新型インフルエンザの流行 | Virus Control

新型インフルエンザの流行

2005年10月17日、

WHO(世界保健機関)の李鐘郁事務局長がジュネーブ公演の中で次のような見解を示した。

・いつとは言えないが、新型ウィルスはいつ出現してもおかしくない

・鳥インフルエンザのH5N1亜型ウィルスが変異して、人から人へ感染するようになる可能性が最も高いと

考えられる

・発生源は鳥インフルエンザの大発生が続く東南アジアのどこかになる


この見解表明は関係者に大きな衝撃を与え、この表明以降、新型インフルエンザに関する報道記事が急速に増えてきたのも事実です。


鳥インフルエンザウィルスは滅多に人には感染しません。

ところがこの鳥インフルエンザウィルスに遺伝子変異が起こり、人から人に容易に感染伝播するようになると、そのウィルスはもはや鳥インフルエンザウィルスではなく、新型インフルエンザウィルスとなり、大規模なアウトブレイクが起こる可能性があります。

これをパンデミック(疾病の大流行)と呼んでいます。