ある宗教家の物語
街が洪水になり、水が家まで迫ってきたが、主が助けてくれると信じその人は一生懸命祈った。
主よ助けてください。
水位があがり、屋根の上に避難したが、それでも祈り続けた。
手漕ぎボートに乗った男が近づいてきて「乗れ」と叫んだ。
しかし、丁重に断り「主が救ってくださいます」といった。
やがて水位が膝あたりまできたとき
モーターボートが助けに来た。
それでも、断り
「きっと主が助けてくださいます」
とうとう州軍がヘリコプターで助けにきた。水位は首まできていた。
縄はしごに捕まるよう言われたが、
やはり
「主が助けてくれるから結構です」
と、次の瞬間水に飲み込まれ溺れ死んだ。
宗教家は天国で、
「主よ、何故救ってくれなかったのですか?私の信仰は揺るぎないものでした。」
そのとき主の御声が響いた
「見捨てただと!?」
「手漕ぎボートも、モーターボートも、ヘリコプターまで使ったのに、お前は何を待っていたのだ!」
人は、助け舟が与えられているのに
それが本当の助け舟とは気づかずに自滅してしまうことも多いのではないでしょうか。
与えられたチャンスも同じ。
自ら手を伸ばし掴まなければ、今の状態はけして変わらないものだと、
この話から感じました。
ちょっと紹介まで。