環境整備で得に問題となる微生物
1.環境には多くの微生物が存在するため、清潔・・・つまり微生物の種類と量を感染しない程度に減らす事
が病院感染対策における環境整備の基本である。
2.レジオネラは水道水や加湿器、ネブライザーの管理が重要であり、アスペルギルスは病院の改築時に
注意が必要となる。
3.グラム陰性桿菌は水や水周りに繁殖するので、環境や器具はよく洗浄、消毒した後、完全に乾燥させ
る。
4.乾燥環境に長期生存するMRSA、VRE、デフィシル菌は丁寧な清掃、あるいは低度消毒薬(芽胞化し
たデフィシル菌には無効)による清拭が必要である。
5.非結核性抗酸菌は水周りに存在し、塩素系やアルデヒド系の高度消毒薬に耐性傾向がある。