「チャンス」個人的感想
一昨日、NHKの土曜ドラマ「チャンス」 が終了。
競馬中心に、経済要素を盛り込んだ話で、JRAが全面バックアップ。
最終回では柴田善、田中勝、内田騎手のセミヌード披露までありました![]()
終了後から今まで、ネット上で意見を見てみたんですが、賛否両論。
とくに、乗馬をやる人からは、批判の声が多いみたい。
「なんて、ご都合主義な話なんだ」
競走馬引退後、乗馬クラブで乗馬になる馬って、繁殖入りできなかったからとても幸せというわけではなかろうが
かといって、乗馬にもなれなかったら、もっと悲惨な将来もある(てか将来のない馬も)。
俺も乗馬をカジっていたけど、乗馬クラブにいる人は、愛馬の過去とか調べるからね。
まぁ確かに主人公は挫折から、なんだかんだありながら、やっぱり大成功、は鼻につく部分あるね。
門別デビューの牝馬が、菊花賞2着、有馬記念優勝なんて、オグリキャップ以上?のサクセスストーリー。
俺的にも、細かい点として
・株で大損害を与えた証券ウーマン、しかも子会社出向になるような人が、門別の個人馬主になるような年収あるの?
(懲罰的出向ではないが、そもそも外資系ではないようだし)
・門別から中央に移籍して、3歳秋に秋華賞ではなく菊花賞に出走…ってクラシック登録してたの? 追加登録料200万円払ったの?
(他にも主人公は何回も北海道と東京を往復して、金銭感覚的にようわからん)
・チャンスの母・ハルコはその上の血統も登場するが、父親は名前すら分からん。
とまぁツッコミどころは豊富。
でも……このドラマって原作小説があるんだよね。原作知らないし、どこまでデフォルメしてるか分からないが
その批判やツッコミって原作か脚本に対するものが大部分だと思う。
あとは藤原紀香へのやっかみか(笑)
俺個人的な感想としては、
「競馬初心者や、馬に興味を持ち始めた人にとっては、とても良い話」だと思ってる。
最後は現実感のないハッピーエンドとはいえ、人馬ともに挫折を乗り越えるという話は悪くはないと思うし
命の尊さも、ある程度伝えている(不満はあると思うが)。
全6回が短かったという意見もあるけど、10回にしても話が薄まるだけかな、とも思う。
民放の変な演出家がやったら、悲惨なドラマになってたかもしれない。
このドラマ、真剣に「馬」を取り上げているが「けれん」がだいぶ混じっている。
「けれん」って簡単に言うと、演出上の「はったり」みたいなもの。
そういうのって、探偵ドラマや刑事ドラマに多い。
たとえば「踊る大捜査線」は「けれん」をも超えた演出ばかりだし、
比較的 真剣な刑事ドラマ「相棒」だって、「特命係」という設定自体が「けれん」。
警察関係者が見れば、眉に皺寄せる部分も多いだろう。表面化しないだけで。
「けれん」を全否定して物語を作ると、99% 悲劇しかできない。
正直 暗いニュースの多い競馬界、経済界とも、目の当てられないほどの悲劇のドラマなんか望んでないだろう。
ドラマ「チャンス」を見て、馬や競馬に興味をもつ人が出てくれば良いな、と思ってます。
…年明けのJRA表彰で、馬事文化で表彰されそうな臭いはプンプンしますが。
それにしてもギルデッドエージに会いたかった… 馬事公苑行けば高い確率でいるらしいけど、そんな行けない。。