事例2 | Virus Control

事例2

多数回使用するバイアル(リドカイン)の汚染による関節・軟部組織感染の集団発生が報告されている。

米国の外来診療で、黄色ブドウ球菌により内部汚染されたリドカイン・バイアルが複数の患者に使用されたため、汚染リドカインを注射された17人の患者のうち5名に関節及び軟部組織の感染症が発生した。

リドカインは製造元の指示は室温保存であったが、冷蔵保存したためバイアル内で黄色ブドウ球菌が生存し続け(約2週間)、汚染したバイアルで関節内や軟部組織に注射後、感染症が発生した。

薬剤の保管方法と取り扱いを常に確認し、多数回使用するバイアルより単回使用のバイアルを使用する事が必要。