社会福祉と地方分権は切っても切れない関係なので、今日サンデープロジェクトに地方分権推進委員長の丹羽宇一郎さんが出るとのことで、注目してみてみました。
しかし。
正直な気持ちをいうと、地方分権推進を担う委員長として任せたいかっていうと、ノーですね。
ホントは地方自治推進の中身の方をちゃんと聞きたかったのだけど、その前の橋本大阪府知事へのインタビューで、途中にコメントを挟んだのだけど、この人は地方自治の推進には向いてないって思わされちゃいました。
問題はどこかというと、橋本知事が「自治体イコール市町村とは思ってない」という意見を述べたときのこと。趣旨は、市町村で自治が担いきれないところについては基礎自治体と言えないんじゃないか、ということが言いたかったのだと思います。これに対して、地方自治の専門家としてコメントを求められた丹羽さんは、「基礎自治体=市町村」というのが正確、ということをおっしゃっていました。
確かに、地方自治法において自治の権限を与えられた団体が自治体なわけで、市町村が基礎自治体で正しいわけなんだけど、論点は「実態として自治の権限を与えられるに足る能力があるのか」ってことじゃないですかね?「話すときに周りの人との認識のズレが発生したら誤解が生じるから気をつけたほうがいいよ」、っていうアドバイスならわかるけどあの薄笑い浮かべたまま小バカにしたような物の言いようをするのはいかがなものかと。
私としては、官主導で法律に基づいて作った枠組みに実態が伴ってこなかったのが地方政治がうまくいかない要因だと思ってるので、知事の発言を軽んじてるような人に地方自治が推進できるとは思えません。
続いて丹羽さんの本番。
今地方自治を考える上では、地方の無駄な出先機関を減らすことが必要とのこと。そうでなければ道州制なんて実現できないって、またここで橋本知事批判です。(コレは大田経済財政担当大臣が言ったんだったかな?)
そりゃそうだけど、それは一知事の仕事じゃなくてあなた方のすべき仕事でしょ。そこでなんで人様をバカにしたような態度が取れるのか。さっぱりわかりません。自分の役割とか人の役割とかがちゃんと整理できてないんですかね?
ていうか、太田さんの経済の話がメインで、地方自治の話はほとんど出てこなかったし。(子どもにもわかるようなイラストフリップ付き地方自治推進の根拠は出てきたけど、委員会で何が話されてるのかよくわからなかった)
たぶんね。ああいう姿勢の人が集まって委員会開いても、現実的な地方自治推進の話し合いはなされないと思います。だって地方自治をする上で、知事の発言について意志を汲み取るんじゃなくて言葉じりをつつくことに終始してたら、結局今までどおりのお上主導の地方自治になるわけでしょ。意味ないじゃん。
その点、オープンに市町村と協議してまわってる橋本知事の方がよっぽどまともに仕事してる。
ああ、委員長は議題の中身を真剣に考えるんじゃなくて、委員たちの意見をつつくだけでいいのか。
別に橋本知事を支持してるわけでもなんでもないけど、少なくとも地方分権推進委員会にはあんまり期待できないと思ってしまいました。