鳥インフルエンザとは | Virus Control

鳥インフルエンザとは

鳥インフルエンザとは、鳥と鳥の間でやり取りされるインフルエンザをいいます。

大多数の鳥インフルエンザウィルスは人に感染しません。

しかし、今回のH5N1亜型による鳥の流行は、鳥と密接に暮らしをしている東南アジアの国々で、人への感染を引き起こしています。


表1 に示すとおり、WHOにより確認されただけでも東南アジアの4カ国で計122人が感染し、内62人が死亡しています。

これらの国々での医療事情や診断技術などを考えると、実際にはもっと多くの感染者や死亡者がいると思われます。

死亡率は約50%。

毎年流行する通常型ヒトインフルエンザでは考えられないような高率です。

ほとんどの症例では弱った鳥、または鳥の死体との接触があり、鳥から直接感染したといわれています。

人から人への幹線が疑われているじれはごくわずかですが、それらの事例は人と人との間で非常に密接な接触(親子間での看病など)があったものです。