灯台下暗し | 節約生活 ~ レゾン・デートルのブログ 

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 最近マジな話ばかりになってしまった。

 
 今日もマジな話。


















 社会人になった年に奇しくも父が癌だと判明した。


 父は意志の強い人間でこのことを覚悟していてクリニックへ


 行く前に遺影に用いるための写真を撮っていた。










 僕は末っ子で目の上のたんこぶであることは承知していた。


 父は旧弊な考え方の持ち主で結婚し家を持ってば安心する


 と分かっていたが社会人になったばかりの僕にはどうする


 こともできなかった。










 そこでとりあえず結婚だけでもと思ったのだが女性とは冗談


 くらいしか交わしたことがなかった。


 理由は今までに書いてきた通りである。


 女性の気持ちも当然わからない。


 そんな僕には甚だ困難なことだった。









 
 というわけでお見合いをしたのだがこれまた30連敗以上


 したと思う。


 そもそも相手は一日潰せて昼食をタダで食べられるといった


 理由で来ているだけで結論は会う以前から決まっている人


 ばかりであった。










 そんなことでかなり遠回りをしてしまった。


 そこまではいいとして当時のしつこいお客の申し入れを受け


 たのが「結婚は人生の墓場」になってしまった。


 父が癌に侵されて12年目になろうとしていた時であった。


 父はあと3年とも5年とも言われていたが衰えを隠せないに


 しても健在であった。


 どうにかその時までに兎小屋を建て結婚することができた。










 焦ったがために冷静に考えれば何度もあったチャンスを悉く


 逃してしまった。


 そういう過程を経て今のような状況になってしまった。










 「急がば回れ!」という。


 でも回ってはいられなかった。


 結局「岡目八目」、「灯台下暗し」。













 クイズ

 次な感じを読みなさい。

 1. 奇しくも

 2. 旧弊

 3. 潰す

 4. 悉く


 答えは辞書で調べてください。