A'sW1-7 いきなり2位…
ダービーは横山典が初制覇、という感動の舞台となっていた。ロジユニヴァースの逆襲。だが、◎アンライバルドだった徹にとっては、祝福の気持ちはあったが、喜びはなかった。
「岩田、今の府中で不良馬場で後方からはないだろう…」
そして徹が複雑な気分になったのは、ダービー確定から数分後だった。雨とはいえ10万人近くいたであろう東京競馬場、携帯電話でネットは繋がりづらかったが、初参加した「ANGEL's WINE」の自分の買い目を見直した。
驚いた。そして嘲笑した。
ボックスの中に、4着⑦、5着②が入っている。徹の中の「印」としては、⑦ナカヤマフェスタは○、②アプレザンレーヴは△だった。まだ勝手がわからず4点ボックスで投票したら、いきなり4着-5着的中。50ポイント獲得である。
夜、紫が「ANGEL's WINE」のポイント集計結果を更新した。
不思議なことに3着の⑩アントニオバローズを軸にしている人が2人もいたが、1人はアプレザンレーヴとの組合せで25ポイント獲得、もう1人は相手に1・2着馬を入れてしまったため、マイナス25ポイントとなる、天国と地獄があった。
その他のポイント変動は紫・ナナガイキ以外にあと1人いたが、一番ポイントの変動が大きかったのがナナガイキだった。なにせ、いきなりの50ポイント。
順位は……初登場で第2位。
「ビギナーズラックとはいえ、自分にはこっちの方が向いているのではないか」
そんなひねくれた感想を徹は持ってしまった。
ちなみに紫は5ポイント獲得し、マイナス25ポイントの人の上になった為、順位が上がるはずだった。ナナガイキがいなければ。ナナガイキ(徹)の2位カットインの影響で、順位は変わらず5位だった。