水俣病の患者さんたちの現在に関するドキュメントをテレビで見た。
彼等の２０年間を追っているんだけど、体の不自由がさらに進行していて、歩行もままらなくなっている人も多いという現状（もちろん亡くなられている方もいらっしゃいます）にショックを隠せなかった。
２０年前には一様に戦っていた患者さんたちも、年を経て戦い続ける人と、国側と調和（？）していく姿勢に軟化している人に分かれてしまっていた。
つまり、悲劇が悲劇を生んでしまったということ。
同じ被害に合った者たちの中にも対立（？）が生まれてしまっているようなのだ。
チッソ側が「水俣病も終息に向かい・・・」とコメントしたことに対し現在でも戦い続ける原告の女性が、
「水俣病から逃げても水俣病は逃げない。水俣病は終ってない・・・」と、
声を震わせていたのが痛かった。
人間がしたことで悲惨な運命をしょわされた人がいる。
彼等の人生を考えると、世界平和を真剣に考えなきゃと切に思う。
＜遅ればせながら先日１８日のブログでのシロツメグサの写真をアップしました＞