風も吹くなり
雲も光るなり
生きてゐる幸福（しあわせ）は
波間の鷗（かもめ）のごとく
漂渺（ひょうびょう）とたゞよひ
生きてゐる幸福は
あなたも知ってゐる
私もよく知ってゐる
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなり
林芙美子
注、漂渺～ かすかではっきりしないさま。
果てしなく広いさま。
お越しいただきありがとうございましす。
クイズ
次の漢字を読みなさい。
１． 迂闊 ２． 狡猾
現政権は社会保障と何度言っても
実現せず
消費税ばかり上げている。
他国をみれば消費税は福祉に
充てられている。
日本の場合不足している予算の
穴埋めに使われていると思えてならない。
このため福祉にある程度
頼らざるを得ない僕は今までも
またこれからも苦しい思いを
しなければならない羽目になる。
これは僕がいくら頑張っても
人並みに働けないことに起因する。
横着をしているわけではない。
怠けているわけではない。
いくら頑張って働いたにしても
今の僕には充分な収入を
得ることが出来ない。
一生懸命、精一杯頑張って
努力してもこれが現状なのだ。
たとえ短くても花を咲かせられる人はいい。
僕は花さえ咲かすことなく
生きている幸福が波間を飛ぶ鷗のように
縹渺としていることをあなたは知らない。
どんなに苦しんでいるか裕福な人ほど
知らない。
花の短い命さえなく
自分にとって苦しいことばかり多すぎる。
風が吹き
雲が光っても
雨が降っている。
