「Kay!!」と私の名を呼ぶ声の主は、そのバー&レストランのチーフ・シェフでブランゴのお友達でした。


ブランゴが『パリから私の友達が来ます』と吹聴していてくれたのでしょう。
パリどころか、遠く日本から来たかのように歓待してくれました。


さっき出会ったジョッシュくんといい、シェフさんといい、みなすぐにTu・テュ(→家族や友人など親しい人に使う「あなた」という意。お店や目上の人、初対面などでは通常Vous・ヴを使う)で私を呼んでくれます。
なんてサンパ(フレンドリー、感じが良いなどの意味)なんだろう~。


既に私がワインなら赤が好き、という情報も伝わっていて(笑)、美味しい赤ワインを振る舞ってくれました。
が、シェフさんもブランゴ同様まだ仕事中だったので、ジョッシュくんがキャンピング・カーに案内してくれてそこでお話しすることに。


キャンピング・カーって、映画では見たことがあったものの、中に入ったのは初めて!!
ちゃんとリビングみたいな部屋にTVもあって、居心地良かった~。


そのうちブランゴから仕事終了!の電話が来て、さっきのレストランで久しぶりの再会を果たしました(といっても1ヶ月ぶりくらいなんですけどね)。
レストランもほどなく閉店し、他のシェフさんやウエイター、ウエイトレスさんたちみんなに混じって今度はテントで呑みなおしです。


              テント犬。みんなのアイドル♪女の子です。

テントの中で、ラブラドールやシェパードという大型犬を普通に飼っていたりして、なんだか楽しい!
テントで寝るなんて家族や学生時代の仲間とキャンプするときぐらいだったけど、彼らはこの夏の間こうしてずっとテント生活を送るんです。
なんだかエキゾチック!!昔からジプシーやサーカス団の生活に憧れていたもので。。。


レストランで働いているみんなは、地元ではなくフランス各地から集まってきてるようです。
リール出身のモーガンには「9月初めの蚤の市には絶対行くべきよ!」(→知りませんでしたが、リールの大蚤の市は有名らしい)とか
パリ出身だけど、世界各地を旅しているロイックにはブルターニュ地方の音楽フェルティバル について教えてもらったり、いろいろな情報を得ることができました。


それにしても、、、まだ1ヶ月ほどしかいないのに、ブランゴってばすっかりこの仲間の一員になってるし(笑)。
彼女のおかげで私も彼らと毎晩飲むことができて、生きたフランス語の勉強になったし、楽しい思いをすることができました。


唯一残念だったのが、ここレ島もパリ並みに天候が不順で雨が多く、ビーチには行ったものの波が高すぎて泳げなかったことです(涙)。


最後に私の泊まったキャンピングをご紹介します。



キャンピングの入り口。

中には、テントに泊まる人用のトイレや洗面所、BBQコーナーもあります。

ここが、私の泊まったコッテージ。

外見は小さく見えるのですが、、


中に入ると意外と大きくてびっくり!!
リビングにキッチン、ベッドルームが2つあって(ダブルとツイン)、トイレとシャワールーム完備。
キッチンなんて我が家より大きくて設備も整っています。







こんな贅沢な場所で1泊45ユーロでした。

(ブランゴとシェフさんにはこんな広い場所に1人で寝るのは寂しくない?と心配され、仲間の誰かを選べと冗談でからかわれましたが。。汗)


ちなみに今回寄れなかった(寝坊して朝早いバスに乗れなかった)「ラ・ロシェル」は、アレクサンドル・デュマの『三銃士』に出てくる戦いの場となった街だそうで、バスから見た感じでもおしゃれなカフェなどがあって行ってみたかったので、機会があれば今度はもう少しゆっくりと、そして寂しくないように(笑)誰かと一緒に行きたいです!