ゆとり世代が知らなそうなことを列挙し反論される
 ゆとり世代にとっては「嘘」だと思いそうな事実を「ぶる速」というサイトがまとめている。ここで挙げられ..........≪続きを読む≫


こういう記事が出るたびに思うのですが、そもそもが「ゆとり世代」ってメディアが作り出した概念よね。

そこに載せられちゃって、「ゆとり世代」批判をする人々の浅はかさというか傲慢さというか・・・いや、ゆとり世代批判者だけじゃなくて、世代間の批判のやり取りって、本当に人としてのレベルの低さを感じます。


多分、年齢の枠は絶対に超えられないものだから、その枠組みの中で他の世代を批判したり自分の世代を守ったりすることで自分を保ってるのではないかと思えます。

それだけ、不安が多く自己評価も低いという表れなんでしょうけど。



ちなみに、最近ゆとり教育の見直しが大きく取り上げられてますが、ゆとり教育の実態がどうであったかちゃんと検証した人がどのくらいいるのか疑問です。


実際にWICCAが見てきた子どもたちうち、とある小学5年生のこどもの一日のスケジュールを挙げてみると、


6:00起床

6:45自宅出発

7:15登校

7:30運動会の朝練開始

8:30朝の会、授業開始

15:40帰りの会、運動会の放課後練習開始

16:30放課後学習(宿題)

17:00下校

17:30帰宅、軽食

18:00自宅出発

18:30塾(休憩時、夕食のお弁当)

21:30

22:00帰宅、入浴

23:00学習(塾の宿題)

0:00就寝


これ、ゆとりのある生活ですかね?

下手すると、社会人よりもキツイスケジュール・・・。

この子、放課後たまたまお話した時に「もうヘトヘトだよ~」と頭抱えてました。



確かに学校教育はゆとりを目指したかもしれないけど、実態として子どもは昔ほどゆとりのある教育や生活で育ってないことの方がてんで多いじゃないかと思います。

例に挙げた子どもみたいな生活は極端な例であって、みんながそうだってわけではないけど、ゆとり教育への不安を煽った結果塾の利用が増えたり、子どもの生活や遊びが保障されていた児童館や学童保育でも親の学習への希望が結構寄せられていたように思います。

塾とか教育産業の伸び率がどうであったかなんてのも含めてしっかり検証すべきだと思います。


つまり、ゆとり教育が目指していたものは実現されてなかったと捉えるべき。

ゆとり教育の名の下にゆとりのない生活が実現してしまったのが実態じゃないでしょうか。

こうした中で、学習してる時間に対して効果が出ていないから学力低下という結果が出てしまったと考えるべきだと思います。

WICCAの実感としても、勉強が嫌いな子が増えてるように感じます。

いくらまわりで強制したって、本人の意欲がなくなるような働きかけしちゃったら、やっぱり学力の向上にもつながりません。


それから、このゆとり教育が作り出してしまったゆとりのなさは学力低下をもたらしただけではなく、「先生にゆとりがない⇒子どもたちをちゃんと見られない」という子どもにとって重要な社会関係である教師と生徒(児童)の関係を崩壊させてしまいました。

総合学習ってちゃんとやればそれなりの効果が出せるものだったと思うんだけど、WICCAの知っているベテランの先生方のお話を聞いてみたら、「主幹制度とかネットワーク会議とか地域交流とか色々なプログラムや制度を増やす一方で教員の数は減らされてしまう中で、以前よりも子どもたちと向き合う時間がなくなった」という話をよく聞きます。

先生が子どもに時間で割けなったことは、子どもの社会的スキルの獲得に影響してると考えられます。

でも、自助努力でどうにか乗り切ってきて、多世代混在の社会にポン、と放り出されてそこで「ゆとり=怠惰」かのような批判に晒されるっていうのは、なんとも酷な話だと思います。

そもそもWICCAはゆとり世代といわれる人たちにゆとりはなかったと思うもの。


そろそろいい加減、ちゃんと実態をみてネーミングを考えたり記事にしたりしていただきたいと思うわけです。




※ここでいう「記事」とはアメーバニュースではなくサイトの中身やブログのエントリー等のことです。