような、いい作品が観たい・・・。