レジオネラ菌 | Virus Control

レジオネラ菌

レジオネラ菌(Legionella pneumophilla)

レジオネラ菌


レジオネラ菌は様々な自然或いは人工的な水環境に生息し、医療施設の上水道システムに微量で侵入し、ビルのクーリングタワー、シャワーヘッド、蛇口、呼吸器療法用の器具、加湿器などの環境で増殖する。

レジオネラ菌は水温25℃~42℃、水流のよどみや水垢、自由アメーバの存在、これらの条件が揃うと爆発的に増殖し、エアロゾルにより空気中に飛散し、これを吸い込む事により感染する。


近年ではレジオネラによる病院感染予防が重要視され、水道水のレジオネラ対策が実施されているが、熱水や塩素による消毒では十分な効果が得られず、水道水の紫外線照射、二酸化炭素、銅銀イオン化装置、モノクラミンなどによる上水の消毒が試みられ、効果を上げている。


参考→厚生労働省:レジオネラ症防止指針