鳥見通りのラーメン屋さんに来たけどオープン時間には早すぎて、
時間を潰すために歩いてる時に見つけてフラッと入ったのが、シルムスタイルガレージだった。
色とりどりの商品と、昨日までずっと変わらなかったシルム独特のなんとも言えない甘い匂い、
その時のお店のBGMがCORNELIUSの69/96だった事もはっきりと覚えている。
自分のお店をやるなら母校近畿大学農学部があるこの富雄でと思っていたし、
店主のやっさんも僕と同じ大学の先輩だった事もあり、ロクに物も買わないのに時々遊びに行っては
話を聞くようになった。クライミングばっかりしてて自転車にぜんぜん乗ってないのに、
富雄で自転車屋をやりたい!って若造が何言ってんだと思われてたと思う。
自分の好きな仕事をして、遊びにも真剣。僕の知らない事をいっぱい知っているカッコイイ大人。
「なんでこんな駅から離れたところでお店出したんですか?」という僕の問いに、
「駅の近くやといっぱい人が来そうやからイヤやねん」と答えたやっさん。
そんな感じで良いんや!こんなスタイルでお店やるのもアリなんや!
あの時偶然シルムスタイルガレージに立ち寄って、やっさんに出会っていなければ、
たぶん今のTRANSITは無かった、それくらい僕に強烈なイマジネーションとモチベーションを与えてくれた。
そんなやっさんのお店が昨日、13年の歴史に幕を下ろした。
僕がお店を出してからは、ポタリングに焚き火にキャンプにスケートにパーティー、
メシ食いに行くのも飲みに行くのも大体いつも一緒。
毎日のように会ってたし、会わない日でも電話はかかさずにというおホモダチっぷり。
先輩で、兄貴のようで、親父のようで、でも年の差を越えた親友だと僕は勝手に思っている、
そんなやっさんのお店が富雄から無くなるのは、やっぱり寂しいです。
でも、次のステップに進むんだから、笑って送り出さないと。
やっさんがシルムスタイルガレージを始めたのが28歳、僕がTRANSITを始めたのも28歳。
僕が41歳になった時、どんな事を考えて、どんな生き方をしているのか。
やっさんを見ていると、歳をとるのが楽しみになってきます。
これからますます人生を楽しんでいくであろうシル山パイセン!
いつまでも面白カッコイイあこがれの大人のオジサンでいてください!
まあこんな事言ってても今まで通り一緒にチャリ乗ったりスケートしたりするんだろうけど。
一応区切りでね、シルムスタイルガレージが富雄にあったことに、感謝。
