障害者が生きる世界は狭い。
健常者のように可能性無限大ではない。


学校は一貫制支援学校へ進学するのか、普通校の特別支援学級に通うのか?
普通学級で十分やっていけるパワフルな人たちは、中3になると普通の高等学校を受験するか、障害のことを考えて一貫制支援学校の高等部を受験するのか悩む。私たち、特別支援学級に通う中3組も、どこの高等部を受験するか悩む。
支援学校と行っても、普通科オンリーなのか専科があるのかでだいぶ今後の進路が変わってくる。
 

私個人が重複障害者だった(軽度知的&身体)ため、身体の高等部か知的の高等部を1番悩んだ
受験は筆記・運動・面接の3つで、『障害者の受験って楽そ〜!』とホザいた中学の友をぶん殴ってやりたい
会場入りしたら私語厳禁、移動中も試験官(先生)が至る所にいて行動のアレコレを見ている。
もし、本校の合格ラインに達したら上記3つ+私語の有無や移動中の態度を総合評価方式でクラスを決める・・・・・・そして、私は一般就労クラスへ。

はっきり言ってこの振り分けシステム、メンタルをやられる可能性大ドクロ
クラスによって露骨に差別されるからガーン

一般就労に関してのノウハウは3年間ミッチリ学べるものの『一般就労クラスなのだから』圧が強すぎる・・・あと、保護者や中3組が勘違いすること多い点・・・絶対に確実に一般就労出来るわけじゃないよ!!!



私は3年間で様々な場所へ実習に行き、高等部卒業後は、実習で何度もお世話になった障害者支援施設『クスノキの里』に入所が決まった。

しかし当時の自分は冷めていて「障害者の生涯ってこんなもん」って思ってた。
恋愛も結婚も就労移行支援で就労を目指すのも、なか半ば諦めてる。


そう、私もいつも人生を厭世し諦め生きてきた。障害者でも可能なことを気づいていながら、「狭い」と感じながら・・・だって、信じられるのは自身しかいないから。




その頃の『クスノキの里』の就労支援課。

『ウチで18の子って初めてですね!』『実調(ジッチョウ)どうだった?』などと会話されつつ回るバインダー。

「18か。
でも・・・環境複雑過ぎるよね。ヤバイなぁ。藤伊さん 判子ください」


「はい!?」と、すっとんきょんな声を上げた帰ってきたばかりの男性。藤伊 成治(フジイ シゲハル)ーーーーー数年後の私に『シゲさん』と呼ばれる男だ。
荷物を自分のデスクに置き、座ると閲覧しなければならない回覧物に閲覧済の判子を押していく。他にも進めなきゃいけない業務はいっぱいあるのに・・・実調報告書だ。あぁ今度ウチに来る子・・・18だっけ? 児童養護施設? 
カウンセリングとクリニックへ通院中・・・過去に虐待や性的暴行、イジメに自傷行為っておいおい


「しかも男性恐怖症・・・すごいメンタルの子が来ちゃったねぇ。
その谷野 優(タニノ ユウ)ちゃんに会えたんですか?
会えなかった? ぁ、平日だからね」


こう会話しながら『私』の実調報告書を読みながら、どんな子なのかと思ったという。
はっきり言おう。この実調が私の全てじゃなかった。
まだ、誰にも打ち明けていない傷(ヒミツ)がある。


行きていく中で私には、大人は敵。本当に信じられるのは私たちだけ・・・・・・解離性障害。それが私の秘密だ




*建物や人名は全て仮称です。
ちょっとノンフィクションが混じっていますが、あくまで不倫恋愛小説ブログです。